CRASH RUMBLE OF NEWTANTS


伝説のスーパーロングジャンプさん作

Episode1 A Surprise Attack

宇宙要塞での騒動にて、コルテックスは何とか部下と共に宇宙要塞の脱出に成功した。
コルテックス「おのれクラッシュ・・・ワシがあんな奴に操られるなんて!人生最大の屈辱だ!!」
いつも以上にイライラした口調で声を荒げるコルテックス。
コルテックス「次こそは・・・次こそは絶対勝って見せる!これまでのなんか目じゃない最強のミュータントを作ってやる!」
コルテックスは部下達を総動員させ、わずか10日間で無人島に新たな基地を作ってしまった。そしてコルテックスは研究室に閉じこもり必死で開発を進めた。

それから1年後・・・

クラッシュ「もう食べられないよ・・・むにゃむにゃ」
クラッシュはいつものように丘でのんびり昼寝をしていた。そこに忍び寄る何者かの影。その影は徐々にクラッシュに近づき、ついにクラッシュの正面に立った。
そして、クラッシュの方へ手を伸ばす・・・すると、何とクラッシュはその手を弾いた。
???「!?」
クラッシュ「う〜んだからもう食べられないって・・・うわあっ!!」
寝ぼけながらもどうにか目覚めたクラッシュは目の前にいる者を見て跳びはねるように驚いた。何と目の前にいたのはコルテックスが作り出した怪物"ミュータント"だった。
周りにはコルテックスの部下らしきミニオンズが何匹かいた。いきなりヤバい状況だ・・・;しかしクラッシュは余裕の笑顔を見せた。
クラッシュ「おーい!アークアーク!」
大声でそう叫ぶと、アクアクはまるできん○ん雲のように飛んできた。
アクアク「どうしたまたコルテックスかの?」
さすがに何度もコルテックスの世界征服計画を挫いてきただけあって、こういうパターンももう慣れているのである。
戦闘準備が整ったところでクラッシュは、ヤマアラシとカニを掛け合わせて創られたミュータント"スパイク"の方へ走り出した。
クラッシュは、パンチやキックの連続技でスパイクを見事気絶させた。
クラッシュ「今だ!」
クラッシュはアクアクをスパイクの顔に被せ、スパイクの上に乗った。
クラッシュ「それいけー!」
スパイクはクラッシュにジャックされ、ミニオンズを倒しにかかった。
スパイク「ぐぉー!」
スパイクは手を地面に叩きつけると、その周りから巨大な棘が無数に飛び出してきた。この強力な攻撃にミニオンズはなす術なく倒れていくだけだった。
こうしてあっさり奇襲を返り討ちにしたクラッシュだったが、1つ心配事ができた。
アクアク「こうなると家の方も襲われているかもしれんな・・・急いで家に戻るのじゃ!」
クラッシュはスパイクから降り、急いで家に向かった。しばらく進むと、突然矢のようなものが飛んできた。
クラッシュは慌ててこれを避け、飛んできた方を見るとそこにはやはりミュータントの姿があった。狐と熱帯鳥の合成生物"スナイプ"だ。
スナイプは再び矢のようなものを放ってきた。クラッシュはそれを避けながら近づいていき、飛び蹴りからのスピンアタックで一気に攻撃し、スナイプを気絶させた。
しかし、その先にはまだスナイプが2匹構えていた。
クラッシュ「仕方ないなぁ」
クラッシュはアクアクをスナイプに被せ、スナイプをジャックした。そしてスナイプ2匹に矢を飛ばし見事2匹を倒した。
その後も何匹かミュータントが現れたが、クラッシュはそれを倒しやっと家までたどり着いた。すると、案の定家の前には3匹のミュータントが襲いかかろうとしていた。
大きな牙をもった熊と猪の合成生物"ゴアー"とスパイク、スナイプがココ、クランチに近づいていく。そこへクラッシュ達が間を割って入って来た。
クラッシュ「やい!オイラの家族に何するんだ!」
ココ「お兄ちゃん!」
クラッシュは正面にいたゴアーに殴りかかり、気絶させた。そして手際よくアクアクを被せてジャックし、ゴアーはスナイプとスパイクに息を吹きかけた。
すると、スナイプとスパイクは動けなくなりゴアーの強力な突進で倒された。
ココ「ありがとうお兄ちゃん、助かったわ。それにしてもまたコルテックスがミュータントを使って世界征服しようとしてるのね・・・」
そう言って家の奥から何かを取り出してきた。それは、去年ブリオが作り出した洗脳ヘルメットだった。
クランチ「それは・・・!」
ココ「洗脳ヘルメットを少しいじったのよ。これでニュータントをジャックできる。私も力になるわ」
クランチ「おお!じゃあ俺も・・・」
ココ「いやそれが・・・ヘルメットは1つしか残ってないのよ・・・」
クランチ「え〜〜〜!?俺また出番なしかよ!?」
ココ「ま、まぁまぁ・・・」
こうして、クランチは家で留守番することになったがクラッシュ達はコルテックスの元へ旅立つことになった。
・・・と言ってもコルテックスが今どこにいるのかは分からない。これから何処へ向かえばいいのか見当がつかなかった。
と、その時ジャングルの方から何かの物音がした。
ココ「!ミュータント!?」
ココの予想通り、出てきたのはサイとアルマジロの合成生物"サイマジロ"だった。サイマジロは大きな体を丸め、猛烈な勢いで転がり始めた。
そしてものすごい速さでクラッシュに向かって転がって来た。クラッシュはそのスピードに反応しきれず、ペッチャンコに潰されてしまった。
ココ「お兄ちゃん!」
クラッシュ「ひぃ〜苦しい〜」
と、その時サイマジロが浜辺に出たところで方向転換しようとわずかにスピードを緩めた。
ココ(今だ!)
ココは一気にサイマジロに近づき、たたみ掛けるように空手キックの連続技を決め、サイマジロを気絶させた。
すると、ジャングルからもう一匹のサイマジロが現れた。
クラッシュ「もう1匹来た!こいつはオイラがやるっ!」
やっと元に戻ったクラッシュがサイマジロに向かっていく。サイマジロは勢いよく転がってくる。クラッシュはジャンプでこれを避ける。
クラッシュ「くらえドリルアタック!」
クラッシュは空中で回転しながらドリルのようにサイマジロにキックした。見事に背中にヒットし、リバウンドを利用して連続ドリルアタックを決めるクラッシュ。
そしてサイマジロはついに気絶した。
ココ「どうやらジャングルの中に何かありそうね」
クラッシュ「よし!こいつに乗っていこう」
クラッシュとココは気絶させたサイマジロをジャックし、玉乗りのようにサイマジロに乗ってジャングルに進入した。

続く

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