タスマニアンウォーズ


ランページさん作

第二話 クラッシュが倒れるとき!タスマニアに何かが起こる!!

〜クラッシュの家の隠し部屋〜
メタルスーツを解除したココは家の隠し部屋にあるテレビ電話で友達であるアンタレス・エンペラースコルピオンと会話していた。
ココ「死神の騎士って知ってる?」
アンタレス「死神の騎士?ああ、知ってるとも。コルテックスが最初に世界侵略を図ったころに活動を始めた謎の集団だよ。」
ココ「ええっ!?」
ココは驚いた。
アンタレス「だがクラッシュやコルテックスの目に付かぬよう活動していたから分からないだろう。やつらは変身が極めて上手い。コルテックスの部下である研究員に化ける者もいれば一般市民に変身する者もいる・・・」
ココ「それだけ?」
アンタレス「ああ、それだけだ。なぜ俺が知っているかは内緒だぜ。」
アンタレスはテレビ電話の電源を切ってしまった。
〜死神の騎士のアジト〜
タイラント「クラッシュはいろいろな技を身につけている・・・
そこでだ!!・・・奴から特技を聞き出せ!!だが無駄な特技をいわれても無視しろ!!」
サルバトール・ディラン「イエッサー!!」
クラッシュ「オイラに何をするつもりなんだよ!?」
サルバトール「フッフッフッフッフッフッ・・・」
サルバトールは不気味に笑った・
サルバトール「お前が身につけている技を教えてもらおう・・・」
クラッシュ「教えるものか!」
サルバトール「だったらこれを使うしかないだろう・・・かなり苦しいがな!!」
サルバトールがそう言うと戸棚のようなものから毒ガス発生器のようなものを出した。
クラッシュ「一体何をするんだ!?」
タイラント「クックックックックックッ・・・」
タイラントがスイッチを押すと同時に白いガスのようなものが出てきた。
クラッシュ「よせっゲホッゲホッ!!い、息が!!」
クラッシュは気絶したような状態になり、操られた。
サルバトール「よし、技を教えろ・・・」
クラッシュ「スピンアタック・・・ジャンプ・・・スライディング・・・ボディープレス・・・」
サルバトール「後は何だ!?」
クラッシュ「ハイジャンプ・・・ハイハイ・・・リンゴバズーカ・・・」
サルバトール「どうやらここまでのようだな・・・よし・・・後はクローンを戦わせるだけだ・・・本物と違い脳味噌筋肉質のお馬鹿ではない・・・奴とは違い好戦的な性格だ・・・」
〜クラッシュの家〜
クラッシュの家には先ほどテレビ電話で話していたアンタレスがいた。
アンタレス「なぜ情報を知ってるかを言うぞ・・・実は俺は・・・」
ココ「・・・?」
アンタレス「元死神の騎士さ(コソコソ話程度の音量)」
ココ「ええっ!!ウソ・・・」
アンタレス「だがあいつらの悪行に嫌気が差して俺は奴らを裏切りお前らの仲間に寝返ったんだよ・・・・(コソコソ話し程度の音量)」
ココ「それで・・・?」
アンタレス「だが俺はその悪行が奴らのスパイにばれてしまい、以来賞金首に上げられて賞金稼ぎや殺し屋から狙われてるんだよ・・・大抵の奴は返り討ちにしてやったがな・・・」
アンタレスが話し終わった瞬間、いきなり家のガラスが叩き割れ、不気味な仮面を被ったサソリがココ達に襲い掛かった。
キラー・デスストーカー「その話、聞いていたぜ!覚悟しろキサマ!!!」
アンタレス「お前は先に逃げろ!!奴は俺が食い止める!!」
ココ「でも・・・」
アンタレス「いいから逃げろ!!逃げろといったら逃げろ!」
ココ「・・・・・・・」ココが家から出た瞬間、近くにあったリンゴの樹から二人のクワガタムシが飛び降りて襲い掛かった。
ツイン・スタッグビートル「オレタチ、オメガサマノ命令ここにキタ。
オレ達ノ名ハ、スタッグビートル二兄弟ダ。カクゴシロ。」二人のスタッグビートルはかたことな言葉で話しかけるとココに襲い掛かって来た。
ココ「どうやら喋り方からして知能が低いようね・・・」
ココは抜群の運動神経で彼らの銃撃を身軽にかわし、ブラザー・グリーンに飛び蹴りをお見舞いした。
ブラザー・グリーン「ゴファッ!!」
ブラザー・ブルー「オノレエエエ!コレデモクラエ!!」ブラザー・ブルーが口を開けたかと思うとなんと火を吐き出してきた。
ココ「おっと!!そう簡単には当たらないわよ!!」ココが反撃の一撃にキックをお見舞いしようとしたその時だった。
ココ「きゃっ!!」気絶したはずのブラザー・グリーンに大顎で弾き飛ばされたのだ。
転ばされてしまい、大顎で閉められたり、投げ飛ばされたりしている内に圧倒的不利に陥り、とうとう気絶してしまった。
ココ「もう・・・ダ・・・メ・・・」だが次の瞬間、何者かの声と共にブラザー・ブルーの体を何かが貫いた。
???「スコーピオンランサー!!」
ブラザー・ブルー「グワアアアアアアアア!!」
ブラザー・ブルーは傷口から緑の血液を出して倒れた。
それと同時にブラザー・グリーンも蹴っ飛ばされた。
ココが目を覚ますとそこには先程、ゲイル・デスストーカーと戦ったアンタレスが立っていた。
アンタレス「大丈夫か?無理して戦うんじゃない・・・足から血が出てるぞ。もしやあいつらの大顎で切り裂かれたな。」
ココ「これぐらいの傷なんか・・・」ココが少し強気でこう応えた。
アンタレス「無理するんじゃない!!傷の状態が酷くなるぞ!あの死神の騎士の使徒は俺が倒す!!」アンタレスがそう言うと早速起き上がったブラザー・グリーンに挑んでいった。
ブラザー・グリーン「ヨクモ兄者を!!ユルサン!!死ネエエエエエエエ!!」ブラザー・グリーンが大顎を開いたと同時に口から火を吐いて攻撃してきた。
アンタレス「クッ!!」アンタレスが間一髪で身をかわす。
ブラザー・グリーン「ウゥアアアアアアアアアアアアア!!!」ブラザー・グリーンが大顎に力を溜め始めた。
ブラザー・グリーン「グァアアアアアアアアアアア!!!」大顎から赤い光線をココに向けて放ってきた。
アンタレス「危ないっ!」アンタレスがココを庇う様に身代わりになった。
ココ「アンタレスーッ!!」アンタレスが死んだかに思ったココは最後の力を振り絞り、怒りの一撃でブラザー・グリーンの大顎を砕いた。
ブラザー・グリーン「グワアアアアアアアアアア!!」
すると死んだはずのアンタレスが起き上がった。
アンタレス「さっきはよくも光線をぶち込んでくれたな!!」その体を見るとあれほど光線を食らったというのに怪我を負っていないのである。
ブラザー・グリーン「ナ。ナニイイイイイイイッ!!」驚きすぎて動揺を隠せないようだ。
アンタレス「てりゃあああああっ!!」ブラザー・グリーンを胴上げして投げ飛ばし、起き上がれなくなったブラザーグリーンを尻尾の毒針で刺して仕留めた。
ブラザー・グリーン「のわぁあああああああああああああああああ!!!ブラザー・グリーンが断末魔の叫びと共に死亡した

