クラッシュ・バンディクー 〜運命の始まり〜


残酷時空・やイバさん作

第1章 第3話

「また来た・・・あれ、今回は何もないのかな?」 「そうみたいじゃのう・・・きっとあれが関っているんじゃろう」
「まぁいいや、次へ行こう」


「ん、次はここか・・・」 「ここは原住民の『とりで』じゃな。原住民は太陽を神としてまつっておる。
そのためか原住民のとりではとても高いのじゃ」
「じゃあ結構長そうなところなんだ・・・」 「大変じゃが、ともに頑張っていこう」
「うん!」

「これは・・・ブロックみたいだけど・・・『↑』って描いてあるぞ」 「これは『↑ブロック』。ほれ、前のステージにも
出てた『↑箱』があったじゃろ。乗ると跳ねるやつじゃ」
「ああ・・・そのブロック版ってわけ?」 「そういうことじゃな」
「登っていこう!」

ボヨーン、ボヨーン、ボヨーン

「ふぅ」 「そうそう、原住民は平和を愛するものたちだから、おぬしを傷つけることはしないぞよ。
もし苦しめられるとすれば、おぬしのスピンが気に入らないのだろうて」
「ふーん・・・」

「カメや人食い花がいるぞよ」 「こいつらにももう慣れた。大丈夫だよ」
ピューン バシッ

「あ、箱がブロックに挟まれてる」 「まず間の箱を壊すのじゃ」

バシッ

「そうするとブロックが飛び跳ねる・・・タイミングに気をつけて、くぐり抜けるのじゃ!」
「ほっ!」

うまく出来たようです。そしてタウナプレート1枚目。

「よし、できた!・・・ん、見慣れない敵だなぁ」 「サルじゃな。止まっているときを狙うのじゃ」
「ほいっと」

ピューッ

だいぶクラッシュも慣れてきたようです。

「カメに乗って人食い花を踏むぞー!」
ポンッ

「シャーッ!!・・・シャ!?」
「どうだ!!」
ポン・・・人食い花は消えました。

「木箱を台にして、1UPを取るのじゃ!」

バシッ バシッ シャキーン!

「よっしゃあ!」 「このままどんどん進むぞよ!」

「ん?なんかハンドルみたいなのがある」 「スピンで回してみたらどうじゃ?」

ガラゴロガロガロガラ!大きな音を立てて勢いよく回りはじめ、やがて横になって止まりました。

「おお、これで上に行ける!」

「あ、C箱だ。壊しておこう」 「これでOKじゃな」
その後も調子よく進んでいきます。
すると?

「何これ!トゲトゲがいっぱい!」 「原住民が仕掛けたワナじゃろう。侵入者を倒すためかもな」
「こういうのはさっさと飛び越しちゃおう」

シャキーン

「タウナプレート2枚目じゃ。あと1枚じゃのう」 「そうだね」
「あ!あんなところに原住民がいるよ!」 「ホントじゃ!」
ふたりは原住民に話しかけてみることに。

「あのーもしもし、そこの・・・」 「・・・」
「え?」
ボン!!

「え・・・うわああああああ」
なんと、クラッシュが落ちてしまいました・・・。初めての死亡です。
さきほどの原住民はクラッシュの話を聞くどころか、持っていた盾でクラッシュを押し返したのです。
そして運悪く押し出されたところに穴が・・・。

「ハッ!ここはさっきのC箱のところ・・・あ、アクアクもいないよ・・・仕方ない、ひとりで進んでいこう・・・」
クラッシュはひとりで進んでいきます。

「やい!さっきはよくもやってくれたな!ちっとはオイラの話を」 「・・・」
「うわっとぉ!! また落ちるところだった・・・うーん、どうすりゃいいんだ?」

・・・しばらく沈黙が流れます。

「あ!ちょっと待って・・・?」
どうしたのでしょう、クラッシュはとりでを逆走しています。
「やっぱりアクアク箱あった!!よかった、アクアクに相談しよう」
ズゴーッ! アクアクに頼るばかりですね・・・。

ウォルタカ!(ポコポンポン)

「おぬし、わしがいないと心配で仕方ないのか?少しは自分で考えてみたらどうじゃ」
「だってわかんないんだもーん」
「仕方ない、教えてやろう。まず原住民を踏みつけてみるのじゃ」
「うん、それで?次は?」 「そこから先は自分で見つけてみろ」
「えーっ!そりゃないよー・・・」 「自分で学習すれば自然と身に付くじゃろう」

「よし、やってみる!」 「その意気じゃ!」

「えーい!やけくそだあー!!」 「・・・?」
原住民は不思議がって上を見たら・・・!!

ポンッ ポンッ ポンッ・・・

さすが原住民、頭がいいです。盾を上にして攻撃を防いでいます。
しかし、クラッシュも負けてはいません。

「出来たけどこっからどうすりゃいいんだ?」

・・・そのとき、クラッシュの頭にさっきのアクアクの言葉が浮かびました。



(もし苦しめられるとすれば、おぬしのスピンが気に入らないのだろうて)

(スピンが気に入らない・・・・・・スピン・・・)
「そうだ!スピンだ!!」

バシッ。空中でスピンを繰り出しました!

バビューン!!
「やったー!!!」 「うむ、学習したのう・・・」

「おっとっと、なんか滑るー」 「コケが生えてて滑りやすいな・・・気をつけるのじゃ」
「うん」

そして1UPをゲットし、サル、原住民なども着々と倒していきました。

「何あれ!炎が噴き出してるよ!!」 「これもタイミングが物をいう。炎が出てないうちに通り過ぎるのじゃ!」
「よっと!」

ボヨーン

「あれ、これ飛べるじゃん・・・なんでだろう」 「ジャンプ台としても使えそうじゃな」

「あ!プレート3枚め・・・なんか取ると眠くなる・・・」
ワープ!!


「よし、ついた・・・ん、今度はちょっと難しそう」 「焦るでない、落ち着くのじゃ」

そしてボーナスチャレンジを攻略、タウナの幻に会います。
「タウナ・・・待っててくれ・・・オイラが助けに行くからさ・・・」


「うわ、こんなところにカメ?危なくないのかな・・・」
(ん、またじゃ・・・・・・また何かが消えた・・・今度は黄色じゃな・・・)
「どうしたのアクアク?」 「いや、なんでもない。それよりゴールじゃぞ」

そしてゴールイン。次のステージへ向かいます。

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