クラッシュ・ウェスタン2 〜Leute beim Edelstein〜


リボルバーさん作

第九章

「にしてもホントザコばっかね、あたい等の部隊」
「全くだ。予定ではトラック部隊でアップルタウンの連中を倒して、俺たちだけでクリムゾンを倒す予定だったが・・・このままじゃ他の連中が戻ってきそうだな」
荒野の中、クラッシュたちとVaterのトラック部隊が戦っている所よりかなり離れた場所を、ニーナとフレイの乗った小型トラックが走っていた。丁度ここからだと、ニーナたちの乗ったトラックはクラッシュたちに見えなかったのだ。
トラックはフレイが運転していた。
「それより、あんたがここまで使えるとは正直思ってなかった訳。宝石の件はグッジョブだったよ」
「ニーナの口からお褒めの言葉が出るなんて、こりゃ竜巻でも発生しそうだな」
「ちょっと、せっかく褒めてあげたのにそんなこと言わなくていいじゃないのよ!焼き鳥にするわよ!」
「おお怖い怖い。それよりもだ」
フレイはそう言うと左手に無線機を持った。
「おーいカタパルト、聞こえるか?」
「荷台の上は風が強いな。いまいち聞こえが悪い」
カタパルトはトラックの荷台の上にいたのだ。
「悪いな。この大きさのトラックはどれも二人乗りでよぉ。それより、クリムゾンの乗ってるトラックは見えるか?」
「・・・見えないな」
「そうか、こりゃもう少し時間がかかりそうだ。じゃ、何かあったら言ってくれ」
フレイはそう言うと無線を切った。
「どうせならカタパルトの運転の方が良かったかも。大体あんたは空飛べるんだから一人でも十分じゃん」
「そんな寂しいこと言わないでくれよ」
「それより、このまま港まで逃がしちゃまずくないの?」
「大丈夫。その点はきちんと考えてある」
「・・・なるほど、あの男を使うわけね」
「こんくらいしか使い道ないだろ。ま、火力だけはすげーからな・・・あれ?」
フレイはそう言うとアクセルをベタ踏みしたが、逆にトラックはどんどんスピードを落としていった。
そして遂に、トラックはその場に停車してしまったのだ。
「ちょっとフレイ、どうしたって言うの!?」
「ガソリン切れかよ、ついてねぇ。ちょっと待ってろ」
フレイはそう言うと運転席から降りた。
「・・・ガソリン切れか?」
カタパルトが荷台の上から聞いてきた。
「そそ。カタパルト、荷台のガソリンとってよ」
「少し待ってろ」
カタパルトはそう言ってガソリンの入ったタンクを担ぎ、荷台から降りた。
「サンキュー、ちょっと待ってくれよっと・・・」
フレイはカタパルトからタンクをもらうと、トラックの給油口を開け、中にガソリンを入れ始めた。
しばらくした後、給油が完了した。
「少しガソリンが余っちまったな・・・何に使おうか」
「戦闘時に使えばいいじゃないか。ほら、また置いといてやるよ」
カタパルトはそう言ってタンクを受け取り、荷台に登った。
「よし、出発だな」
そう言ってフレイは運転席に戻っていった。
「早く出発しなよ、フレイ」
助手席ではニーナが待ちくたびれていた。
「分かってるって」
フレイはそう言ってトラックのエンジンをかけ、アクセルをベタ踏みした。
さっきまでとは比べ物にならないスピードでトラックは走り出した。
「速い!トラックにしては中々やるじゃないの」
「俺が選んだトラックだからな、速さには抜かりはないぜ。もっととばして行くぜ!」
フレイは更にトラックのスピードを上げた。
しばらく進んだその時、無線が鳴った。フレイはすぐに無線を手に持った。
「こちらフレイ」
「カタパルトだ。敵のトラック確認。運転席から見えないか?」