〜死神の騎士アジト〜
クラッシュ「ふあ〜あ〜・・・・ん?・・・ここは・・・一体・・・?」先ほど気絶したような状態になったクラッシュはようやく目を覚ましたようだ。
タイラント「ようやく目が覚めたか・・・」そこにはタイラントがいた。
クラッシュ「一体何をするためにオイラを・・・まさかオイラを処刑するためにさらったんだな!!ここから出せ!!」クラッシュがスピンアタックや周りの物を投げて滅茶苦茶にした。
タイラント「まあ、そう暴れずに・・・クックックッ・・・」
クラッシュ「一体何の為に!オイラを放せ!!うりゃああああああ!!」
タイラント「ぐわあっ!!」次の瞬間、クラッシュがタイラントをスピンアタックで吹っ飛ばした。
サルバトール「暴れるな!!黙れ!!それ以上騒ぐと殺すぞ!!」
クラッシュ「・・・・・・」ブラスターを突きつけられ黙り込んだ。
サルバトール「とりあえず来てもらおう。」そう言うとクラッシュを連れて研究室に向かった。
〜死神の騎士アジト研究室〜
クラッシュ「ここは一体・・・」
タイラント「おいサルバトール、説明してやれ。」
サルバトール「クラッシュ、ここは我々の基地の研究室だ・・・すごいだろう・・・」
タイラント「クラッシュ君「これを見たまえ・・・」
クラッシュ「なんと言うことだよ・・・」指を指された部屋を見るとそこにはクラッシュとよく似た姿を持つ者。そう、もう一人のクラッシュであった。
サルバトール「さて・・・君は用済みだ・・・ここで死ねえっ!!」
クラッシュ「なにっ!!」
クラッシュが周りを見渡すと光線銃を持った戦闘兵が囲んでいた・・・
戦闘兵「終わりだクラッシュ!!消えろ!!」
タイラント「貴様の命もここでおしまいか・・・」
クラッシュ「死ねといわれて死ぬ馬鹿がどこにいる!!食らえ!!スピンアターック!」
クラッシュがスピンアタックを戦闘兵に打ちかましサルバトールにぶつける。
タイラント「こうなったら【クラージ】を戦闘させる!!」
サルバトール「やめろ!まだ実験途中で・・・」
タイラント「命令に従え!!ばか者!!」
スイッチを押すと【クラージ】のいる部屋のシャッターが開き、
【クラージ】が出てきた。
クラージ「・・・マッサツシレイ、クラッシュ・・・」
クラッシュ「とうとうでたな・・・」
沈黙もつかの間、クラージがリンゴバズーカと同じ形のミサイルランチャーを撃ち込んで来た。
クラッシュ「うわっ危ないっ!!」
クラッシュは間一髪でクラージのミサイルを回避した。

