閃光のクラコルレンジャー




ギガクロスさん作

第7話 共同戦線

〜???〜
ウカウカ「ええい!!あのウスラトンカチどももクラッシュに成り下りおって・・・。こうなったら、自ら出て行ってやるぞ!!」
その頃、ある所では・・・
〜PK第4司令部〜
コマンダー343「・・・・コンナ・・・ヤツ・・・ニ・・・・」
コマンダー787「ゼンメツ・・・・サセレレタ・・・・」
辺りには、大破したコマンダーが転がっている。
プシュウ・・・・
バーニング「全く弱いなあ。クラッシュはこいつらに苦戦してるのか?しょうがない、クラッシュとココの兄としてあいつらを鍛えてやらないとな。
〜上空〜
セレ―ナ「バーサ―カ―の所まで後どのくらい?」
シロン「ずいぶん近くまでは来ているが、もう少しかかるな。」
セレ―ナ「まあ、特別急がなくてもいいんだけどね。」
シロン「でも、急ぐぞ。」
〜バーサ―カ―ブリッジ〜
アクアク「総員、持ち場につくんじゃ!!総員第一戦闘配置!索敵、対空迎撃用意じゃ!!」
ココ「了解!!」
〜ハッチ〜
コルテックス「ワシらも、戦闘機で行くぞ!!」
中ボス達「オーーー!!」
クラッシュ「発進します!!」
バー―ン←(バーニアの音)
クランチ「出るぞ!!」
バー―ン
Ωイージス「行きます!!」
デュエル「行くぞ!!」
イージス「発進する!」
零号機「出撃します。」
A・ドラグーン「よっしゃあ!!一ちょ派手にやるぜぇ!!」
ドラゴンタイプ1「ハッシン。」
ドラゴンタイプ2「シマス。」
〜ブリッジ〜
ココ「全機発進完了。攻撃目標はPK第2司令部。」
プーラ「ニャ―オ!!(攻撃できるよ!)」
ポーラ「アンアン!!(できるよ!」
タウナ「コマンダー部隊は攻撃を開始したわ。」
アクアク「よし、我々も攻撃開始するかの。」

〜上空〜
セレ―ナ「モグモグ(←またなんか食ってる)」
シロン「腹減ったからって・・・・。携帯食料食って大丈夫か?」
セレ―ナ「ふぁごだいまい(問題ない)」
シロン「(ちゅーか、携帯食料に巨大ハンバーガーって一体・・・。)」
セレ―ナ「ッ!!!!」
シロン「?」
セレ―ナ「あばうががるげるがひゃうひゃ(意味不明その2)」
シロン「喉に詰まったんだな。」
セレ―ナ「ひず!!ひず〜〜〜〜!!(水!!水〜〜〜〜!!)」
シロン「剣で喉切っちゃえよ。」
セレ―ナ「あがえげ!!(バカタレ!!)」
ゴクン!!
セレ―ナ「・・・・・・・ゲプッ。」
シロン「飲み込んだか?」
セレ―ナ「飲み込んだ。」
シロン「あと少しで着くぞ。」
セレ―ナ「うう・・・喉痛いよ。」
シロン「知らんよ。」
〜PK第2司令部〜
クラッシュ「敵の一掃完了。さて・・・・」
クランチ「リパー・ルーの亡骸を見つけなければな。」
???「その必要は無い。」
クラッシュ&クランチ「・・・・・?」
リパー・ルー「我輩は此処にいる。」
<コル>リパー・ルーが真面目になってる〜〜〜〜〜〜!!!!!!
リパー・ルー以外「ええええええええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
一同、皆驚いた。よく見ると、頭に・・・・
リパー・ルー「頭にビームライフルが刺さって真面目になれた。
<エヌ・ジン>ちょい待ち!!拙者とキャラかぶっているではありませんか!!
零号機「確かに・・・・・・」
クラッシュ「それはいいけど、どうやって生きていたんだよ・・・・・・?」
リパー・ルー「気にするな。それより手術してくれ。痛くてたまらん。」
<ココ>もはや痛い所じゃないと思うけどね・・・・・
クラッシュ「そりゃあ、そうでしょう。」
そんなことを言いながらクラッシュ達はバーサ―カ―へ戻っていた。

