クラッシュ、新世界へ・・・


ギガクロスさん作

〜V〜 灼熱の戦い(前編)

〜自由騎士団食事部屋〜
クラッシュ『スピンアタック!!』
ゼオン『う〜ん・・・このスープはもう少し塩を足そう。』
クラッシュの攻撃はよそ見しながらかわされてしまった。またクラッシュは攻撃したが、かわされてしまった。
クランチ『しっかり戦え!!』クランチはパンチでゼオンを攻撃した。しかし、クランチの攻撃もかわされてしまった。
ゼオン『よし。これでスープは美味くなったぞ。』そう言って、テーブルの上にスープを置いた。
クラッシュ『あんにゃろ・・・』クランチ『連続パンチ!!』
ゼオン『血の気多いなぁ・・・もーー。カルシウム不足だぞ。ほら、やるよ。』
ゼオンは攻撃をかわした後、コップに入っていた牛乳をクランチにぶっかけた。
クランチ『て・・・めえ・・・・』ゼオン『クラッシュクンにはこのリンゴをやろう。』
クラッシュ『え!マジで!?』バーニング『よせ!!罠だ!!』
ゼオン『最高級品だぞ。1個8000円もするものだぞ?』
クラッシュ『くれーーーーーーー!!!』ゼオン『ほいよ。』
ゼオンの投げたリンゴにクラッシュはダッシュした。そして、キャッチして、ムシャムシャ食べ始めた。
クラッシュ『う〜ん・・・し・あ・わ・せだ〜〜〜〜!!』
クランチ『体が牛乳くさい・・・しかも・・・何と言うか・・・力が・・・抜けてきた・・・』
クラッシュ『おいらも眠くなってきた・・・ふぁあ〜〜〜〜、お休み〜〜。』
バーニング『寝るなああああああああ!!!!!
クラッシュ『ZZZZz・・・グオオ・・・』
バーニング『おのれ・・・毒を混ぜるとは卑怯な奴だ!!』
ゼオン『じゃあ、3VS1は卑怯じゃないのか?』
バーニング『うっ・・・そりゃぁ、卑怯だけド・・・
ゼオン『じゃあ、ええじゃないか。戦いを始めよう。』
バーニング『え・・・?ああ。』

〜輸送機〜
セレーナ『さて、飛んだのは良いですが・・・』
アクアク『何処に敵の本拠地があるのかのぉ?』
セレーナ『・・・・・』
輸送機は何の行く当ても無く、飛んでいるだけだった。今は海を横断している。
アクアク『クラッシュ達は大丈夫かのぉ?』
セレーナ『大丈夫ですよ。』
アクアク『まあそうじゃな。バーニングもついておるし、それに・・・』
その時であった。輸送機の真横を黒い物体が通り過ぎていった。
セレーナ『何ッ!?』アクアク『あれは・・・もしやUNKNOWN!?』
セレーナ『・・・ついて行ってみましょう。何処にも行かないよりはマシです。』
アクアク『じゃが、タスマニア島に行ったほうが・・・』
アクアクはしばらく考え込んでから、
アクアク『まあ、ついて行ってみるかの。』と、言った。
セレーナ『決まりましたね?じゃあ、追いかけます。』
輸送機は、黒い飛行物体を追いかけた。自由騎士団との戦いは始まったのだ・・・。

クランチ  戦闘不能
クラッシュ 昼寝(ぇ
バーニング 戦闘中
ゼオン   戦闘中

〜自由騎士団食事部屋〜
ゼオン『コショウバズーカ!!』バーニング『メガ・バズーカ!!』
2人の放った弾は、相殺しあった。しかし、そのせいでコショウが飛び散ってしまった。
バーニング『うおっ!!』ゼオン『ふっ・・・』
ゼオンは不気味な笑みを浮かべた。
ゼオン『小麦粉バズーカ 大盛り!!』バーニング『目くらましかッ!?』
ゼオン『そんなわけ無いだろ。※粉鹿(ふんじん)爆発だよ。』
バーニング『ッ!!しまっ・・・(そうか・・・コショウで目晦ましをした後で、小麦粉を発射。その小麦粉は粉塵爆発用か・・・しかもこれだけの質量だ。もうよけられない!!)』
ゼオン『マッチで火を点火。ポイッと投げて、はい完成。量が多いから大爆発〜』

ズドオオオオオン!!!