サルバトール「よし!クラージよ!そのままクラッシュを殺せ!」
クラージ「クラッシュ・・・マッサツ・・・」

クラッシュ「次はオイラの番だ!スライディング!」
クラッシュがスライディングをするが・・・
クラージ「フンッ!ナンノコレシキ!」
そう言うとクラージはクラッシュの足を掴み、そのまま振り回した。
クラッシュ「どぅわあああああああ!!やめろおおおおおお!!」
クラージ(ブラッククラッシュとも)「テリャアアアアアアア!!」
クラッシュ「うあああああああああああああ!!」

クラッシュも投げ飛ばされまいと回転して抵抗するも通用せず、結局投げ飛ばされてしまった。
クラッシュ「痛たたたた・・・・」
タイラント「さあクラッシュを血祭に上げろ!」
クラージ(ブラッククラッシュとも)「リョウカイ・・・」

クラージが背中から電流を流す鞭を出し、クラッシュに絡めた!

クラッシュ「うぐっ・・・何をす・・る・・・気・・・だ・・・・」
クラージ「シネエエエエエ!!」
ブラッククラッシュがそう叫ぶと電気を流した!
クラッシュ「ぐ・ああああああああああああああああ!!!!や、・やめ・・・ろ・・・がああああああ!!」
鞭から電気を流され、苦しむクラッシュ!
ブラッククラッシュ「フンッ!てりゃああああああああ!!」
クラッシュは無残にも胴上げされ、放り投げられてそのまま床に叩きつけられてしまった・・・

