TARGET・BANDICOOT


TITANさん作

第1話 特命諜報社本部「コンシルメント・フェニックス」

クラッシュは男に捕まり、特命諜報社本部に連れて行かれた

其処で「バナナ」と名乗る人物と出会い

バナナと言う男に無理矢理クラッシュは特命諜報社本部に入れられたのだ!

そして今は廊下でバナナと一緒にクラッシュはボスに会いに行くところ

クラッシュ「あのぉ…バナナさん、強く握られて痛い…」

バナナ「そんなことは我慢しろ、それにバナナでいい、さんを付けるな」

クラッシュ「バナナ…何かこう圧迫された空気…何?」

バナナ「よし、ボスの部屋に着いたぞ」

クラッシュが怯えているうちにあっさり部屋の前についた

部屋から30秒ほどの道だったが、クラッシュには5分くらい歩いていた感じに思えたみたいだ

クラッシュ「やっと着いた…」

バナナが扉にノックして、部屋に入っていった

暫くしてバナナが部屋から戻ってきた

バナナ「入っていいぞ」

クラッシュ「はいっ、分かりました…」

クラッシュは恐る恐るボスの部屋に入った

クラッシュ「しっ、失礼します…」

ボス?「御前がクラッシュ・バンディクーか?」

クラッシュ「はっ、はい」

とても重い空気が漂う、クラッシュは緊張して押しつぶされそうになる

ボス?「…いやぁん、会いたかったぁ〜、可愛いわねぇ」

クラッシュ「はぁ!?」

ボス?「クラッシュちゃんって言うの、宜しくぅ!」

クラッシュ「えっと、特命諜報社本部のボスでいらっしゃいますか?」

ボス?「そうよ、私は『ジャンクス』って言うの、宜しくねっ★!」

クラッシュ「えっ…えーっ…」

ボスがオカマ口調だったのでクラッシュは一気に緊張の糸が解れ、見事な間抜け顔になった

ボス「そうねぇ、貴方の噂は良く聞いてるわよ、世界を救う英雄、凄いわねっ!」

バナナ「ボス、話を逸らさないでください」

ボス「そうね、ごめんねバナナちゃん!」

ボスは少し調子を整えて、話を切り出す

ボス「クラッシュちゃ…クラッシュ・バンディクーよ
   ようこそ我が特命諜報社本部『コンシルメント・フェニックス』へ」

クラッシュ「はっ、はい」

ボス「君にはナンバーとコードネームと会員パスポートを渡すわ、予備はないわよ」

クラッシュ「はい」

クラッシュはボスの言うことに頷きつづける

ボス「君は知らないかもしれないが、コンシルメント・フェニックスはとても大きな会社なの」

クラッシュ「はい」

ボス「そんな会社で恥はかけないよ、いいわね?」

クラッシュ「はぃ…」

さっきまでのオカマボスは何処に行ったのか、急に威厳を醸し出してきた

ボス「さてと、ナンバーを言うわね、ナンバーは「6000」よ」

クラッシュ(やけにキリがいいな…)

ボス「コードネームは、『ネズミ』よ」

クラッシュ(うげっ、そのまんまじゃないか…)

バナナ「何か文句あるのか?」

バナナが恐ろしい顔で睨む

クラッシュ「えっ、いやいや、すみません」

どうやら少し緩んだ顔が嫌そうな顔に見えたそうだ

ボス「いいわ、これがパスポートよ、これで自身の部屋に自由に入れるわ」

クラッシュ「はい、分かりました」

ボス「もし無くしちゃったら、バナナちゃんにギロチンを用意してもらうわ!」

クラッシュ(ドキッ)

クラッシュはギロチンと言う言葉に息が詰まりそうになった

ボス「しかし見っとも無いわ、ズボンだけなんて、恥ずかしい!」

クラッシュ「そうですか…」

ボス「ちょっとちょっと、スーツ用意してあげるから此処で着てきちゃって!」

クラッシュ「はい」

クラッシュは似合わないスーツに戸惑いながら着替えた

ボス「ネクタイもしっかり締まってるわね、格好良い!キャーッ!」

クラッシュ「そうですか…」

ボス「じゃあ自分の部屋に行くといいわ、部屋は自分で探してね!」

クラッシュ「分かりました…」

クラッシュはボスの部屋を後にして重い足取りで自分の部屋を探すのであった

第1話 任務完了

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