バーニング『がっ・・・(つーか、出番少なっ・・・)』
バッタリ倒れてしまった。
ゼオン『あ〜あ。後片付けが面倒臭いなぁ。』
クランチ『う・・・クラッシュ・・・・・・の・・・・・兄・・・貴・・・・が・・・・』クランチは、力を振り絞って立ち上がった。』
ゼオン『おや?あの牛乳をモロにかぶっても、まだ、立ち上がれるとは・・・』
クランチ『うっ・・・』クランチは膝をついた。
ゼオン『本当は食べ物で敵を倒したくは無いんだがね。悪いな。』
クランチ『(駄目だ・・・ここでやられたら・・・)』しかし、目の前が真っ白になって力が出なくなってしまった。

それから数十分後・・・

ゼオン『さてと。料理は出さなきゃナ。連絡連絡。』
ゼオンは、部屋のスミにある通信機のような物で何処かへ連絡した。
ゼオン『ご昼食の準備が出来ました。本日のメニューは、・・・・・・(略)です。また、侵入者の排除も完了しました。・・・・・はい、分かりました。では、食事部屋へいらして下さい。』通信機を元の位置に戻した。
ゼオン『ふう、疲れた疲れた。俺も昼食食うか。ラーメンラーメン。』ゼオンは食事部屋から出て行ってしまった。

※粉塵爆発
大気中に、ある一定の濃度の粉塵(小麦粉など)が浮遊している際、空中で着火する事により爆発する現象の事。

〜輸送機〜
セレーナ『・・・。もしかしたら・・・は・・・で・・・
アクアク『どうしたんじゃ?』
セレーナ『いえ。ココさんが連れ去られた理由が分かった気がして・・・』
アクアク『な・・・本当か!?』アクアクは驚いたように喋った。
セレーナ『自由騎士団がココさんを連れ去ったのは、彼女を人質にするためだったのではないかと・・・。いや、まだ他にも理由があるかもしれません。』
アクアク『確かにそうじゃな。彼らがやりそうな事じゃ。しかし、何でココなんじゃろうな。誘拐したのは。』アクアクは不思議な顔をしていた。
セレーナ『別の目的があって誘拐したのだと思いますが・・・』

〜監獄〜

ギイイイイイイ
バーニング『(・・・。ふう。気絶したフリをしておいてよかった。粉塵爆発で俺がやられると思うなよ・・・ゼオンめ・・・しかし、此処は何処だ?監獄か?なら、もう攻撃するか・・・)』
騎士団兵士7『よし。これで全員監獄の中に閉じ込めてやった。もう閉めるか。』
ギイイイイイイ
バーニング『(今だッ!!)』暗闇で何も分からないが、バーニングは立ち上がって闇雲にスピンアタックをした。『ガシャン!!』と、何かが壁に当たる音がした。どうやら、騎士団兵士にスピンアタックが命中したようだ。
バーニング『よし!!って、何も見えないし・・・。目が慣れるまで、動かないでおくか。』

――数分後・・・――
バーニング『目が慣れて来たな。よしよし。兵士にしっかり当たったようだ。』壁で兵士がのびている。気絶しているようだ。
バーニング『こいつ(兵士)の懐中電灯を借りるか。悪りぃな。』そっと手を伸ばして、兵士が持っている懐中電灯を取った。
バーニング『クラッシュとクランチは、此処には居ないようだ。探すか。』そう思って歩き出した時、誰かの声が聞こえた。
???『まあ、待て。』
バーニング『ッ!!(見つかったか!?)』
???『俺も出してくれや』
バーニング『え?』懐中電灯を声のする方へ向けると、人が牢屋に入っていた。
???『いやあ。以前捕まっちゃってさ。奴らZがどうのこうのって言ってたぞ?』
バーニング『ふうん・・・で、出してくれって事か?』
???『頼むデ〜。有益な情報もあるしさぁ〜』
バーニング『有益な情報?』
???『ああ。この自由騎士団の目的さあね。』
バーニング『ほう・・・。詳しく聞かせてもらうか。ちょっと下がってろ。』
牢屋に向かってスピンアタックをして、謎の人物を助けた。その人は、ゆっくり牢屋から出てきた。
???『おりゃあ、ザン。ザンって名前だ。お前は?』
バーニング『バーニング・バンディクー。人探しをしている。それで、自由騎士団の目的は何なんだ?』
???『へっへっへ。なあに。新生PKとつるんでこの世界を破壊するのさ。』
バーニング『この世界を!?』驚いたバーニングは懐中電灯を落としてしまった。
???『ああ。ハイパー・メガ・バスターUでね。』
バーニング『いや。待て待て待て待て。』落とした懐中電灯を拾いながら言った。
バーニング『新生PKって・・・前大戦で消失したPKが何で居るんだ?』
ザン『さあね。詳しいことは知らん。だがな、これはオレの仮設だが・・・。別の部隊がハイパー・メガ・バスターUを完成させていた。一号機(戦場で使われたハイパー・メガ・バスター)は、SPRと連邦の残党艦隊の集中砲火により暴走して爆発した。その余波で戦場にあるPK全ての艦隊は消滅したわけだ。多分、※異次元に飛ばされたのだろう。だが、戦争終結後に二号機を使用して異次元へレーザーを放った。そのレーザーを通して全艦隊は再びこの次元に戻ってきたのだろう。・・・そして、今の自由騎士団と新生PKが手をつるんだって訳だ(だが、どうやって交渉をしたんだ?)。』
バーニング『ほーう・・・。定かではないが、事実を確かめる必要があるみたいだな。ならば、此処から出るぞ。』
ザン『そうだな。』二人は、立ち上がって歩き出した。しばらく歩くと、上へと続く階段があった。2人は階段を上っていった。最後の段を上り終わり、前を見ると、とても長い通路が続いていた。
バーニング『危険だな・・・』ザン『そうでも無いぞ。』
バーニング『は?』ザン『俺、錬金術使えるから。』
バーニング『はい?錬金術?』バーニングは、こいつ、頭がどうかしているのか?と思った。しかし、ザンは真剣だった。
ザン『なら見てろよ。油性ペン・・・と。』
ザンは、通路の壁に油性ペンで円盤のような物を書いた。そして、その円盤を両手で叩いた。すると、円盤が消えて巨大な扉が現れた。
バーニング『え・・・?本当にやりやがった。』バーニングは驚いて、再び懐中電灯を落としてしまった。とうとう、懐中電灯は光らなくなった。
ザン『これで、別のところにつながった筈だ。行ってみるぞ。』
バーニング『あ・・・ああ。ところで、どうして錬金術を使って牢屋から出なかったんだ?』
ザン『作者に、『錬金術を使って牢屋から出たらやられ役にするぞ!』って脅されたからな。』
バーニング『うわあ・・・それは嫌だな。』
ザン『とにかく、扉を開けるぞ。』
二人は、扉を開けて中に入った。そこで、目にしたものは・・・