クラッシュ「うわ・・・あ・・・ああ・・・」
床に叩きつけられたクラッシュは立ち上がろうとするもとうとう意識を失い、倒れてしまった・・・
タイラント「よぅし!奴の処刑だ!クラージよ!よくやった!次はタスマニアの連中の奴らが血祭りに上げられる番だ!次のタスマニア襲撃作戦実行まで休んでおくのだ!」
ブラッククラッシュ「イエス・・・マスター・・・」
そう言うとサルバトール達の輸送船に乗り込んだ。

〜タスマニア島〜
ココ「な、何あれ?!」
アンタレス「奴らの輸送船だ・・・あ、あれは!?」
アンタレスが望遠鏡で輸送船の後ろの部分を見るとクラッシュが十字架のようなものに貼り付けにされているではないか!
そしてタイラントの図太い声が同時にタスマニアの都市に響く・・・
タイラント「クラッシュは我々死神の騎士の手で葬った!クラッシュは倒れた!いや、死んだのも同然だ!」
ココ「ウソ・・・ウソでしょ?!・・・お兄ちゃんが負けるはずないじゃない!」
ココはその場に泣き崩れる。
クランチ「いや・・・クラッシュは負けた・・・負けてしまったんだ!・・・畜生!」
クランチが持っていた栄養ドリンクのビンを岩に叩きつける。

〜タスマニア島の町の中のとある道場〜
???「ワシらも奴らと戦おうか・・・死神の騎士とはいろいろと因縁があるのじゃ・・・」
???「それは無茶です・・・奴らは武装しています・・・」
???「いや・・・奴らは中国拳法などの格闘術も備えている・・・その気になれば格闘術の勝負でかかってくるでしょう・・・」

〜サルバトール達の輸送船〜
タイラント「さて・・・クラッシュをどう処刑するかな?・・・やっぱり毒殺か?」
サルバトール「いやいや・・・一気に首チョンパとかでもいいんじゃないですかねぇ・・・」
ブラッククラッシュ「クラッシュハオレガショケイスル・・・」
タイラント「その手もありだな!クラッシュの処刑はお前に任せたぞ!」
サルバトール「で・・・処刑場はどこですかね・・・連中どもの見ている前で公開死刑にしましょうか?奴らは目を覆いますぜ・・・」
クラッシュ「・・・こ・・・ここは・・・」
???「やっと目を覚ましたか・・・」
クラッシュ「か、体が動かない?!離せ!離せ!」
???「おっと・・・そうは行かないねぇ・・・貴様は今から処刑されるんだからなぁ!名前を言うのを忘れてたぜ・・・俺の名はデュメリル・ダンガー様だぁ!」
クラッシュ「ああ・・・オイラがもっと鍛えていればこんな事にならなかったのに・・・」
タイラント「処刑する場所は東シナ海の無人島に決定だ!異議はないな?!」
部下たち「はい!」
サルバトール「クラッシュがいない今は襲撃にもってこいの状況です!あと少ししたらタスマニア襲撃作戦を実行しましょうよ!邪魔なコルテックス軍も沈めましたし!」
クラッシュ「やめ・・・ろ・・・タスマニアには・・・大切な・・・妹や友達が・・・いるん・・・だ・・・・!」
デュメリル「ほっほう・・・なかなか格好付けた台詞を言うじゃねえか・・・だが・・・お前の言いなりにはならねえよバーカ!」
クラッシュ「畜生!・・・だけど・・・その内オイラの妹と友達がお前たちをコテンパンにするぞ!覚悟するんだな!」
サルバトール「無駄ですよ!私たちはそんなヘボじゃありませんからね!」