「こっちからはまだ見えそうにないな・・・でももう少しなんだな、情報サンキュー」
「また何かあったら連絡する、over」
そう言って無線は切れた。
「いよいよ屈辱を晴らす時が来た・・・ぜってーぶっ殺す!」
「おいニーナ、張り切るのはいいけど、作戦変更すんぞ」
「はぁ!?何で今更そんなことするのさ?」
「実はガソリンが余っててよ、それとあいつの手を借りて敵のトラックを火葬してやろうかなって。だから俺たちは陽動だけをしようかと。それで前後左右を炎で囲って・・・あとはあいつに戦わせる」
「へぇ、なるほどねぇ・・・じゃああたい等は外から暑さに苦しむ馬鹿を見とくだけでいいって訳ね」
「そそ、如何に自らの手を汚さず敵を殺せるか。頭のいいワルはそれを考えるんだ」
「・・・どこかの馬鹿もそんなこと言ってた気がするけど。ま、あたいはその作戦、いいと思うけど」
「よし、じゃあ決まりだな。カタパルトもまぁ賛成だろう」
三人の乗ったトラックは荒野を更に進んでいった。

「上手くやってくれてるな・・・流石だ」
クリムゾンはトラックのサイドミラーに小さく映るクラッシュたちを見ながら言った。
「このまま逃げ切りが出来たらいいが・・・ん?」
クリムゾンはサイドミラーを凝視した。そこには一台のトラックが映っていた。
クリムゾンはそのトラックの乗組員の顔に見覚えがあった。
「あいつ等・・・しつこさだけは立派だな」
そう、そのトラックに乗っていたのはフレイ、ニーナ、カタパルトだ。
「よし、車両確認。あいつのいる場所まで後一キロってところか?」
フレイはトラックを運転しながら言った。
「乗ってるのはクリムゾンだけ?じゃあただのカモじゃない」
と、ニーナが言った。
「もしかしたらコンテナに誰か乗ってたりな」
フレイはそう言うと無線機を手に持った。
「カタパルト、ライフルで適当に脅してやってくれ。コンテナくらいなら撃っても大丈夫だろうし」
「承知した」
カタパルトはそう言うと荷台からM70を構えると、コンテナに向かって銃弾を撃った。
コンテナは銃弾を弾いたが、そんなことお構いなしにカタパルトは撃ち続けた。
「チッ、さすがに逃げる位しか出来そうにないな・・・ザンナーを怪我させるわけにはいかないし」
クリムゾンはそう言ってトラックのスピードを上げた。
一方、コンテナの中ではザンナーが弾丸の音に驚いていた。
「何、何が起きてるの!?もしかして敵!?あたいも何かした方がいいのかな・・・」
ザンナーは今の自分に何が出来るか考えた。しかし、今の彼女にできることは何もなかった。
弾丸が当たるたびにコンテナに音が響くため、フェアーはかなり怯えていた。
「こんなに怯えて可愛そうに・・・」
ザンナーはフェアーをなでながら言った。
その時、運転席の方からかすかにクリムゾンの声が聞こえてきた。
「ザンナー、聞こえるか?」
「ええ、何とか。それより何が起こってるの?」
「敵のトラックに追いかけられている。このままだと何されるか分からん。でだ、コンテナの扉を開けてトラックを倒して欲しいんだが、できそうか?」
「出来ないことはないとは思うけど・・・」
「このままじゃ少し厳しそうだ。危険だと思うが頼んだぞ」
ザンナーはクリムゾンに言われたとおり、トラックの迎撃を行うことになった。
ザンナーはバズーカに弾を装填すると、コンテナの扉を勢い良く蹴り開けた。
ザンナーの目の前には一台のトラックがいた。
「こいつ等を倒せってことね」
ザンナーはそう言うとバズーカを構えた。
「あ、中に人がいたみたいだな」
フレイはザンナーを見て言った。
「あら本当・・・どこかで見た気がするわ。あいつ」
