CRASH RUMBLE OF NEWTANTS


伝説のスーパーロングジャンプさん作

Episode5 Dangerous Passage

いよいよコルテックスの基地へ向かう準備が整った。パプパプも一緒に冒険に出るという事もあり、村で一番大きな船を用意し、原住民総出で送り出された。
原住民「デワ、オキヲツケテ」
パプパプ「うむ、行ってくるパプ」
クラッシュ「そんじゃ、出発進行〜!」
テンションの高い掛け声で、大きな船はゆっくりとコルテックスの基地がある島へと動き出した。クラッシュ達は、移動中にこれからの行動について話しあった。
コルテックス「ワシの基地は侵入者が入りにくいように設計した。研究室に入るにはまず長い通路を通らなければいけない」
ココ「それじゃ、役に立ちそうな物はあらかじめ見当をつけておいてさっさと持ってくるのがいいわね」
コルテックス「そうだな・・・さしあたって役に立ちそうなのは、エヌ・トランスとブリオか。
ブリオは洗脳ヘルメットの研究をしていたし、エヌ・トランスは催眠術師だ。ニュータントのジャックに役立つだろう。
ああ、それと最近になってリパー・ルーが洗脳の研究を進めていると聞いた。あいつのところにも一応行ってみるか・・・」
それらのことを踏まえたうえで基地を進むだいたいのルートを決めていった。そして、船はいよいよコルテックスの基地へ到着した。

すると、早速クラッシュ達に気付いたスナイプがこちらに向かって矢のように羽を飛ばしてきた。
コルテックス「ええい、邪魔な!」
そう言って光線銃でスナイプの羽を相殺した。続いてパプパプが杖を構えて思い切り振り下ろした。すると、地面に衝撃が走り、その衝撃がスナイプにまで届いた。
スナイプは立ちくらみ、ジャックまであと一歩といったところだ。そこで、ココが走り出し勢いそのままにスナイプに飛び蹴りをかましてジャックした。
そして、ココはスナイプの羽で遠くの扉のロック機能を破壊させることで道を開いた。
ココ「さぁ、急ぎましょう」
コルテックス「しかしいきなりニュータントが現れるとは・・・ここももう駄目かもしれんな」
アクアク「いいか?ニュータントはタ〜ンと(ちゃんと)倒すんじゃぞ!ぬぁ〜んつってな!」
アクアクがこれまででも1位2位を争うほどレベルの低いギャグを言った直後、辺りの通路が一瞬にして凍りついてしまった。
ココ「ええ〜凍った!?確かに寒かったけど」
アクアク「んなわけあるかい!前をよく見るんじゃ」
4人は前を見ると、奥からネズミの怪物"ツララット"が迫ってきているのに気付いた。
どうやら通路を凍りつかせたのはツララットの仕業のようだ。(空気を凍りつかせたのはアクアクだが)
ツララットは手を地面に叩きつけると、そこから巨大な氷柱を発生させた。不運にもクラッシュの手がその氷柱に当たってしまい、その手が氷の中に幽閉されてしまった。
クラッシュ「何だこれ・・・抜けないー!助けてー!」
コルテックス「全身氷漬けになるよりはマシだろ!溶けるのを待ってろ!」
ココ「とにかく、あいつを倒すのが先決ね」
そう言って、ココはツララットに向かった。ツララットは手を振りかざし、ココを攻撃しようとした直前、ココはその手を空手キックで弾き、
さらにかかと落としで追い打ちをかけ、最後に飛び蹴りで気絶させてツララットをジャックした。するとその途端に、奥から次々とツララットがやって来た。
ココ「厄介なことになったわね・・・」
ツララットが次々に氷柱を繰り出す。ココ操るツララットの氷柱と、パプパプの衝撃波で何とかそれらを相殺した。
そして、コルテックス、ココ、パプパプそれぞれがツララットとの乱闘を勝ち抜き、廊下を進んでいった。

すると、割と大きな水路にぶつかった。何かの機械を冷やすのに使われているのだろうか。とにかく、先に進むにはこの水路を飛び越えないといけない。
そこでココ達は、ツララットの息を吹きかけその水路を凍らせて先に進もうとした。しかし、何故かその氷がすぐに溶け出してしまった。
ココ「何で!?」
パプパプ「アレを見るパプ!」
何かに気付いた様子のパプパプがその方向に杖を向けた。その杖の先には、何と亀と溶岩の合成生物"マグマドン"が拳の炎で氷を溶かしていた。
コルテックス「アイツの仕業か!」
コルテックスはツララットに氷柱攻撃を出させ、見事にマグマドンを捉えた。しかし、他のマグマドンが瞬く間にその氷を溶かしてしまう。
コルテックス「くそ、相性が悪すぎるな」
その時、後ろから大声が聞こえてきた。その声は徐々に大きくなってくる。と同時に激しい足音が猛スピードでこちらに近づいてきている。
コルテックス「何だ!?」
クラッシュ「うぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
何とようやく氷柱から手を抜いたクラッシュが、物凄い勢いで走ってきた。その表情は怒りと悲しみに満ちている。
そして、クラッシュはそのままマグマドンの集団へまっしぐらに突っ込んでいった。
クラッシュ「オイラを置いてくなあああああ!!」
そう叫びながら、マグマドンの腹を思い切り蹴り飛ばした。マグマドンはたまらず腹を抱えた。しかしクラッシュの怒りの鉄拳はなおも止まらない。
たちまちマグマドン達は全滅に追い込まれた。
クラッシュ「アクアクまで・・・アクアクにまで見放されるとは〜ッ!」
クラッシュは泣きながらアクアクをわしづかみにして激しく揺らした。
アクアク「ギャ〜〜すまあああん!」
ココ「ま、まぁお兄ちゃんのおかげで助かったわ」
そう言ってツララットの吐息で水を凍らせ先を急いだ。
コルテックス「着いた!ここはリパー・ルーの研究室だ」
そして扉を開けると、そこには難しそうな本やら爆弾箱やらが所狭しと置かれていて、その奥にピョンピョン跳びはねている青い影があった。
これはもう間違いなくリパー・ルーだ。コルテックス達はリパー・ルーに近づいていく。
コルテックス「やぁやぁリパー・ルー。ワシだ。コルテックスだ」
リパー・ルー「ん〜?あ〜れまぁ〜!コルテックス博士じゃないかにょ〜!それと後ろにいるのはクラッシュと愉快な仲間達じゃないかにょ〜?!
戻ってきたんだねぇ〜ン!」
コルテックス「あぁ、ニュータントどもをこらしめるためにな。そこで、是非君に力を貸してほしいんだよ」
リパー・ルー「・・・ニャ〜ハッハッハッハッハッ・・・ニャ〜ハッハッハ〜〜〜!!」
何故か急に大笑いし始めるリパー・ルーに、4人は困惑した。
リパー・ルー「いいにょ〜!調度アレを試してみたかったところだにょッ!皆よろしくだにょ〜ン!」
コルテックス「あ、あぁそうか・・・それはよかった・・・」
だが、この時4人は若干不安に思っていた。
4人(こいつ・・・絡みづらい・・・)

続く

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