クラッシュバンディクー6〜危機一髪!?追憶放浪記〜


伝説のスーパーロングジャンプさん作

第9話 浮遊基地に進入せよ!!

ゴロゴロゴロゴロ・・・
クラッシュ:・・・?何だ?
振り返ると、そこには大きな岩玉が勢いよく転がってきていた。
クラッシュ:!!ぎゃあああああああ!!いきなり何これ!?
クラッシュは一心不乱に走り続けた。が、徐々に大玉との距離は縮まってきていた。
クラッシュ:くっそー!このままじゃ潰されるー!!
アクアク:クラッシュ、スピードシューズじゃ!
クラッシュ:スピードシューズ!?
クラッシュはこれまで以上に神経を集中させ走った。すると、不思議と足が軽くなったように感じた。大玉との距離も徐々に離れていく。
アクアク:そうじゃ。それがおぬしの本当の走り"スピードシューズ"じゃ!
バッ
クラッシュは目を覚ますと同時にスピードシューズを思い出した。
クラッシュ:そうか・・・スピードシューズ・・・
ブロロロロロロロ・・・
突然、家の外から何かの機械の大きな音が聞こえてきた。すると、ココが慌てた様子で家の中に入ってきた。
ココ:お兄ちゃん、大変!!
クラッシュ:今度は何?
ココ:コルテックスの基地が家まで来たのよ!
クラッシュ:な、なんだってー!?
コルテックス:ハッハッハ!聞こえるかクラッシュども!今度こそ決着をつけてやるぞ!
拡声器を介したコルテックスの声が空中に響く。さらに、乗り物に乗った大勢の作業員達が浮遊基地から出てきた。
クランチ:こいつは逃げるわけにはいかねぇな
ココ:皆!これに乗ってコルテックスの基地に行くわよ!
ココは3人分のロケットボードをとりだした。
クラッシュ:よし、いくぜ!
クラッシュ達はロケットボードに乗り込み勢いよくエンジンをふかした。
クラッシュ:ぃやっほぅ!くらえ!ロケットスピンだ!
クラッシュは作業員達の攻撃を避けつつ、ドリルのように作業員にスピンアタックをかました。

こうしてクラッシュ達は無事浮遊基地の入り口にたどり着き、基地の内部へと入って行った。
内部にはやはり多くの研究員や作業員がクラッシュ達を襲ってきた。クラッシュはこれをスピンアタックで景気よく弾き飛ばしていき、
ある扉の前にたどり着いた。
クラッシュ:この扉全然開かないぞ?
アクアク:この扉は基地のどこかにある3つのスイッチを押さなければならんようじゃ
ココ:それじゃ3人で手分けして探しましょ
こうして3人はそれぞれボタンを探しに行った。クラッシュは大穴の上に不安定な足場があり、壁から光線が出ている道を進んだ。
これをダブルジャンプで何とか進むとその先にスイッチ箱があった。
クラッシュ:よ〜しこれだな?
クラッシュはスイッチ箱を押し、扉の前に引き返すことにした。
一方、ココは天井が極端に低い道をしゃがみながら進んでいた。するとそこに監視ロボが入り込んできた。
ココはそれを足払いで壊しながら進み、ようやく天井が普通の高さの部屋にでると、その中心にスイッチ箱があった。
ココはこれを押し、またしゃがんで来た道を引き返した。
そしてクランチは分厚い鋼の板が何枚も並んだ場所にいた。その先にスイッチ箱とそれを守るかのように設置されたレーザー光線砲がある。
クランチは板に捕まりレーザーを避け、素早く次の板に捕まり徐々にスイッチ箱に近づいて行った。
そしてついにスイッチ箱の前にたどり着き、レーザー砲を壊してからスイッチを押した。
こうして、頑丈なその扉は気だるそうにゆっくりと開いた。
クラッシュ:お、開いた!これで先に進める!
クラッシュ達はしばらく先に進むと、研究室のような部屋がいくつも繋がっている場所にやって来た。
クラッシュ達は研究員を倒しながら迷わないように先に進み、恐らく最も大規模であろう研究室にたどり着いた。
アクアク:この先は恐らく研究員や作業員の生産工場じゃ、これまで以上に複雑な道になるぞよ
これを聞いて3人は気を引き締めて先へ進んだ。工場内はやはり複雑な設計になっており足場になりそうな所をを探りながら先に進んだ。
しかも、生産されたばかりの作業員が次々とクラッシュ達を襲いクラッシュ達の体力を徐々に削っていった。
ようやく工場を抜けると、そこには最後の砦らしきステージが用意されていた。
アクアク:さぁ、ここを抜ければコルテックスのところまでもう少しじゃ
クラッシュ:よ〜し、やるぞ〜!
クラッシュ達は次々と襲い来る作業員・研究員やトラップを攻略し、どんどん先に進んでいった。
すると、今までで一番大きな部屋にたどり着いた。よく見ると奥には何かの物影が見える。
???:フフフ・・・ようやく来たわね
ココ:!誰なの!?
ニーナ:あたいよ!おじさんと闘いたいならこのあたいを倒してからにしな!
ディンゴ:おっと、オレっちもいるぜぇ
タイニー:ガオー!タイニー、リベンジする!
クランチ:3人か・・・分がいいぜ。やってやろうじゃねぇか!
ニーナ:決まりね。最高のステージを用意してやるわ!
そう言ってニーナは持っていたスイッチを押した。すると、轟音と共に床が裂けるように動き出した。
クラッシュ:うわわっ、何だ!?
クラッシュ達は3人とも引き離され、それぞれ特徴的な地形の場所になっていった。
そしてニーナ、タイニー、ディンゴもそれぞれの足場に着き、相手の方を睨んだ。
ニーナ:どう?あんた達が眠るにふさわしいステージでしょ?
クラッシュ達も負けじと睨み返し、まさに一触即発の事態となっていた。
続く

戻る