「そうか?俺は見たことないけどな・・・てかヤバクね?」
フレイはそう言うと無線機を手に持った。
「カタパルト、そこから飛び降りれるか?」
「・・・あの小娘くらい俺が始末してやろうか?」
「それより先にこっちのトラックが始末されそうだ」
「・・・了解だ」
カタパルトはそう言って無線を切った。
「さすがにこの高さは・・・」
カタパルトはそう言うと、荷台から飛び降りた。
何とか受身を取り、怪我は最小限に済ますことが出来た。

「よし、発射!」
ザンナーはそう言ってバズーカの引き金を引いた。
「やっぱり撃ちやがった!ニーナ、脱出だ!」
「でもこんな所から飛び降りたら怪我しちまうよ!」
「ったく仕方ねぇ!」
フレイはそう言うとニーナを掴み、運転席から急いで飛び立った。
間一髪の所で脱出成功。その瞬間トラックにバズーカ弾が当たり、大爆発を起こした。
「ふう、危ないところだったな・・・」
フレイは空を飛びながら言った。
「もう、作戦失敗じゃないのよ!これからどうするの!?」
「・・・ちょっと待ってくれよ」
フレイはそう言うと近くの地面に着陸し、ニーナを降ろした後、無線機を手に持った。
「おい、聞こえるか?」
「おいおい、早く来てくれよ。俺っちくたびれちまったぜ」
「すまねぇ、返り討ちにあってこっちはこれ以上動けそうにない。一人で何とかしてくれ」
「ああ!?何やってんだよったくよぉ!ま、俺っち一人で十分だけどな!ま、任せとけってんだ!」
「・・・威勢が良くて何よりだ。じゃ、幸運を祈る」
フレイはそう言って無線を切った。
「・・・無事か?」
そう言いながらカタパルトがフレイたちのほうに向かって歩いてきた。
「お、カタパルト。こっちは何とかなったぜ」
「それより、あいつに任せっきりでいいのか?最悪記憶が戻るかもしれないぞ?」
「その時はその時だ。まだ作戦も人員もある。少なくとも奴等が基地にたどり着く前に始末すればいいだけだし、簡単な任務なこった」
フレイはそう言うと手に無線機を持った。
「こちらフレイ。車一台チャーター頼む。四人乗りだぞ。うん、うん、了解」
フレイはそう言って無線を切った。
「別部隊の一人が北から車を持ってきてくれるらしい。集合地点に行くからついて来てくれ」
フレイはそう言うと北に向かって歩き出した。
「また戻るの!?もう疲れたっつーの!」
ニーナはそう言うと渋々フレイについて行った。
「・・・始末か。如何にあいつを止めるかが問題だ・・・」
カタパルトはそう言って腕組みをした。
「リタイラル・・・まさかこんな形で再会するとはな」
カタパルトは小さな声で呟くと、前に向かって歩き出した。

「何とかなったみたいだな。ザンナーも中々やるな・・・」
クリムゾンはそう言いながらトラックを走らせていた。
「あと三十分くらいで港町に着きそうだが・・・!?」
クリムゾンは目の前を見て驚愕した。突然炎の柱が目の前に現れたのだ。
クリムゾンは急ブレーキを踏み、何とか炎の中に突入することは避けれた。
「どうなってやがる・・・」
クリムゾンはそう言って運転席から降りた。そこには驚きの光景が広がっていた。
何とトラックを囲むように火柱が立っていたのだ。炎の勢いは強く、強行突破は無理そうだ。
「まだ敵が残ってやがったか・・・」
クリムゾンはそう言うと急いでコンテナに向かった。
「あんたが急ブレーキを踏んだと思ったら、いきなり火柱が・・・意味が分からない」
ザンナーはそう言いながらフェアーを抱きかかえてコンテナから降りてきた。
「悪いな。だがこれじゃどうすることも出来そうにないな。どこかに敵がいるはずだ。気をつけろ」
クリムゾンはそう言ってハンドガンを構えた。
