CRASH RUMBLE OF NEWTANTS


伝説のスーパーロングジャンプさん作

Episode4 The Misunderstanding

クラッシュ達は遺跡を抜けると、ついに原住民の村の入り口の前にたどり着いた。島にニュータントがうろついているためか、村も厳重な体勢を取っているようだ。
以前より見張り台や堀、塀の数も増え関所のような場所まで出来ている。これは原住民の村に入るだけでも苦労しそうだ。
コルテックス「うーむ・・・どうしたものか・・・」
クラッシュ「・・・・・・よし、こうしよう!」
そう言って突然コルテックスを関所の前まで蹴り飛ばした。
コルテックス「なっ!?」
見上げると、目の前には2人の原住民がいた。そして2人は顔を見合わせ何やら確認をとった後で、何人もの仲間を呼び急にコルテックスを襲いだした。
コルテックス「うわっ!?何だ!?何をするッ!は、離せーッ!!」
クラッシュ「今のうちに行こう」
ココ&アクアク「あ、うん・・・」
こうして3人は哀れな表情のコルテックスをよそにひっそりと原住民の村の侵入に成功した。一方のコルテックスは、きっつい縄で縛られた挙句、原住民たちに連れられて
しまった。まぁ、形はどうあれ全員が村の侵入に成功した。村の中でも原住民は全員槍だの盾だのを持ってかなりカリカリしている。
ココ「これは見つかったらまずいわね・・・」
クラッシュ達はできるだけ原住民たちに見つからないようにパプパプの家を目指した。しばらく進むと、高いトーテムポールに縛り付けられたコルテックスを見つけた。
コルテックス「何でワシがこんな目に・・・」
クラッシュ「うーん・・・しょうがない助けてやるか。じゃ、ココは先にパプパプの家に行ってて」
ココ「分かったわ」

すると、突然原住民の村を守っていた関所や柵が轟音をたてて壊れていった。何とシェレファントを筆頭に大量のニュータント軍団が攻めてきたのだ。
原住民たちは、必死に対抗するもののたちまちニュータント達の猛攻に倒れてしまった。
クラッシュ「うあーこれはヤバいぞ・・・」
クラッシュ達はすぐにニュータント軍団に立ち向かった。クラッシュは、スパイクの集団にパンチやキックを繰り返して闘った。
しかし、クラッシュはいつの間にか他のスパイク達に囲まれてしまった。
クラッシュ「うあぁ・・・こんな時は!」
クラッシュはスピンアタックで周囲のスパイクを攻撃しながら見事包囲網を脱出し、一匹のスパイクの背後に回り込み渾身のキックを放った。
とうとうクラッシュはスパイクをジャックし、周囲の敵を一掃した。しかし、そうしている間にもシェレファントは村を破壊していた。
その時、シェレファントの攻撃がコルテックスを拘束していたトーテムポールにぶつかった。
コルテックス「うわああああああ!!」
ドガシャーン
コルテックス「ごほっごっほ・・・ったく散々な目にあったわい・・・」
コルテックスは持ち前の悪運でこの危機を無傷で乗り切ったが、依然としてコルテックスの前にはシェレファントが立ちはだかる。
シェレファントは今にもコルテックスを踏みつぶそうとその重い足を上げた。
コルテックス「うわーっ!こっちに来るなぁ!!」
光線銃を足に連射し何とか攻撃は防いだが、その後は防御態勢に入られダメージは与えられていないようだった。
コルテックス「ええいだったら・・・こいつはどうだ!?」
光線銃の弾を切り替え、パワーを充電するコルテックス。その間にも、シェレファントは再びコルテックスに攻撃しようとしている。
コルテックス(頼む!間に合ってくれ!!)
その時、シェレファントの体勢が少し崩れた。背後からココが飛び蹴りをかましたのだ。光線銃の装填も完了し強力な一撃をシェレファントに放つ。
これを受けてシェレファントは大きく体勢を崩した。
クラッシュ「サンキューコルテックス!」
コルテックスの背後からスパイクに乗ったクラッシュが飛び出してきた。そしてシェレファントに無数のとげを突き出しとどめの一撃を放った。
こうして3人の協力により、ついにシェレファントは倒れ込んだ。そして3人は、パプパプの家を目指して先へ進んだ。

