クラッシュ・バトルストーリー


ヴァイオレットさん作

第7話 師範ライアとアシュレイ

?1「久しぶりに道場に帰ってきたよ…」
?2「…うん…」

道場

?3「おかえりだネ。」
?2「…ただいま…チェン…」

その頃…何者かのアジトでは…

ア「何だって!?それは本当かい!?アシュレイ姐さん!」
?5「本当らしいな…」
?6「あの伝説の師範が帰って来るとはビックリだね♪」

アシュレイ・タイラ、ウィーゼルズの幹部…
(アシュレイ、以下アシと表記)「それにしても…
あのクラッシュ・バンディクーとかいう奴の妹がお前を
倒した様だな…次は私が行こう…」

ア「姐さん…油断しないで…アイツはかなり強いよ…」
アシ「私に任せておけ…」
?6「健闘を祈るよ♪」

クラッシュ達の家

ク「いやあ凄かったね…」
コ「まさかの逆転劇…」
クロ「あぁ…ん?」
ピロリリロリロリン♪と携帯の着信音が鳴る。
クロ「なんだ?フラップ?」
フラップ、以下フと表記「クロック!大変だ!世界中でも
有名な師範が『百獣道場』に帰ってきてるぜ!」
クロ「マジか!?じゃ行くぞ!」
カチッ

ク「えーっ!?また行くの!?」
クロ「今度は本当に大物と会えるぞ!」

その頃…公園では…

「アシュレイ様!クラッシュ達がこちらへ向かってきているようです!」
アシ「そうか…だが私はクラッシュではなくココとかいう者と戦いたいのだがな…」
「はっ!そうでしたか!」
アシ「(アイラを倒した位だ…どれだけ強いのかが気になる…)」
そう、アシュレイ達は待ち伏せしていたのである。

そんな事をクラッシュ達は知らずに公園の通りに段々と近付いていた…

クロ「師範の中にはムート曰くとても美人な奴がいるらしいな…」
ク「え!?本当!?綺麗なおねえさんに会いたい!」
コ「…また始まったわ…お兄ちゃんたら…」
?7「社長!」
コ「ティア!来たわね!」
テ「社長がそれは世界でも有名な百獣道場に行くと
聞きましたから私も行こうかと思いまして…」
ティア・バンディクー、ココのボディーガード。
?5「……」
スタッと公園の塀から飛び降りる少女。
コ「貴方誰!?」
アシ「名乗るほどの者ではない…だがココ…お前と勝負する!」
テ「社長には指一本触れさせませんよ!」
?4「…待て…」
コ「貴方は一体…」
?4「…ボクは百獣道場の師範…ライアだよ…」
アシ「ライア…貴方が何故ここに!?」
?4「散歩してたら君達を見つけたんだ…」
アシ「私達にどうしろと…」
ラ「ティアにアシュレイ…君達は武器で戦う者同士…
どっちが強いかこの目で確かめさせてもらうよ…」

テ「…望む所です」
アシ「…!」
アシュレイの杖による連続の突きをお見舞いする。
だがティアは刀で全て受け止める。
アシ「なかなかやるな…だが…これだけだと思うな!?」
テ「隙あり!」
アシ「甘い!」
ティアの斬撃を杖で受け止めるアシュレイ。どちらも睨み合ったまま引けを取らない…
ラ「…杖と刀…あまり見ないバトルだね…」
アシ「ぬぅっ!」
テ「……!!」
アシ「…そぉぃ!」
テ「!?」
腹部に杖の重い一撃を受け、吹き飛ばされるティア。
コ「ティア!負けないで!」
ラ「…(ここまで…か…)」
アシ「…その程度か?…」
テ「まだまだ…です!!」
最後の力を振り絞り、立ち上がるティア。
アシ「止めだ…」
杖を振り下ろそうとした時だった。
テ「…もらいました…」
アシ「…ぐはっ…」
血を吐くアシュレイ。
ク「凄い!ティアの居合いで倒した!」

ラ「はいっ…そこまで…今の勝負はティアの勝ちだよ…」
アシ「…私の負けだ…だが…ウィーゼルズには最後の一人がいる…
その名も桃蘭(タオラン)だ!もし彼に勝つ事ができれば…
お前を認めてやろう…」
「アシュレイ様!大丈夫でしょうか!?」
アシ「どうってことはない…」
アシュレイに肩を貸して歩いて去っていくウィーゼルズの戦闘員達。

ラ「そうだ…良かったら…ボクの道場に行く?」
ク「あっ!オイラはクラッシュと申しまして貴方と結ばれるのは運命で…そして貴方と秘密の花園へ…へぶっ!」
コ「はいはいさっさと行きましょうね…(怒」
ク「うわあああん!ココ酷い!」

続く

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