クラッシュ・バンディクー 〜運命の始まり〜


残酷時空・やイバさん作

第1章 第2話

「お、来た来た、ここが次のステージ・・・?」 「いや、違う・・・ここは・・・どこじゃ?」
すると突然!

ヒュッ・・・
「え?何これ」 「こ、これは・・・『ダイヤ』じゃな・・・」
「ダイヤ?」 「ひとつのステージにある箱を全て壊すともらえるものじゃ・・・
さっきおぬし、バシバシ箱を壊しとったじゃろ?」
「ああ・・・つまりこれは、箱を全部壊した・・・」 「『証』というわけじゃな」
「へぇ・・・」


「じゃじゃーん!!!」

「な、なんじゃいきなり!年寄りを驚かすでないぞ!」
「いや、だって記念じゃん。うれしいから」 「そ、そうか・・・じゃあこれからダイヤをゲッチューしたら
『じゃじゃーん』とさけぶ事にしようぞ」
「オッケー」

と、いう事でダイヤをゲットしたふたり。白ダイヤです。

「ところでこれ、他にもいっぱいあるのかな?」 「そりゃあ何個かはあるじゃろ」
「ふーん・・・これから集めてみようよ」 「そうじゃな、きっと何かあるじゃろう・・・」

そしてやっとふたつめのステージにやってきました。

「うーん・・・空気がおいしいねぇ〜」 「ジャングルじゃな・・・動物達がたくさん住んでおるじゃろう。
しかし、ところどころに人の手によってつくられたものがある。これは『原住民』が残したものじゃ」
「原住民って何?」 「大昔から住んでいた人の事をいう」
「へぇ・・・」

「あれ、あそこに赤い箱が・・・壊さなきゃ」 「お、おぬし、ちょっと待」
「おりゃー!」

ドガーン!!!

「うわあぁぁ!!」 「ふぅ・・・危ないとこじゃったの・・・」
「な、何が起きたの?それにアクアク、元の色に・・・」 「あの箱は『爆弾箱』と言ってな、
スピンで壊すと爆発する危険な箱なんじゃ・・・」
「え・・・!!じゃあなんでアクアクは元の色に?」 「それはわしが今おぬしを爆発から守ったからじゃよ」
「え?」 「なあに大丈夫じゃて、わしは形を持たぬ、これはわしの形のひとつに過ぎぬ。わしは魔術師じゃからの」
「ごめんアクアク・・・」 「いいのじゃ。わしはおぬしを案内するほかに、おぬしを守る役目もあるのじゃ。それに
今もしわしがいなかったら、今頃おぬしは・・・・・・いや、なんでもない。先を急ぐのじゃ」
「う、うん・・・」


「あれ、なんか出てきたよ」 「スカンクじゃな。スピンで倒せるぞよ」

ピューッ

「ホントだ・・・あ、何あれ・・・なんか岩みたいのが動いてるよ」 「『えんばん岩』じゃ。原住民が残したもののひとちつじゃな」
「あれがそうなのか・・・」 「当たるでないぞ。ペチャンコになってしまうからの」

バキッ

「あ、タウナ・・・いや、違う?」 「お、おぬし!前を見るのじゃ!!」
「え?」

「シャーッ!!」
人食い花が現れた!
「うわーっ!!」 「ガブッ」
「うぐっ・・・・・・クラッシュ、そのプレートは持っておくのじゃ・・・」
アクアクはそういい残し、消えてしまいました・・・。
「あ、アクアク!? どこに行ったんだろ・・・しかもプレート?これのことかな・・・ちゃんと持っておこう・・・」

しばらく進んでみると、アクアクの顔が描かれた箱がありました。

「あ、アクアク!」
バギッ
ウォルタカ!!(ポコポンポン)
「ふぅ、やっと復活できたぞい」 「アクアク!どこに行ってたんだよお!!」
「おぬしを守っただけじゃ。それにそのプレート、しっかり持っとくんじゃぞ」
「これ何?」 「『タウナプレート』じゃ。タウナはおぬしの身を案じておる。みっつ集めてみよ」
「うん・・・」 「タウナの心が幻の世界を作り出し、おぬしのもとに届くやもしれん・・・」

そしてもうしばらく進むと・・・

「あれ?なんか宙に浮いてるよ?」 「ん?なんじゃあれは・・・」
クラッシュたちが近づくと、消えてしまいました。遠ざかると、また出ます。
「・・・何これ、アクアクわかる?」 「いや、ワシにもわからん・・・色がグリーンという事しかわからん」
「まぁいいや、進もう」

「お、タウナプレート2枚目!」 「その調子じゃ」
「スカンクもとんでけー」

「うわー」 「うわー」
スカンクが飛んでいきました。


「!? 爆弾箱の間に・・・何かあるよ」 「これは1UP箱じゃ。たとえ爆発に巻き込まれて死んでしまっても、蘇生できる」
「ふーん・・・でも爆弾箱が・・・」 「タイミングが重要じゃ!ジャンプした直後にスピン!わかったな?」
「や、やってみる!」

ヒュッ、バギッ

「で、出来た!でもなんか」 「急いで逃げるのじゃ!!」

ボッ・・・ボッボッボッボッボッボッ  ドガーン!!!

「・・・爆発しちゃったよ」 「爆弾箱は上に乗るか、その上に何かが落ちると時限爆弾として作動する。
そして3秒後には・・・さっきのように爆発する」
「じゃあ今度からああやればいいのか・・・」 「そういう事じゃ」

バギッ
「あ!3枚目!!あれ、なんか・・・」
ワープ!!シューン・・・・・・・・・



「・・・ん、ここはどこ?」 「ここはタウナの幻の世界じゃ。向こう岸まで行ってみるぞよ」
「うん」

「こんなところにも箱があるんだね・・・」 「細かい事は気にするでない」

「ゴールの音だ・・・あ、タウナ!!」

「うふふ・・・♪」

タウナの幻はそっと微笑み、消えてしまいました。
「タウナ・・・」 「この調子で行くぞい!」
「おう!」


「ふぅ、戻ってきた・・・あ、人食い花!やい、さっきはよくもやってくれたな!」
「シャーッ!!」 「おりゃー!!」

バビューン

「どんなもんだい!」 「お、ゴールじゃ!」
「次へ行こう!」

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