クラッシュ・バンディクー 〜運命の始まり〜


残酷時空・やイバさん作

序章 物語の始まり

・・・。
ここはオ〜ストラリアの南東にあるみっつの島。この島は緑でいっぱいです。
動物達はこの豊かな緑の中で毎日自由気ままに過ごしていました。
ところが・・・・・・



世界征服をたくらむ悪の科学者がふたり島にやってきたのです。
科学者の名前は、ネオ・コルテックス、もうひとりはニトラス・ブリオ
といいました。
コルテックスは、この緑いっぱいの島を冷たい鉄の島に改造し、
楽しく暮らしていた動物達をつぎつぎとつかまえていきました。


コルテックスはつかまえた動物達をおりに入れ、自分の兵隊に改造しようと考えました。
『エヴォルヴォレイ』『コルテックス・ヴォルテックス』
このふたつの怪しく光る大きな機械を使って、動物達を強く進化させ、洗脳していきました。

「はの・・・コルテックス様、これまでの失敗の原因がわかっておりま」「わかっておる!」
「ひいぃッ」
「このバンディクーをリーダーにした『コルテックス・コマンド』で世界を征服するのだ・・・
今度こそワシの世界征服の夢が叶うのだ!!ウワハハハハハハ・・・」

「ぬはははははは、早く!!ヴォルテックスに入れろ!!」
「ですがヴォルテックスはまだ完全ではありませんしどうなるかわかりません・・・
へへ、へへ、ヘヘヘヘヘヘ・・・」

しかし、何をどう間違えたのか、機械に洗脳された動物達は、コルテックスの言う事を聞くどころか、
興奮して暴れまわる危険な動物になってしまったのです。
動物兵団のリ〜ダ〜にする予定だった『クラッシュ・バンディクー』はさらに困った事になりました。
元々あばれものだったクラッシュは機械の力で逆に正義感に目覚め、コルテックスの
悪事を見抜いてしまったのです。

ウィーン!ウィーン!!

あわてて窓から逃げ出すクラッシュ。

「またまた失敗だ・・・逃がすなァ!!!」

ガシャーン!!

「うおっと!」

ヒュー・・・・・・

「この娘ならうまく行くだろうぜ・・・」

しかしクラッシュの恋人、『タウナ』はまだ捕まったままでした・・・。




クラッシュは海に飛びこみ、必死に泳ぎました。どれだけ泳いだのか、気付くとクラッシュは
浜辺にたおれていました。

タウナを助けなければ・・・・・・

クラッシュは再びコルテックスの城に向かう決心をするのでした。


クラッシュの長い冒険はここから始まります。

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