Crashスパイラル～果てしない世界～

Crashスパイラル～果てしない世界～

エピソードⅠ：世界の終わり

ytさん作

「パワーストーン？何それ。」
クラッシュにはパワーストーンを知らない人が居たのだ。
「だってお前、ココと一緒にパワーストーンを取りに行っただろ？」
クラッシュはプーラに向かって複雑な顔をしながら言った。
そこにココが苦笑いをしながらこちらに来たのだ。
「プーラ、パワーストーンというのは・・。これよ。」
「あぁ、これか！このピンクなのがパワーストーンっていうんだぁ。」
プーラの話からはここ数年パワーストーンを知らなかったらしい。前にプーラの背中にココが乗って走る冒険をしていたのはそう言われたからとりあえずやった。という気まぐれな感じだったのだそうだ。
と、そこに辺りが暗くなった。
ゴロゴロ・・・ドーーーンッ!!!!

「わーーっはっはっはっはっは！！」
「もう、何なのよ～。」ココは困った顔で言った。
クラッシュは、「そ、その声は、コル・・」
バンッ
家の戸が開いた。「助けてくれーーーッ！」
「コ、コルテックス！どうしたんだ！？」
コルテックスはあせった顔をしてクラッシュの家の中に入り込んできたのだ！
「ク、クランチが！」
「クランチ？クランチがどうしたんだ？」

バン、バン、バコーーーンッッ！！！！
何者かが家を壊したのだ。
「ク、クランチ？」

「わーーーはははは！！そうさ、俺はクランチ！」
「どうしたの？クランチさん！！」
「あぁ、なんだったっけなお前・・。えっと、ココだったっけな？いや、違う・・・。あぁ！思い出した！！！ココナッツ！！！」

違うわよ!!!!!!!!ココよ!!!コ・コッッ!!!!!
「どういうことよ！コルテックス！クランチさん、どうなっちゃったの！？」
「わしは前から世界征服を企んでいたろ？それをあきらめられなかったワシはこう決意した。一番最強なクランチを仲間にすれば怖くない。お前（クラッシュ）を仲間にしようとしたがお前はワシの操りには操られないと思ってなぁ、クランチを仲間にしようとしたのだ。」
そうして次々とコルテックスは説明をしつづけた。
「そしてエヌ・ジンに頼んでクランチを捕まえるように頼んだのだ。そしたら成功した。そのままワシは光線を浴びさせた。だが、それは間違えた考えだった。」
そりゃそうだろ！？
「その光線のききすぎでさらに最強になってしまった。わしでも止めることができない。多分、クラッシュでも倒せるのは不可能に近いと思う。」

わーーーはっはっはっは!!!!!!!!!!!
「俺はこのタスマニアにある植物、海、動物などの自然を全て奪った。このままいくとタスマニアがなくなるだろう。いい気味だ。そうしてお前らも終わるだろ！わっはっはっは！！！」

そこにアクアクがやってきた。
「アクアク！！！」
「このままいくとタスマニアだけじゃない。世界が破滅だな。どうしればいいもんじゃのぉ？」

クラッシュは決意した。
「仲間と戦うのはつらい。でも何もやらない方がもっとつらい。」
「そうね。戦って・・・。勝って見せるわ!!」

プーラはパワーストーンの価値を知らない。プーラの隣にあったストーンをクランチが奪ってストーンを粉々にしてしまった！
「くぅ～～～？」
「プーラ！これは大切なものなんだぞ！なんで守らなかったんだ！？」
「お兄ちゃん！！今はそんなことをしている場合じゃないよ！」

わっはっはっは！俺をまずは探すんだな。
クランチはその言葉を残して失踪してしまった。
壊れかけた家にいたクラッシュ達は外にでた。と、そこは。

―――スパイラル（螺旋）のように果てしない赤い空が広がっていた。
　　　　　　　　まるで邪悪が空にのりうつったような感じがした・・。―――

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