そして、パプパプの家の前に着くやいなや、その家からパプパプが出てきた。
パプパプ「村をこんなにしたのはお前達パプか!許さないパプ!!」
クラッシュ「えーっ!ちょっ違っ・・・」
パプパプは問答無用で杖を構える。そして、古代魔法で先ほどクラッシュ達が倒したシェレファントを操った。
コルテックス「何だと!?もうあんな奴と闘うのはこりごりだ!」
ココ「でも・・・これはやばいんじゃない?」
パプパプ「お前達!さっさと村から出ていくパプ!!」
そう言ってシェレファントの頭上に乗り、シェレファントでクラッシュ達を襲った。
クラッシュ「しょうがない。もう1回倒すぞッ!」
そう言って、スパイクと共にシェレファントに向かった。が、シェレファントの火炎放射によりあっけなくクラッシュは吹っ飛ばされてしまった。
ココ「これ前とまったく同じ展開じゃない・・・」
クラッシュ「何のッ!!」
クラッシュは吹き飛ばされた勢いを利用し、シェレファントに思い切りドリルアタックを放った。これにシェレファントは不意を突かれ、体勢を崩した。
クラッシュ「よし、いくぞアクアク!」
アクアク「え?何が・・・?」
クラッシュはアクアクを両手で掴みシェレファントに飛びかかっていく。
クラッシュ「いっけぇー脳天かち割りアクアクアタッーク!!」
アクアク「何じゃそりゃー!?」
クラッシュはアクアクをハンマーのように思い切りシェレファントの頭に叩きつけた。シェレファントはさらなる予想外の攻撃に色んな意味で衝撃を受けた。
ココ「倒すなら今しかないわね」
コルテックス「ええいもうどうなっても知らんぞ!」
そう言って2人もクラッシュの加勢に入った。3人はシェレファントに一斉に攻撃し、ついにシェレファントを再びノックダウンさせた。
クラッシュ「へっへ〜ん!どんなもんだい!」
パプパプ「こうなったら・・・これでもくらうパプ!」
パプパプは杖を掲げ地面に向かって思い切り振り下ろした。すると、地響きしていると感じるほどの強い衝撃派が生じた。
クラッシュ「うわーっ!」
コルテックス「分からず屋め・・・黙らせてやる!」
そう言ってコルテックスは光線銃で大きな一撃をパプパプに向かって撃った。
パプパプ「ぐふっ!」
パプパプはコルテックスの光線銃により、身体が麻痺してしまい動けなくなってしまった。

コルテックス「これで大人しく話を聞く気になったか?」
ココ「そんな言い方ないじゃない。ねぇパプパプさん?私達は敵じゃないわ。あの怪物たちを倒すためにあなたに手を貸してほしいのよ・・・」
続けてココはパプパプにこれまでの経緯を話した。
パプパプ「それで・・・パプパプに一体何をしてほしいって言うパプか?」
アクアク「船じゃ。この村の者たちが漁に使っている船があったじゃろ。それをワシらに貸してほしいのじゃ」
パプパプ「・・・分かったパプ。ただし1つだけ条件があるパプ」
コルテックス「何だ?」
パプパプ「パプパプも一緒に連れていいてほしいパプ!パプパプ、奴らだけは絶対に許せないパプ!」
アクアク「ほぅ、それは心強い限りじゃ!喜んで受け入れようぞ」
こうして、パプパプもクラッシュ達の仲間に加わることになった。クラッシュ達は早速、コルテックスの基地へ向かう準備を進めていった。

続く

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