2人『これは・・・・!!』


その頃・・・・

クラッシュ『ZZZZ・・・・・うう・・・タウナ・・・愛してるぅ〜』

また・・・・

クランチ『・・・う・・・ぬいぐるみ・・・・!!俺は・・・どうしたんだ?ん!牢屋か!早くでねぇと・・・』

クラッシュ影薄いなあ・・・(汗

バーニング・ザン
2人『これは・・・・』二人が目にした物。それは、実験室であった。周りにコンピューターが並べられている。
バーニング『・・・・!!あれは・・・』バーニングが何かを見つけた。それは、分厚いファイルであった。
ザン『なんだそりゃ?えーと・・・ココ・バンディクーの洗脳実験・・・?』
バーニング『何!?』バーニングは、ザンからファイルを取り上げて読んだ。
バーニング『2006年8月14日、ココ・バンディクーヲホカク。エクスカリバーヲシヨウサセル。ヒケンシャ、エクスカリバー二カラダヲセンリョウサセラレル。ケイカクスイコウノタメノジュンビガトトノイツツアル・・・・。』
ザン『・・・・・計画遂行?何の計画だ?』
バーニング『・・・・・・・いや、それより・・・・』
ザン『?』
バーニング『ココ・バンディクーは・・・俺の探している人物だ。』
ザン『そうなのか!?』ザンは驚く。
バーニング『ああ・・・。ココはエクスカリバーに体を占領される・・・?乗っ取られたって事か!』
ザン『だろうな。ん・・・・・、』
バーニング『どうした?』
ザン『・・・・来たか。』バーニング『え!?』
ザン『ココ・バンディクーが此処に来る!!』
バーニング『・・・!』
その時研究室のドアが開き奥からココが現れた。手に、黒いもやで包まれた剣を持っている。
ザン『あれがエクスカリバー・・・』
バーニング『あれに体が乗っ取られているのか・・・?』
ココ『・・・・・ATTACK』
バーニング『・・・!?』
ココの剣が黒く光る。その途端、体が重くなったのをバーニングとザンが感じた。
ザン『何だ・・・これは・・・・』
ココ『Cutting of the dark in two』
ココの剣がさらに黒く光る。そして、ココは一瞬でバーニングヘ近づいた。そして、剣で腹を切りつけた。
バーニング『ぐあっ!!』
痛さのあまりにバーニングは跪く。
ココ『The last blow』
すると、ココの持っていた剣は恐ろしいほど黒くった。ザンは危険を感じた。
ザン『バーニング!!槍、錬成!!』
ザンは床に練成陣を書いて、床から槍を錬成した。
ココ『・・・・貴方は後で殺してあげるわ・・・』
ザン『・・・・!!バーニング!!』
ココ『・・・・』
ココは目の前で跪いているバーニングを冷たい目で見た。そして・・・
ザン『バーニング!!剣を抜け!!』
ザンはココに向かって突っ込んでいく。
バーニング『クッ・・・・』
ココはバーニングの頭上から剣を下ろす。とっさに彼は剣を抜き、エクスカリバーを弾く。互いの刃が交差した。
バーニング『今はこうするしか・・・!』
ココ『フン・・・・』
交差する剣と剣。両者の剣は互角であった。
バーニング『(くそっ・・・パワーストーンがあれば形態変更できるんだが・・・)』
ココ『これまでね・・・』
バーニング『うっ!!』
すると、急激にココの剣が黒く光りだした。そして、バーニングの剣を少しずつ押し出そうとする。
バーニング『(まずいな・・・・)』
ザン『こんにゃろ!!』
ザンはココに飛び掛った。そして、ココの腕を蹴り飛ばす。その時、ココが剣を放した。
ザン『(よし・・・!)バーニング!!剣だ!!』
バーニング『うおりゃあ!!』
バーニングは、エクスカリバーを斬った。エクスカリバーは、真っ二つになった。そして、床に破片が落下する。
ザン『やった!!』
バーニング『おう・・・ココは?』
ザン『気絶してるが、大丈夫だ。脱出しよう。』
バーニング『ああ。ココは俺がおぶる。よし、離脱する!!』

