スペクターとコルテックスのやぼう


第3部

ゴルドーさん作

(ク)う〜、うまい。エリザベス・・・
(エリ)ん!
(ク)あっ、エリザベス姉御ありがとう。
(エリ)よしよし。それにしてもクランチは、さっきからすごいわね?
(クラ)あ〜、男は日々鍛えておかなきゃな。(本心。ココちゃん、モテモテになるぞ〜)
(コ)このレストランはすごいわね。パソコンで調べてみたけど、安いのに、超高級食材ばかりだわ。
(ク)そうだな。このリンゴなんか、タスマニアで10年に一個しかとれないものなのに、ここ1000個ぐらいあるぜ?しかも無農薬で、虫くいあなもないよ。
そのころ、基地では・・・
(スぺ)クラッシュたち、一体やつらはただのねずみじゃねーな。しかもエリザベといえば、絶対に負けないといわれるつわものだ。しかもあいつのいってたボスとはなんだ?それよりもコルテックス、噂の「暗黒三神官」たちはいるか?
(コル)あ〜、よんださ。いまごろレストランをつぶしてんじゃないの?
(スペ)たしかにおもしろくなってきたぜ〜〜〜。
(ク)あ〜くったくった。
(コ)私もおいしかったわ。
(クラ)本当だな。最高だった。エリザベス姉御、ありがとよ。
(エリ)それほどでもないよ。ん?みんな静かに。ビーチに向かうわよ。
(ク)えっ?なんでだよ。
(エリ)ただならぬ気配を感じるの。早く。
クラッシュは、謎のまま素直に従った。
(ク)おいおいエリザベス姉御、一体なんなんだよ。
(エリ)だからさっきから言ってるでしょ。このビーチにくるけど、大丈夫よ。
(コ)くるってことは全然大丈夫じゃないじゃない。
(?)そのとおりだ。
(全員)だれだ?
(?)やーはっはっはっは。これはこれはおまぬけなねずみで。
(?)こいつがスペクター様の強敵なのか?
(?)そうはおもわんけどな。
(ク)お前ら三人だれだ。
(?)よくぞ聞いてくれたな。よかろう。俺の名前はピポトロンレッド。
破壊と絶望の力だ。
(?)俺はピポトロンブルー。俊足と俊敏の速だ。
(?)おいらはピポトロンイエロー。射撃と追尾の銃だ。
(ピポトロン)俺達三人あわせてピポトロンだ。
(エリ)ピ、ピポトロン!
(コ)どうしたの?
(エリ)あ・・・あ・・・あ?
(ピポレド)どうした。ん?お前、確かどこかでみたな。
(ピポブル)しらんね〜。でも、こいつら共々敵、だれがどうあれいいじゃん。
(ピポイエ)こいつおいら達になにか恐怖感を覚えているな。まぁいい。この糞バンティクーたちをたおす相手はだれだ?
(ピポレド)俺が先にいくか。
(ピポブル)おいおい、正気か?たしかにこの程度倒せるが、お前はとっておきの切り札。あまくみてるわけじゃないが、ここは俺でいいだろ?イエローは?
(ピポイエ)好きにするがいい。おいらはここで見物しよう。
(ピポレド)それじゃあまず俺からだ。だれが俺の餌食になるんだ〜。
(エリ)わたしがやるよ。お前達には何か恐ろしいことをされたような気がするからね。かかってきなよ
(ピポレド)ほんとにいいのか?
(効果音)バキッ
(エリ)ぐっ・・・・は、はやい!?
(ピポレド)俺はリーダーだぜ?ウッキーファイブなんかよりな。
(効果音)ドキッ、バキッ、ビシッ
(ピポレド)おらおらおらおらおらおら!
(エリ)が・・は・・・
(ピポレド)どうした?これで終わりか?まだ始まったばかりというに。
(エリ)つっ、強い。今までたたかったやつよりどこまでも。でも一度受けた決闘に、負けるわけにはいかないね。こっちもいくよ、必殺「鞭の悲劇」
(効果音)ビシシシッ!
(ピポレド)ぐおっ、やるな。ってなに!はやい。
(エリ)まだまださね、必殺「鞭の残像」
(効果音)シュン、シュン
(ピポレド)残像で分身のようにするとは。だが俺にかなうかな・・
(効果音)ビシッ、バシッ、ドカッ、バキッ
(ピポレド)ぐ・・・が・・は・・
(エリ)まだまだだよ。奥義「鞭の惨劇(フィナーレ・オン・ウィップ!)
(ピポレド)こっちも負けるか、奥義「カタストロフィフレア」
(効果音)ズドドドドドドドドドドドドド
(コ)エリィィィィィィィ
(ク)おい、エリザベス師匠は無事か?
(クラ)俺も心配だぜ。
(エリ)う・・・う・・・・?
(ク)気がついたか。
(エリ)クラ・・・シュ・・・今・・・なにが・・・あった・・・の?
(ク)師匠がピポトロンの一体をたおしたんだよ。しかもリーダー。
(エリ)そう・・・・だった・・・・の?
(コ)そうよ。すごく強かったわ。
(クラ)あ〜。かっこよかったぜ。それと、あいつらになにかあったのか?
(エリ)ピポトロン・・・・奴らは・・・わたしの・・・町を・・・・・親友の「ミシェル・レイ」を殺したやつなのよ。
(コ)は!
(ク)なに?それは師匠の有人か?