「!?・・・前に誰かいるみたい」
ザンナーはそう言うとトラックの前面に向かって歩いた。クリムゾンもその横を歩いた。
「どんな敵かと思ったら長身カップルじゃねーか!この炎みたいに熱々ってか?」
そこには背中にタンクを積み、火炎放射器を持った男が立っていた。
「・・・黙れ。それよりどこかで見た顔だ・・・」
クリムゾンはその男に見覚えがあった。
「俺っちはてめぇに見覚えなんかねーよ。てめぇらには悪いけど、ここで焼肉にされてもらうぜ!」
その男は火炎放射器を上に向け、炎を放射させながら言った。
「・・・そうか、アップルタウンで店を出していたんだったな。名前は知らないが」
と、クリムゾンは言った。クリムゾンがアップルタウンにいた際に、彼が何かの店を開いていたのを見たのだ。
「俺っちの名前かぁ?ディンゴダイルって言うんだよ!それを覚えてから死にな!」
ディンゴと言う名の男はそう言うと火炎放射器をクリムゾンに向けた。
「さすがにトラックを攻撃されるとまずいな・・・アップルタウンの住民には悪いが、ここで死んでもらうぞ」
クリムゾンはそう言ってレーザーソードを構えた。
「フェアーちゃん、向こうに行ってなさい」
ザンナーはそう言うと抱いていたフェアーを地面に降ろした。フェアーはコンテナの中に入っていった。
「あたいも戦う。記憶がないまま死ぬなんて嫌だもの!」
ザンナーはそう言ってバズーカを構えようとした。
「・・・待て。この空間でバズーカはトラックに当たる危険があるぞ。こいつを使え。威力は低いが殺傷能力は十分だ」
クリムゾンはそう言うとホルスターからハンドガンを取り出し、ザンナーに渡した。
「ありがとう。じゃ、早速使わせてもらうわ」
ザンナーはそう言ってバズーカをしまうと、ハンドガンを受け取り、構えた。
「これでも食らえってんだ!」
ディンゴはそう言うと炎をブレス状に放射した。クリムゾンは左に、ザンナーは右に避けた。
「火炎放射器は射程が短いからな、簡単に避けれるわけだ」
クリムゾンはそう言ってディンゴに向かって突っ込んだ。
「ふん、甘いぜ!」
ディンゴはそう言うと火炎放射器を下に向けて発射した。その瞬間、巨大な火柱がクリムゾンの前に出来上がった。
クリムゾンはその場に急停止し、火柱に直撃することを防いだ、と思った。
「まだまだ終わってないぜ!」
ディンゴがそう言った瞬間、何と炎が地面を伝ってクリムゾンに向かってきたのだ。
「こいつ、あらかじめ地面にガソリンを撒いてやがる・・・トラックに引火するのも時間の問題か」
クリムゾンはそう言って炎をよけた。
「こっちにも気をつけたほうがいいんじゃないの?」
ザンナーはそう言うとハンドガンを撃った。
「あん!?そんな小せぇ弾丸こうしてやるよ!」
ディンゴはそう言うとザンナーの方向に炎を放射した。そのことにより弾丸は溶けてなくなってしまった。
「凄い炎・・・」
ザンナーはそう言って再度弾丸を撃ち込んだ。
「無駄だっつーの!」
ディンゴは更に炎を放射、弾丸は消滅した。
「・・・クソが」
クリムゾンはそう言うとディンゴに向かって突っ込んでいった。
「どりゃあ!!!」
ディンゴは火炎放射器を空に向けると、火炎弾を一発発射した。
そして、火炎弾が地面に落ちた瞬間、ディンゴを取り囲むように火柱が立ったのだ。
さすがのクリムゾンもその状態では攻撃することが出来なかった。
「ハッハッハ!てめぇ等にこのバリアを超えることが出来るか!?」
ディンゴは笑いながらあたり一面に炎を撒き散らした。
「ねぇ、これからどうするの?これじゃあたい達どうすることもできそうにないじゃん」
「・・・この際トラックを捨てるか」