バーニング&ザン 脱出準備完了。

〜自由騎士団牢獄〜
クラッシュ『ZZZ・・・・ん・・・あ!!』
クラッシュは、起き上がって周りを見渡した。真っ暗で、何も見えない。
クラッシュ『暗ッ!!ドコだよ〜〜〜!!??』
クラッシュの声が牢獄中に響き渡る。しかし、何も聞こえない。
クラッシュ『こんな時、ピカールが居たらなぁ・・・』
???『僕を呼んだかい?』
クラッシュ『うわ!!明るッ!!ってピカール!!』
クラッシュの目の前に現れたのは、ピカールであった。
クラッシュ『何で此処に?』
ピカール『ふっふっふ。』
ピカールは不気味に笑う。
クラッシュ『(教えない気だ・・・)』
ピカール『早く此処を出よう!!もうすぐ、見張りが来るよ!!』
クラッシュ『あ?ああ。』
クラッシュは鉄の扉に近づいた。
クラッシュ『新技!!ス・・・・じゃなくて、竜巻スピンアタック!!』
クラッシュの一撃で、扉は吹っ飛んだ。
ピカール『こっちだよ!!』
クラッシュ『おう!!』
クラッシュは、スピードシューズでピカールを追う。そして・・・

クラッシュ『お。階段だ!!上から明かりが見える。出口だ!!』
ピカール『急いで!!』
2人は急いで階段を上った。そして出口に着いた。

クラッシュ『やった〜〜〜!!って・・・あれ?通路じゃなくて、外?』
ピカール『みたいだねぇ・・・』
クラッシュ『おいコラ作者!!手抜いたな!!』
ピカール『まあまあ・・・』
クラッシュ『全く!!ボスとか出てこないのかよ・・・』
???『呼んだかい?』
クラッシュ『え!』
???『俺様ちゃんを忘れちゃこ困るぜ!!ブゥ〜〜〜〜ン!!』
クラッシュ『エヌ・オキサイド!!』
エヌ・オキサイド『自由騎士団とか言う奴らが俺様チャンたちを仲間にしたいと言って来てな。仕方がないから高い金をもらって仲間になったんだ。』
クラッシュ『それが何さ?』
エヌ・オキサイド『なっ・・・クラッシュ!!お前を抹殺してやる!!』
クラッシュ『(面倒くさいなぁ・・・)かかって来い!!』
エヌ・オキサイド『ミサイルでも喰らえ・・・・』
ピカール『や〜い。オリジナルキャラよりも出演回数の少ないやつめ〜』
エヌ・オキサイド『ガーーーーーーーーーーン』
クラッシュ『あ。落ち込んだ。』
エヌ・オキサイド『主要キャラなのに・・・もしかして・・・影薄い・・・?
クラッシュ『セレーナちゃんや兄ちゃんよりも出演回数が少ない。ふっ、作者に見捨てられたな。』
ピカール『そんなことよりも、なんか・・・黒い物体がこっちに向かって来てるよ。』
クラッシュ『え!!』
クラッシュは空を見る。かなり遠い位置だが、黒い点が見える。段々と大きくなってくる。
クラッシュ『何だアレ!?』
ピカール『あれ?黒い物体の後ろに・・・飛行機みたいなのが・・・』
クラッシュ『ウゾ!?うう・・・見えない・・・』
ピカール『あれは・・・輸送機!!』
クラッシュ『何が始まるんだ・・・?』

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