その頃・・・・・

〜上空〜
セレ―ナ「バーサ―カ―を見つけた。」
シロン「ではいくか。」
セレ―ナ「ゆっくりでお願いします。」
シロン「へいへい。」
二人は、バランスを取りながらバーサ―カ―へ降りていった。

〜バーサ―カ―内部〜
此処は作戦会議室。又、同時に反省を行う部屋でもある。

コルテックス「今回の作戦の反省!!」
クラッシュ「ハイ!!」

一番最初に手を挙げたのはクラッシュ。
まあ、どうせくだらない・・・おっとっと。本音が出てしまった。


クラッシュ「敵コマンダーを26機落とした!!」
クラッシュ以外「・・・・・・・」

ほらやっぱり、くだらない。そう言う事じゃないというのをクラッシュは分かっていない。

アクアク「いや、そうじゃなくて・・・・」
クラッシュ「じゃあ、ライフルの調子が良かったぞ!!」

もう駄目です。(こいつの能はイカレている)と一同はつぶやいた。
ある奴は、お茶ブーーーーー。ある奴は漫画を読む。


「何気ないその一言が 作戦反省を狂わせる」 作者の一句

コルテックス「はい次ー。」
クラッシュ「何でだよぉ!?」
ココ「お兄ちゃんは・・・もう駄目!!、温泉にでも行って来なさい!!」
クラッシュ以外「そうだ!!そうだ!!」
クラッシュ「分かったよ!!!!!!もういいよ!!!!!」

クラッシュはふてくされてプンプン怒りながらミーティングルームを後にした。
(何だよな、もう・・・)
そんな言葉が、クラッシュの頭をよぎる。


〜外部〜
バーサ―カ―の外壁に誰かいるようである。
セレ―ナ「ブリッジには誰もいない。」
シロン「しょうがないって。」

シロンとセレ―ナである。クラッシュ達と合流する為に来たのだが・・・・
もちろん、皆はミーティングルームにいる。クラッシュを除いて・・・・

バギッ!!!

セレ―ナ「さて、此処から入るかな。」

セレ―ナが入ろうとしているのはドア。暗証番号は剣でぶっ壊したので、もう入れる。

セレ―ナ「開いた開いた。さて、入ろっと。」
ストン

着地した瞬間・・・・・

セレ―ナ「あ・・・・」
クラッシュ「あ・・・・」

クラッシュとセレ―ナの初対面。

シロン「ん?どうした?」
クラッシュ「あが・・・あ・・・うが・・・・」
セレ―ナ「アクアクって精霊ここに居る・・・?」

セレ―ナは少しも慌てずにクラッシュに聞いた。
まあ、クラッシュは気が動転しているので何も聞こえない。
無論、セレ―ナの声は届いていない。


クラッシュ「誰・・・・?」
セレ―ナ「へ?」

今のクラッシュにはそのくらいしか口に出ない。そりゃあ、いきなり金髪の少女が剣を持って入って来たのだから無理もない。

「くううううぅぅぅぅ〜〜〜〜〜」

クラッシュ「?」
セレ―ナ「あ・・・・・・・」
シロン「おい・・・・まさか・・・・」

セレ―ナの顔は真っ赤。そ、腹の音。

セレ―ナ「あ・・・・あの・・・ええと・・・・。」
クラッシュ「腹の足しもロクにできないぐらい金ないんだなぁ、可哀想に。」
セレ―ナ「いや・・・そうじゃなくて・・・。わ・・・私の腹がなっ・・・」
クラッシュ「それで、この艦に忍び込んだんだ。分かった分かった。食べ物ならいっぱいあるから持ってけ。温泉にも入っていけ。」