〜タスマニア島〜
ココ「お兄ちゃん・・・・」
クランチ「お、おい・・・泣くなよ・・・まあ、兄をさらわれたんだもんな・・・泣いてもおかしくはないか・・・」
ココ「私・・・もっと強くなりたい・・・」
クランチ「え?何て言った?!今もっと強くなりたいとか言ったよな?!」
ココ「つまり本当に格闘術を習得したいということよ・・・」
アクアク「ココよ、修行するにはもってこいな道場があるぞよ。タスマニアの街角にある道場でな・・・昔から在るんじゃよ・・・そこの道場の長老は二人おってな・・・化け物級の強さだぞい・・・名前は忘れてしまったがな・・・だが修行は厳しいぞい・・・それでも通うとでもいうのか?」
ココ「それでも行く!私・・・思ったの・・・お兄ちゃんがさらわれたのは私が力不足だと思って・・・」
クランチ「そんなことはないだろ!ココもかなり抵抗したほうだとは思うぜ!」
ココ「それと私のパソコンで死神の騎士について調べたんだけどその騎士たちは格闘術も得意だったわ。だから本格的に修行した方がいいと思って・・・修行が厳しくても私は諦めないわ!強くなってお兄ちゃんを助け出して見せる!」
アクアク「その心得があればいいぞい!!では例の場所に行くとしようか!」
ココ「うんっ!」
クランチ「ついでに俺も行くぜ!」
三人はそう言うと家を出て道場へ向かった。
ココ「その師匠ってどんな姿?」
クランチ「噂によれば二人の内の一人はワニらしいぜ。それで長老だとは言え、かなり若々しいらしいな。そして爬虫類系の種族では珍しく髭が生えてるんだとか。それで孫娘がいるらしいぜ・・・そいつもかなり強いんだとか・・・」
三人は歩きながらタスマニアの町を歩いていた。
クランチ「はあ・・・まだかよ・・・意外に遠いな・・・ん?何かでかい門が見えてきたぞ?・・・もしかして!・・・」
アクアク「おお!あれがお主たちの目的地の道場ぞよ!」
ココ「やっと着いたわ!」
クランチ「でっけえ道場だな!」
アクアク「さて・・・門を開けてみようぞ・・・」
ココ「分かったわ!んぐぐぐぐぐ・・・ってこの門重いじゃない!」
アクアク「おお、言うのを忘れておったわ・・・その門・・・『激重』じゃ!」
クランチ&ココ「最初から言えよ!」とずっこける二人。
アクアク「すまんすまん・・・(汗」
ココ「こうなったら!・・・空手キーック!」
ココの空手キックで門は・・・

開かなかった。
クランチ「ええい!こうなったら!ドロップキーック!」
クランチのドロップキックで門は・・・

開いた!しかも凄まじい勢いで!

アクアク「およよよよよよよ?!すごい勢いで開いたぞよ?!
まあ、あの門はちょっとやそっとで壊れんから安心せい・・・」
ココ「やっとの思いで開いたわ・・・行きましょう。」
クランチ「おう!どんな長老か楽しみだぜ・・・」
そこへ忍び寄る黒い影に三人は気付いてはいないのであった・・・
その一方で三人は早速道場内に入り、玄関口で長老の孫娘に歓迎され、出迎えられていた。
???「いらっしゃいませ!ではこちらへ!」三人は茶の間のような部屋へ案内される。
クランチ「アンタがこの道場の長老の孫娘かい?」
???「そうですわ。私がおじいちゃんの孫娘ですよぅ。あ、自己紹介忘れてました。私の名前は『ミリアン・クロコダイル』ですぅ。よろしくお願いしますですわ!!」
ココ「私の名はココ・バンディクー!よろしく!」
クランチ「俺の名はクランチだ!よろしくな!」
ミリアン「言わなくても分かりますわよ。」
ココ「ええっ?!どうして私たちの名前が分かるの?!」
クランチ「俺も疑問に思うぜ・・・」
ミリアン「だっておじいちゃんから聞きましたわよ。ココさんはかつてコルテックスから世界を救ったクラッシュ・バンディクーさんの妹だって聞きましたし・・・」
クランチ「それで?それで?」
ミリアン「それにクランチさんは悪名高いネオ・コルテックス博士に創られ、洗脳された挙句、4体の魔神と合体してクラッシュと戦ったけれど彼に負けて洗脳が解けた後は悪事を反省してクラッシュさんたちの仲間になった、とおじいさまから聞きましたわ。」
クランチ「お前のおじいちゃん物知りだな・・・よかったら呼んでこれるか?」
ミリアン「分かりましたわ。ただいまおじいさまの弟子の修行が終わったところですから。」
ミリアンはそういうと道場の庭へ出て行った。
そして、未だにココたちに忍び寄る黒い影・・・彼はいったい誰なのか・・・

