タスマニアンウォーズ


ランページさん作

第一話 さらばクラッシュよ・・・

〜タスマニア島でのクラッシュ達〜
クラッシュ達はタスマニア島のとある公園でピクニック中・・・
クラッシュ「いただきま〜す!!」
クラッシュは焼きリンゴを食べている。
ココ「お兄ちゃん、私の作った焼きリンゴ美味しい?」
クラッシュ「美味しい!!じゃあオイラはバンガローでダンスしてくる!」
ココ「あ!お兄ちゃんちょっと待って・・・まったくお兄ちゃんてば・・・」
ズン、ズン、ズンチャ♪ズンチャ♪
クラッシュ「イェーイ!!ダンスは楽しいー!!」
すると同じくピクニック中のピンストライプがやってきて・・・
ピンストライプ「フッ!その程度で女にモテると思うな!」
クラッシュ「誰かオイラの事呼んだ?ま、いいか・・・ダンスを続けよ・・・」
ピンストライプ「話を聞けー!!」
クラッシュはラジオを止めてピンストライプに話しかけた。
クラッシュ「なんなんだよう!!ってピンストライプ?!」
ピンストライプ「気付くの遅っ!!ま、それは兎も角用があるんだが・・・」
クラッシュ「その用とは一体なんなんだい?」
「それは昔にとあることがキッカケで滅びてしまった【死神の騎士】に生き残りがいたらしくその生き残りが再び【死神の騎士】の組織を結成したらしい・・・そして現在も侵略行為を始めている・・・」ピンストライプは話しました。
そしてピンストライプがクラッシュに用件を話し終わり、クラッシュがココのいるバンガローへ帰ろうとしたその時!!
ココ「きゃあっ!!なにするのよー!!やめてー!!」
???「ゲヒャヒャヒャヒャ!!まずはお前からだああああ!!」
帰ってきたクラッシュは妹が襲われているのを見てフードを被った謎の騎士に挑みました。
クラッシュ「やめろおおお!!妹に何すんだー!!」
クラッシュはリンゴバズーカを構え謎の騎士に向かって撃ちました。
???「イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!その攻撃は効かない!!光波バリヤー!!」
ガキン!!ガキン!!
クラッシュがリンゴバズーカから撃ったリンゴは光波バリヤーの前に実弾を弾く様な音がしてあっさり弾かれてしまった。
「クラッシュお前は一体誰なんだ!!」
???「クックックッ・・・とうとう名を言うときが来たか・・・オレの名はタイラント・トッケイゲッコー。死神の騎士・・・本名をいうのはお前に辛そうだからタイラントと呼んでくれ!!」
相手が本名を言ったのでクラッシュが本名を言おうとすると・・・
クラッシュ「オイラの名は・・・・・・・」
タイラント「いわなくてもお前の名は分かる!!クラッシュ・バンディクーよ!!」
クラッシュ「な、何いっ!!な、何故オイラの名前が分かる!?」
ココ「ええっ?!何でお兄ちゃんの名前が分かるの!?」
驚くクラッシュ&ココ。その言葉に答えるタイラント
「フッフッフッ・・・それはお前の心を読んだのさ!!」
クラッシュ&ココ「一体どうやって?!」
タイラント「テレパシーでな!!次はオレの番だ!!ビームセイバー起動!!」
タイラントはビームセイバーを起動しクラッシュに襲い掛かった!!
クラッシュはすかさずリンゴバズーカを構えて撃ち込む。が、しかし!!
タイラント「フンッ!!その攻撃も効かねえよ!!」
バシュ!!バシュ!!
タイラントは手に持ったビームセイバーでリンゴバズーカのリンゴを一刀流断してしまった。
クラッシュ「な、何いっ!!オイラのリンゴバズーカのリンゴを斬った?!」
タイラント「止めだ!!」
ピシュン!
タイラントは腕に装着していた矢のような物を発射する装置をクラッシュに向けて、その装置から矢のような物を発射した。
ココ「お兄ちゃん避けて!!あの矢は麻酔針よ!!」
クラッシュ「何いっ!!」
しかしココが言った時はすでに遅く・・・
ブスッ!!
クラッシュ「アレ・・・オイラ・・・なんか眠くなって・・・」
ココ「おにーちゃーん!!」
タイラント「クラッシュは俺がさらって行く!!助けたかったら実際に俺達の基地を探し当ててくるんだな!!フハハハハ!!フハハハハハハハハハハ!!」
クラッシュは謎の悪の組織:死神の騎士を名乗るタイラントに背負われて、彼が創り出した異次元空間に入っていきました・・・
ココ「おにーちゃーん!!
その声は遠くにまで木霊しました。
ココ「私、お兄ちゃんを絶対に助け出してみせる!!」
こうして謎の悪の組織:死神の騎士を倒し、兄であるクラッシュを助ける為にココは特訓するのでした。
ココ「空手キック!!」
バキバキバキバキバキバキバキ!!(効果音)
何段も重ねた木箱を空手キックで何回も割るココ
ココ「足払い!!」
バキッバキッバキッバキッバキッ!!(効果音)
同じく何段も重ねた木箱を高速ダルマ落としのごとく連続で壊していく。
こうしてココの復讐劇は始まったのでした・・・