クラッシュも美人の前ではお人よし。って、いっても腹がなったのを聞いただけだけですが・・・・。
セレ―ナも混乱。まだ、腹はなっているしどうすればいいのか・・・。


くううううぅぅぅぅぅぅ・・・・・・

セレ―ナ「また・・・・。」
シロン「おいおいおいおいおい。」
クラッシュ「飯食ってからゆっくり話せば良いって。まずは飯、飯。」
セレ―ナ「あ・・・ありがとう。」
シロン「やれやれ・・・・。」

とりあえず、まず、ご飯を食べることにした3人(?)だった。

〜食堂〜

モグモグモグ・・・・


クラッシュ「すごい喰いっぷりだなぁ。」
セレ―ナ「あ・・・つ、つい調子に乗って食べてしまいました。すいません。」
シロン「わざわざ敬語じゃなくてもいいんじゃないか?」
クラッシュ「いやいや、地球の危機を何度も救ったオイラだから敬語は必要でしょう。」
シロン&セレ―ナ「(自慢だネ・・・・)」

美人に自分の凄さを見せつける気であろう。
得意げな顔でベラベラ喋るクラッシュ。


クラッシュ「まず、オイラは宿敵から生まれたんだよな〜。敵のボスがオイラを作ったんだけどオイラはかっこ良く逃げ出してやっつけたんだよなぁ。それで・・・etc、etc・・・」

かれこれ2時間たってもまだ話は終わっていない。時刻はAM11時。シロンもセレ―ナも一応真剣に聞いているが・・・・

セレ―ナ「(まだか・・・・・)」
シロン「(まだ3の話か・・・・」

もう飽き飽き。早く本題に入れないかと待ちくたびれた二人。
―――早く終わらないかなぁ。
 ―――もう喋るか。
決心した2人。


クラッシュ「で、それから・・・」
セレ―ナ「精霊守護神 セレ―ナ,精霊アクアクに会いに来た!!」
シロン「7大精霊龍 シロン、精霊アクアクへ合流に来た!!」
クラッシュ「へ・・・・?」

ここで、二人の心理状況チェック!!

―――彼女が逃げた理由分かった気がする。
 ―――彼女ができない理由、分かった気がする。

クラッシュなめられてます。


クラッシュ「な・・・何ィィィィィィィィ!!!!!!!!!」
セレ―ナ「で、どこに居るの?」
シロン「話があるから急いでくれ!!」
クラッシュ「ミ・・・ミーティングルーム!!」
セレ―ナ「よし、ありがとう!」
シロン「空間転移!!」

シュウ!


二人は食堂から消えた。1人になったクラッシュ。
―――オイラも行こうっと。
クラッシュも急いでミーティングルームへ向かった。


コツコツコツ・・・
クラッシュ「セレ―ナちゃん、かわいいなあ。かわいいって言うか美しいな。」

1人事を言っているクラッシュ。気味が悪いです。

クラッシュ「うーん・・・。にしても、セレ―ナちゃんの近くにいた龍・・・シロン・・・だっけ?なんか、何処かであった気がしてならないなぁ。」

それもそのはず。クラッシュはあの龍に助けられたり、心の中で助言をもらったりしたのですから。

クラッシュ「なんだっけ・・・・?って、そんな事考えている間にミーティングルームについてしまったよ。」

ウィィィィィィィン

ココ「またお兄ちゃん来たの?」
ブリオ「温泉は入ったのですか?」
パプパプ「ご飯はたべたパプか?」

クラッシュは首をかしげた。まだセレ―ナとシロンが来ていないのだ。おかしい。絶対におかしい。そう確信したクラッシュ。でも、本当にいない。

アクアク「なんじゃクラッシュ?どうかしたのかの?」
クラッシュ「シロンとセレ―ナが来たんだけど・・・・」
コルテックス「本当かクラッシュ!?」
エヌ・ジン「美人さんが来たのですか!?」
イザベラ「会ってみたいなあ!」
クランチ「どこに居るんだ!?」

皆、ゴオッ―――――――――っと喋りまくる。いきなりいろいろ言われてクラッシュも混乱しそうになった。

クラッシュ「もう来ると思うけど・・・この部屋に。」

その時!!