(エリ)友人でもあるけど、わたしの人生でなくてはならない最高の人物だった。
(エリ)あるとき、わたしはミシェルと町外れにある花畑で遊んだ。
(幼エリ)わぁ〜い、ははは。
(ミシェル)エリ、こっちにすごい花があるわよ。
(幼エリ)何々、どんなの?
(幼エリ)うわぁ〜、すごくでかいリンゴの木ね〜。
(ミシェル)これはね、昔、なくなったわたしの父が生めたものなの。
(幼エリ)そうだったの。それにしても大きなきねぇ〜。
(エリ)ミシェルの・・・・・親は・・・・みんな何者かに殺されて、わたしたちの家で暮らしていたの。ちょうど・・・わたしの親も、すごい友人関係を持ってたから、仲良く暮らしたの。でもそんなある日・・・
(街人)わぁぁぁぁ〜、みんな逃げろ〜
(???)わっはっはっは、街を壊すのはおもしれーなー。
(???)本と本と。哀れな人間が逃げてるぜ。
(???)おいらにもやらせてくれよ。
(???)いいぜいいぜ。
(効果音)ドッか〜〜〜〜ん。
(幼エリ)何?この状況は?
(ミシェル)あっ、あれは?
(幼エリ)なに?どうかしたの?
(ミシェル)あっ、あいつらは、わたしの、わたしの、父を・・・
(ピポブル)おい、あそこに無邪気な餓鬼がいるぜ。
(ピポレド)だれが殺るんだ?
(ピポイエ)おいらがやろう。それじゃぁ、くらえ、「トロンレイ」
(幼エリ)は!
(ミシェル)エリザベス、危な〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い。
(効果音)ドシュシュシュ
(エリ)気がついたら、街の姿は変わり果て、ミシェルは・・・
(幼エリ)う・・・う〜ん、ん?ミシェル、ミシェルしっかりしてよ。ねぇ、おきて、お願いよ。おきてよミシェ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ル。
(コ)そんな・・・・そんなことが・・・・
(ク)ひでぇ、ひどすぎる。
(クラ)あいつら、そんなこと前にやったのか?
(エリ)そして・・・・わたしは・・・ミシェルの・・・・敵をとりたかっ・・・・た・・・でも、結局一体しか・・・一体しか、倒せなかった。
(ク)そんなことないさ。後は俺達が必ず倒す。スペクターの陰謀をとめるため、そして、ミシェルと師匠の敵もとる。
(エリ)師匠なんて・・・・もう・・・よばなくて・・・・いいよ・・・それ・・・じゃぁ・・・・後は・・・ま・・・か・・・せ・・た・・・
(ク)エリザベス!!
(コ)そんな!!
(クラ)おきろ、おきてくれ〜。
(エリ)・・・・よ・・・
(効果音)ドサッ
(ク)エリザベス・・・エリザベ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ス。
(コ)そ・・そんな・・ミシェルだけじゃなくて・・・エリザベスまで・・・
(クラ)ちきしょう、ちきしょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
(ピポブル)ふ〜〜〜〜ん、あの餓鬼がミシェルとレッドと相打ちしたやつだったとは驚いたぜ。しかもだいぶ前殺った親の子供でもあったかぁ。やったなイエロー!
(ピポイエ)へぇ〜、おいらも正直驚いたよ、まさか親子そろって殺されてくれるとはな。
(ク)お前ら・・・・お前らはそんなことも平気でやれるのか!こんなに・・・こんなに生きることを目標として、毎日必死でがんばったエリザベスによ。お前ら・・・お前ら最低なやつだ。
(ピポブル)お前は馬鹿だな〜、俺達は残酷ずきだぜ?それにミシェルも哀れだなぁ〜、自分の命を他人をかばうためによ。しかもそいつも死んでんだぜ?笑っちゃうよな〜。
(ク)お前ら・・・お前ら絶対に許せない。仲間は大切だろ?ミシェルは、ミシェルは、お前達のような馬鹿な奴らから守ったんだぞ?それでなにがおかしいんだ。
(ピポブル)フン、命を簡単に手放すやつを殺ったまでよ。それにお前らとの決着は必ずつける。しばらく首を洗ってまってな。じゃあな。
(効果音)シュン。
(ク)・・・・・・許せない・・・・あいつら・・・絶対に許さない。
(スペ)よくやったな、ピポトロン。レッドはくたばったがお前らだけでも生きてて良かった。いいか、今から奴らを倒して来いいいな?
(ピポトロン全)はい!
(スペ)フッフッフッフッフ。コルテックス、ボムは完成したか?
(コル)あ〜、完成したぞ。だが打つのには、後5週間あるぞ?
(スペ)たった5週間か。まっ、愚かなる人民どのの唯一の猶予だな。それと、ピポトロンが倒された時のための奴らはいるか?
(コル)あ〜ただいま。「ハンターレボリューションズ」はいまいるぜ。

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