〜謎の悪の組織:死神の騎士の基地〜

眠らされたクラッシュは牢獄に入れられていた・・・
ZZZZZZZZZZZZぐお〜んが〜んぐお〜うあ〜あ〜あ〜や〜め〜てく〜れ〜。」
看守のヒョウモントカゲモドキ「ったくうるせえな!!看守はもっと大人しくしろ!!意味分からん寝言言いやがって!」
クラッシュ「うーんムニャムニャ・・・ハッなんだここは!!」
眠らされていたクラッシュが看守の罵声に目を覚まして牢獄の外を見るとなにやらクラッシュを捕らえたタイラントと正体不明の巨大なドラゴンが話をしていた・・・
タイラント「オメガ・ドラゴン様・・・クラッシュという男を捕らえました・・・」
オメガ・ドラゴン「フム・・・その男は本当にクラッシュであろうな?・・・」
タイラント「ハイ、私の捕らえたクラッシュ・バンディクーは偽者なぞではございませぬ・・・」
オメガ・ドラゴン「そのクラッシュにはココ・バンディクーという妹がいるとカメレオンのスパイから聞いたのだがそいつは捕らえたのか?・・・」
タイラント「いえ・・・それが・・・奴に妨害されてしまい・・・捕らえることが・・・出来な・・・」
オメガ・ドラゴン「バカモノ!!何をしでかしておるのだ!!」
タイラント「あ、あわわわわわわわ!!そ、それがクラッシュもやはり手強い奴でありまして・・・そのクラッシュの妹であるココをも捕らえようとしたのですが・・・そやつが激しく反撃して妨害してきやがって・・・・」
オメガ・ドラゴン「えええええええい!!貴様はいつも失敗ばかりしよってええええ!!許さんぞおおおお!!
クラッシュはオメガの怒鳴り声が怖すぎて頭を抱えてうずくまり、怯えてました。
クラッシュ「ううううううううう!!怖い!怖い!怖い!怖い!怖い!怖い!!」
その光景に看守のヒョウモントカゲモドキ(ケビン・レオパードゲッコー)は腹を抱えて大笑いしていました。
ケビン「あははははははははははははは!!お前のほうが怖くておもしれえええええ!!」
それでも気にせず怒鳴っているオメガ。
「このバカタレ!!いい加減にしろ!!」
タイラント「お、おおおおお落ち着きなさいませオメガ・ドラゴン様!!」
オメガ・ドラゴン「もうよかろう!!もう一度だけチャンスをくれようぞ・・・」
タイラント「一体何をすればいいのでしょうか?・・・・」
オメガ・ドラゴン「まずはネオ・コルテックスと言う奴らの宇宙ステーションを血祭りにあげろ!!分かったな?!」
下級の死神の騎士たち「了解!!」
中級の死神の騎士たち「イエッサー!!」
上級死神の騎士の一人:タイラント「クラブビースト!!」
すると霧に包まれたフタ付きの穴から蟹の様な怪物が現れた!!
クラブビースト「シャシャシャシャシャシャシャシャシャ!!」
先程のオメガの言葉を聞いた瞬間、クラッシュは驚いていた。
えええええええええ!?も、もしかして・・・
方のネオ・コルテックスは手下とエヌ・ジンの協力を得て新たなスペース・コロニーを完成させていた・・・
〜ネオ・コルテックスのスペースコロニー〜
ネオ・コルテックス達はスペースコロニー完成記念に内部にある食堂で食事をしていた・・・
ネオ・コルテックス「ゴク・・・ゴク・・・やっぱりこのコーヒーは独特の苦味があっていいぞ・・さてと・・飯だ飯だ・・・」
タイニータイガー「タイニー焼肉食べたーい!!」
ディンゴ「今日のゴハンは、焼肉かー!!!」
エヌ・ジン「ったく焼肉、焼肉ってうるさい!少しは静かにするなり!!」
〜スペースコロニーのあるアステロイド・ベルト〜
アステロイド・ベルトには死神のタイラントの操作する母艦が迫っていた・・・
タイラント「ほほう・・・ここがネオ・コルテックスのスペースコロニーだな・・・戦闘機出動!!奴のスペースコロニーを破壊するのだ!!」
下級の死神の騎士「了解、了解。」
研究員「あれは何だ?!」
タイラント「光線発射!!」
死神の騎士の戦闘機はスペースコロニーに接近するやすぐに光線攻撃を仕掛けた。
バシュ!!バシュ!!
ズドカーン!!
研究員1「ギャアァァ〜〜!!
ネオ・コルテックス「何だ今の揺れは!?故障か!?」
エヌ・ジン「いえいえ・・・このスペースコロニーはちょっとやそっとでは故障なんぞしませんよ。コルテックス博士。」
研究員2「コ、コルテックス博士!!大変です!!」
ネオ・コルテックス「一体どうしたのだ?!そんなに慌てて・・」
研究員2「謎の飛行物体が攻撃を仕掛けてコロニー内部に侵入してきました!!早く脱出用ロケットの用意を!!」