「シュウ!!」


セレ―ナ「到着。」
シロン「したみたいだな。」
アクアク「おお!!久しぶりじゃな!!」
セレ―ナ「お久しぶりです。アクアクさん。」
シロン「何十年ぶりだっけ?」
クラッシュ「・・・・・・」
他「・・・・・・・・・・」

目の前で色々言い合っている3人を見てクラッシュ達は、「邪魔をしてはいけない」と思い込み、ただただ話しているのを見ているだけだった。

クラッシュ「楽しそうだな・・・・」
ココ「本当に・・・・」




セレ―ナ「過去話は此処までにしておきます。本題です。他の人も聞いてください。」

皆は席に着く。そしてセレーナの方へ耳を傾けた。

セレ―ナ「現在、PK軍は宇宙へ撤退を開始しています。これに対し、SPR並びに地球連邦軍は戦力の補給を行っています。」
クラッシュ「なんでそんな事が分かるのさ?」

確かにそうだ。詳しいことも何故知っているのだろうか?

セレ―ナ「情報収集が得意な精霊が偵察に行ったから。」

一同「ふ〜ん」と思った。精霊にもそういう奴がいるんだ、と一同は思った。

セレ―ナ「で、PKは本拠地へ帰還しています。その本拠地は・・・・・・」
クラッシュ「その本拠地は・・・?」
セレ―ナ「ダーク・パワーストーン・メテオ(DPM)、超大型の隕石です。」
ココ「じゃあ、チャンスじゃないの?」
ココ以外「何で?」
ココ「それって、家に帰るようなモンでしょ?と言うことは、疲れているからよね?だから・・・・疲れているときにPKを叩くの!!そうすれば、もしかしたら戦力を消費せずに攻撃できるからね。」
ココ・精霊達以外「なるほど。」

一同は納得した。確かに、そうかもしれない。だが、現実は非常に残酷なものである。

セレ―ナ「それは無理よ。」
精霊以外「え?何で?

一同ハモって聞く。

セレ―ナ「そう簡単にはいきません。DPMの周りに結界が張ってあるので攻撃が効きません。無論、その結界はPK関連の兵器しか通しませんからこちらから攻撃するのは不可能です。」
クラッシュ「じゃあ、どうやって攻撃するのさ?」
セレ―ナ「精霊魔法を使います。
クラッシュ「何それ?」
セレ―ナ「精霊に関係のある者だけが取得できる究極魔法です。破壊力は絶大です。」

そう、この時は誰も気がつかなかった。精霊魔法がどれだけ恐ろしいか・・・・。

アクアク「魔法クラスはどのくらいじゃ?」
セレ―ナ「8階級魔法です。」
アクアク「アルティメットクラスじゃな・・・。アスカが適しているな。」
セレ―ナ「はい。私の魔法はまだ6階級ですから・・・・」
クラッシュ「あのさあ。早く本題に入ってよ・・・・。」
アクアク「黙っておれ!!(怒)
ココ「お兄ちゃん!!」
クラッシュ「はいはい・・・。」
コルテックス「ふう。」

一方・・・・・・

―――DPM―――

―――???―――


キング「新型コマンダーも何機か完成したな?」
上級コマンダー「はい。ネオ・プロジェクト、Ωプロジェクト系列機の建造は順調に行われています。」
キング「うむ・・・しかし、間に合わないな。」
上級コマンダー「と、言いますと?」
キング「主要な艦を撤退させろ。旧式コマンダーはSPR、地球連邦軍の基地強襲に使え。」
上級コマンダー「了解しました。」
キング「ううむ・・・・。この戦争・・・・」

その頃、SPR、並びに地球連邦軍は地球を離脱しDPM駐屯艦隊への攻撃準備をしていた。ガナ―提督率いる連邦軍第46警戒艦隊が連邦の指揮をとっている。グラノ大将率いるSPR第1強襲艦隊がSPRを指揮している。

そして、この戦争は悪化し始める・・・・


第8話に続く・・・・

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