クラッシュバンディクー6〜危機一髪!?追憶放浪記〜


伝説のスーパーロングジャンプさん作

第8話 驚愕!絶望の廃墟!!

クラッシュ達は休む間もなく次のワープ先へ移動することにした。そしてワープ台に乗り周りの景色がだんだんと移り変わっていく・・・
その時、クラッシュの目に飛び込んできた景色は想像を絶するものだった。
クラッシュ:何だ・・・コレ
クラッシュは絶句した。そこには、最早原形をとどめていないビルの瓦礫とところどころに燃え盛る炎があるだけだった。
これでは同時多発テロどころの騒ぎではない・・・つい最近まで国家の重要都市であったその場所はそれほどの廃墟と化していた。
クラッシュ:これも・・・コルテックス達の仕業か!
クランチ:おそらくは・・・信じられんことだが
まさかクラッシュが記憶を失っているうちにここまで世界征服が進行していたとは・・・クランチはこれまでにない不安を感じていた。
クランチ:とにかく先へ進むぞ!
クラッシュ:おぅ!
すると、瓦礫の影から作業員達が出てきた。
クランチ:む!こいつらコルテックスの手下か!
クラッシュ:え〜いスピンアタック!
クラッシュ達は、作業員達を次々と倒していった。が、先に進めば進むほどその数は次第に増していった。
クランチ:くそ、これじゃキリがねぇ・・・
クラッシュは地面に落ちていた鉄パイプを目にした。
クラッシュ:これだ!
クラッシュは鉄パイプを手にし、スピンアタックした。そして、ようやく作業員を全て倒した。すると、近くで何かが壊れるような轟音がした。
クラッシュ達はその音がした方を見ると、何とそこには巨大なメカが都市を破壊している光景が目に映った。
クラッシュ:アイツの仕業か!
クランチ:急ぐぞ!
クラッシュ達は巨大メカの方へ走って行った。

エヌ・ジン:ハハハハ!拙者のおニュー"メカ・ジン"の乗り心地は最高だー!
狂ったようにミサイルで都市を破壊していくエヌ・ジンの視界の中に、突然クラッシュが飛び込んできた。
エヌ・ジン:ん!?お前はクラッシュ・バンディクー!!此処であったが100年目、拙者の最新メカでお前を粉々にしてくれる!
クラッシュ:街をこんなにしやがって許さないぞ!
エヌ・ジン:これでもくらえ!
メカ・ジンはクラッシュに向け2,3発ミサイルを撃ってきた。
クラッシュ:わわっ!ミサイルが追いかけてくるー!
クランチ:クラッシュ!こいつを使え!
そう言ってクランチはリンゴバズーカを投げこんだ。
クラッシュ:サンキュークランチ!
クラッシュはリンゴバズーカを構え、ミサイルに向かって撃った。リンゴ弾は見事ミサイルに命中し、その場で爆発した。
クランチ:そいつでメカの武器を狙うんだ!
クラッシュ:分かった!
クラッシュは、メカ・ジンのミサイル砲に向けリンゴバズーカを連射した。すると、ミサイル砲は火花を散らしながら豪快に飛び散った。
エヌ・ジン:おのれクラッシュ・・・これならどうだー!
今度は右腕のバルカン砲を撃ちこんだ。クラッシュは瓦礫の影に隠れそれを避けた。すると、どこからともなくアクアクがやって来た。
クラッシュ:あ、アクアク!
アクアク:クラッシュ、奴が攻撃をやめた瞬間を狙うのじゃ
クラッシュ:よ〜し!
エヌ・ジン:隠れても無駄だぞクラッシュ!
次は腹部のニトロバスターで瓦礫ごと大きな爆発で吹き飛ばした。
クラッシュ:ケホッケホッ・・・危ねぇ〜助かったなアクア・・・
アクアクは粉々に砕けていた。
クラッシュ:ええええええええ!?アクアーク!!(早くも!?)
アクアク(魂):(ワシ登場する度に毎回やられてるんだけど・・・)
エヌ・ジン:ハハハハ!片腹痛いわ!
クラッシュ:くそーアクアクの死は無駄にしないぞ!
アクアク(魂):(だからワシ死んでないって!)
クラッシュはリンゴバズーカで的確にメカ・ジンの武器に当て、バルカン砲とニトロバスターを破壊した。
しかし、負けじとエヌ・ジン(が操縦するメカ・ジン)も左腕の火炎放射器で反撃した。
クラッシュ:くそっ!これは隙がない・・・どうすれば・・・
クランチ:俺が奴をひきつける。その隙に撃て!
クラッシュ:分かった、いくぜ!
クランチはメカ・ジンの前に飛びだし、うまくメカ・ジンをひきつけた。
クラッシュ:クランチ、お前の命も無駄にしないぞ!
クランチ:いや俺もまだ死んでねーよ!
クラッシュは見事火炎放射器も破壊し勝負はついた。かに見えたがエヌ・ジンはまだ諦めていない様子だった。
エヌ・ジン:仕方ない・・・踏み潰せ!メカ・ジン!
そう叫ぶとメカ・ジンはクラッシュめがけて巨大な体をジャンプさせた。
クラッシュ:何ー!?
クランチ:あんな巨体で跳べるのか!?
ドッスンドッスンと地響きを立てながらクラッシュを追い詰めた。
クラッシュ:くっそー!これでもくらえ!
クラッシュはリンゴバズーカを両足に命中させた。
エヌ・ジン:フフフ・・・効かぬわ!
クラッシュ:くそっビクともしない・・・
クランチ:関節部分だ!関節部分の耐性は弱いはずだ!
エヌ・ジン:ギクッ!
クラッシュ:そうか!今度こそくらえー!
クラッシュはリンゴバズーカを足の関節部分に向けて連射した。すると、メカの足が破壊されメカ・ジンは大破してしまった。
クラッシュ:やったーい!
エヌ・ジン:おのれクラッシュ・・・覚えておれー!
そう捨て台詞を吐きながらエヌ・ジンは夜空の遥か彼方へ飛んでいった。
そして、クラッシュ達は自分の家に戻った。
クラッシュ:はぁ〜今日は疲れた・・・
ココ:そうね。今日の冒険はひとまずここまでにしてもう寝ましょう
すると、クラッシュは突然倒れ瞬く間にいびきをかきだした。
ココ:もう寝た!?余程疲れてたのね・・・

一方、吹っ飛ばされたエヌ・ジンはちょうどコルテックスの浮遊基地に着地した。エヌ・ジンが見上げた先にはコルテックスが立っていた。
コルテックス:どうやらクラッシュの記憶が戻りつつあるようだな・・・
ウカウカ:どうするんだ!このままではまた野望の邪魔をされるではないか!
コルテックス:うむ・・・どうやらあいつとはどうあっても直接戦わなければならない運命らしい
エヌ・ジン:・・・と言いますと?
コルテックス:これからこの基地ごとクラッシュの家に向かう!クラッシュとの全面対決じゃあああ!!
コルテックス達の巨大浮遊基地はゆっくりと動き始めた・・・
続く

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