コルテックス達が脱出用ロケットのある隠し部屋に行こうとしたその時ドアがいきなり何かに剥ぎ取られ、研究員の一人が投げ飛ばされた。
ガシャン!!
研究員2「ギャアァァ〜〜」
研究員3「ウギャァア−!!」
クラブビースト「シャシャシャシャシャシャシャ!!」
ネオ・コルテックス「何だあれは!!」
クラブビースト「キシャシャシャシャシャシャシャシャ!!」
クラブビーストはハサミをふり上げてコルテックスたちを叩き潰そうとしてきた。
ネオ・コルテックス「おのれ・・・これでも喰らえ!!化け物め!!」
バシュン!!
コルテックスは手に持っていた光線銃で蟹の様な化け物を撃った。
しかしクラブビーストには効かなかった・・・
ガキン!!
クラブビースト「ギャーシャッシャッシャッシャ!!」
〜ネオ・コルテックスのスペースコロニー〜
研究員「コルテックス博士達は先に避難してください!!」
ネオ・コルテックス「・・・後は頼んだぞ・・・」
ネオ・コルテックスはそう言うと参謀達はスペースコロニーを後にした・・・
一方のスペースコロニーはというと死神の騎士の母艦の最後の一撃により、大爆発を起こして崩壊した。
ネオ・コルテックス「ああ・・・ワシのスペースコロニーが・・・」
〜オーストラリアの都市〜
住民A「何だあれ?」
住民B「ビルにぶつかるぞ!!逃げろー!!」
ドカーン!!
崩れるビル、炎上するコンビナート、そう、先程の死神の騎士の宇宙船に破壊されたコルテックスのスペースコロニーの破片が地球に落下してきたのだ。
死神の騎士の基地
タイラント「ネオ・コルテックスの宇宙ステーションを爆破しました。」
オメガ「よくやった!!コルテックスも俺と同じく世界侵略が目的なんでオレ様の邪魔者だったのだよ・・・」
タイラント「おまけにその破片が地球のとある島に落下してその破片が落下したところも血祭りにあがりましたぜ。」
オメガ「それは予想外だったな・・・それにしてもよくやった・・・」
〜タスマニア島〜
オメガの魔の手はタスマニア島にも迫っていた・・・
メルテンス・ゲルザー「フハハハハハハハハ!!次はお前だ!!ココ・バンディクー!!」
しかし、ココは優れた格闘能力により雑魚の死神の騎士を倒していた・・・
ココ「それでも私に挑む気?」
メルテンス「チックショー!!こうなったら・・・」
メルテンスが右腕を空高く上げると右腕はサーベルに変化、姿も明らかに違うものとなり、ココを敗北に陥れた。だがココがいつの間にか腕につけていた腕輪を掲げると光に包まれ、装甲服を身に着けた戦士のような姿に変わった。
先程ココが作っていたメタル・バンディクースーツを装着してパワーアップし、メタル・バンディクー・ココになった。だが先程、スペースコロニーを襲ったクラブビーストが地底から出現、メタルモードのココに襲い掛かる!!
クラブビースト「キシャシャシャシャシャ!!」
ゴボゴボゴボゴボ!!
その泡はココのメタル・バンディクースーツに当たるが少し煙が出る程度で大したダメージにはならなかった。
ココ「空手キック!!」
クラブビースト「その攻撃は効かない!!ってな、なにい!!」
ガキン!!ガキン!!・・・グシャ!グシャ!
ココの足払いは防がれてしまったと思われたが目を潰すことには成功した。
クラブビースト「ウギャー!!目が!目がー!!」
目を失ったクラブビーストは手当たり次第にまわりにある物を破壊して大暴れし、雑魚の死神の騎士をハサミで挟み潰したり投げ飛ばしたりした。
ココ「今の隙!!スーパー空手キーック!!」
クラブビースト「ぐわあああああああああああああ!!」
ココの必殺技の空手キックによりクラブビーストは砕け散った。
メルテンス「くっそう・・・こうなったら撤退だ・・・」
メルテンスが逃げようとしたが・・・
ココ「逃げられると思ったら大間違いよ!!雷神波!!」
ココは精神を集中させて足に気を溜めて力が最大に達したときにその気を撃ち出し、その光線は逃走しようとするメルテンスに直撃、断末魔の叫びとともに焼け死んだ・・・
メルテンス「ぐ、ぐわあああああああああああああ!!」
戦いが終わった時はすでに夕方で夕日を背景にメタルモードを解除したココは「待っていてねお兄ちゃん・・・必ず助け出して見せる・・・」と言っていた・・・

〜第一話完〜

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