「え?」
「まずはあのワニを連れて来い」
「わ、分かったわ」
ザンナーはそう言うと、フェアーのところに行った。
「そいやぁ!!!」
ディンゴはそう言って火炎弾をクリムゾンに向けて連続で発射した。クリムゾンはそれを走って避けた。
「燃料切れも狙えそうにない、か。やはりこの作戦しかないな」
クリムゾンが言ったその時、ザンナーがフェアーを抱えて戻ってきた。
「で、これからどうするの?」
「出来る限りトラックから離れろ」
「オッケー」
ザンナーはそう言ってトラックからかなり離れた場所に行った。
「よし」
クリムゾンはそう言うとトラックに近づいた。
「トラックで何する気だぁ!?そんなもんこうしてやらぁ!!」
ディンゴはそう言うと火炎放射器から灼熱のレーザーを発射した。
レーザーはトラックにヒットし、トラックからは煙が上がり始めた。
しかしクリムゾンはそんなことお構いなしにトラックに乗り込み、エンジンをかけた。奇跡的にエンジンは死んでいなかった。
「・・・これで確実だな」
クリムゾンは運転席で爆弾のピンを取った。そして、アクセルの上に置いた。
爆弾はそれなりの重量があったので、アクセルは踏まれた状態になり、トラックは勢いよく進みだした。
「これであいつも安らかに眠れるだろう」
クリムゾンはそう言うとトラックから飛び降りた。トラックはどんどんとディンゴに向かって進んでいく。
「な!?やめろ、やめろー!!!!」
ディンゴは火炎放射器を乱射したが、遅かった。
トラックはディンゴに近づいた瞬間、大爆発を起こした。そのことにより、ディンゴの背中に背負っていたタンクにも引火した。
その瞬間、あたり一面を爆風が覆った。クリムゾンはあまりの風の強さに顔を手で隠した。
爆風が収まり、クリムゾンは手をどかした。周りを囲っていた火柱も爆風で消えてしまっていた。
「す、すごい爆発・・・」
そう言いながらザンナーはクリムゾンに近づいた。
「かなりの量の燃料を積んでたらしいな。恐らく息はないはずだが・・・」
クリムゾンはそう言ってディンゴのところに行った。ディンゴの周りには小さな炎が上がっていた。
ディンゴはその場に真っ黒になって倒れていた。
「・・・しぶとい野郎だ」
と、クリムゾンはディンゴを見て言った。何とディンゴはまだ息があったのだ。
「あの爆発に耐えたの!?すごい人・・・」
ザンナーはディンゴを見て言った。
「お、俺っち・・・」
ディンゴは何かを言おうとしたが、傷が痛んで最後まで言うことが出来なかった。
「邪魔になるものは排除する。それが俺のやり方だ」
クリムゾンはそう言うとレーザーソードの剣先をディンゴの顔に向けた。
その時、後ろから複数のエンジン音が鳴った。クリムゾンとザンナーは後ろを振り返った。そこにはクラッシュを始めとする者達がいた。
「クリムゾン、ザンナーさん大丈夫!?」
クラッシュはバイクから降りるとクリムゾンたちのところに走り寄った。
「俺は大丈夫だ。お前達のほうは?」
「おいらたちは大丈夫だけど・・・ってディンゴ!!」
クラッシュは地面に倒れているディンゴを見て言った。
「やはりお前達の知り合いだったか。俺が殺す前でよかったな」
クリムゾンはそう言うとその場を立ち去り、他のメンバーの所に行った。
「ディンゴ、大丈夫!?」
「その声は・・・保安官か?」
「そうだよ、ディンゴ!」
「俺っち、何でこんなことになってやがるんだ・・・?」
「それは後でじっくり考えよう。皆、ディンゴを運ぶの手伝って!」

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