fight&fly


フレインさん作

第8話 〜滅んだ世界〜

エドウィン「次はこれを使う」
コルテックスたち全員が会議の席に着いたところで、エドウィンは冷たくそういうと、おもむろにあるものを取り出した。
コルテックス「な…なんですかこr」
エドウィン「特別に開発したヘルファイア・ミサイルEXだ」
ますます困惑の度が増した。
コルテックス「へ…へるふぁいあ…みさいる…?MI…SA…I…RU…?」
ディンゴ「隕石のときと同じ反応しても、面白くもなんともねぇよ、親父」
コルテックス「だ…だだだだだだって!ヘルファイア・ミサイル?あのへr」
エドウィン「これは従来のヘルファイア・ミサイルとは違う。中にはとてつもなく危険な物質が入っている。一回爆発したらその対象物だけでなく半径10メートル弱の周りの物すべて木っ端微塵に砕ける。さらに自動追尾式だから確実に相手を仕留めることができる」
これ以上なく淡々と答える。
コルテックスはぞっとした。もし自分がその中にいたら…。考えたくもなかった。
エドウィン「ちなみにこれはきわめて貴重な物資を使っているのでもうつくれない」
言いながらエドウィンはもう飛行船の方へ歩いていた――――――とてつもなく危険な物体を抱えて。
コルテックスたちはあわててあとを追った。


外へ出ると、そこは雪国だった。
わけではなく、赤褐色の大地が見渡す限り続いていた。
クラッシュたちは穴から抜け出せたのはいいが、まったく別のところへでできてしまった。
十次元か?いや、人間達の建物の残骸がある。それに太陽もひとつしかないし晴れてもいない。ブラックホールのようなものも、稲妻も見当たらない。
ココ「と…とりあえず、時空計測マシーンがあるからそれで調べてみましょう」
クラッシュ「そんなものもあるのか…」
さすがのクラッシュも不安を隠せないようだ。
ココ「でたわ。ええと、なになに…ええっっっ!!!!!」
アーネスト「どうしたんだ!?」
ココ「ここ・・・西暦3098年よ!!!!」
アーネスト「え゛え゛え"え゛え"!!!」
そう、ここは約1000年後の、紛れもない地球だった。
ココ「じゃあ、生き物は滅んだってことかしら!?」
まわりに生き物の姿はまるで見受けられなかった。
アーネスト「でも…なんで…」
そのとき、時空計測マシーンが再び計測結果を出した。
ココは、そのほかのすべての思考が消し飛んだ。
ココ「たっ大変!!!ここ、放射能を少し帯びてるわ!!」
アーネスト「ほ、ほうしゃのう・・・?」
ココ「詳しく説明してる暇はないわ!はやくここから脱出しないと・・・みんな死んでしまう!」

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