〜死神の騎士の輸送船〜
サルバトール「襲撃作戦実行は奴らが忘れた頃・・・つまり暫く休んで奴らが忘れた頃に襲撃としましょうよ!」
タイラント「それもありだな!それなら・・・東シナ海の無人島は取りやめにするぞ!タスマニアの奴らが見ている前で公開死刑だ!一旦戻るぞ!」
部下たち「え・・・でも今更・・・もう東シナ海の領域ですよ・・・」
タイラント「うるさい!命令に従え!戻れといってるんだ!」
部下たち「イ、イエッサー!!」
死神の騎士が乗っている輸送船は東シナ海の領域を前にタスマニアへ戻るため、Uターンした。

〜タスマニア島の道場『竜牙泊』〜
クランチ「ついでにその弟子も見てみたいよな・・・」
ココ「どうせワニでしょ!」
ミリアン「おじいさま〜!?来客ですよ〜!おじいさまに会いたいみたいです。」
???「おおミリアンか!来客が来た?!今行く!ついでにお前も来い。」
???「わ、分かりました!師匠!今行きます!」
一方三人は・・・
クランチ「どんな姿か楽しみだぜ・・・」
ココ「私も楽しみだわ・・・」
???「お待たせしたぞ!」
クランチ「うわ・・・すげえ・・・この道場の長老なのに若々しいぜ・・・」
???「わしがこの道場の長老じゃ・・・宜しくな・・・」
ミリアン「彼が私のおじいさまですわ。改めてよろしくおねがいします。」
ココ&クランチ「改めて宜しく!」
???「おお・・・名前を言うのを忘れてた・・・わしの名は『ランデュリウス・クロコダイル』だ・・・改めてよろしく・・・で目的は?」
アクアク「ココがこの道場に弟子入りし、修行したいみたいぞよ・・・」
ココ「例え修行が厳しくても私は頑張ります!」
ランデュリウス「うむ・・・その心得があればいいぞ・・・」
???「あ、はじめまして!」
クランチ「誰だ?もしかして・・・」
ココ「彼が長老の弟子?!」
ミリアン「そうですわ。彼が私のおじいさまの弟子ですわよ。」
???「あ、僕の名前は『カイル・クロコダイル』です!宜しくお願いします!最近この道場に弟子入りしたばかりです!」
クランチ「ほほう・・・俺達よりも以前にこの道場に弟子入りしたわけか・・・」
カイル「まあ、そういう事ですね!(彼の心の声:理由はいえませんけど・・・)ハハハハハハ!」
ランデュリウス「よかったら・・・稽古部屋を見るか?ほかの師匠の弟子に対する指導を見るのも大事なことだぞ?・・・」
ココ「見ます!どういう指導なのか見るのも大事ですからね!」
クランチ「俺も見るぜ!」
ミリアン「どうぞこちらへ・・・」
三人は道場の客間を出て道場の稽古部屋へいく。
ココ「みんなああいう風に修行しているのね・・・それにしても広いわ・・・」
弟子A「えいっ!やーっ!」
???「だめだ!もっと力を入れろ!これじゃあ力が弱すぎる!」
弟子「分かりました!いやああああああ!!」
???「今度は力の入れすぎだ・・・今回はここまでにしておこう・・・」
クランチ「俺も弟子入りしようかな・・・」
アクアク「お前さんは今の状態で十分だと思うがのう・・・」
クランチ「いやいや!彼の戦歴をある雑誌でみて憧れちまったんだよ・・・確かこの道場はボクシングの部の部屋もあるみたいだからな・・・」
ココ「それにしてもすごいわね・・・あっゴメン!」
ココがある一人の師匠にすれ違い様にぶつかってしまった。
???「おおっ!すまないネ!おいちゃんの名前は『シェンロン・アッター』ネ!宜しくなのネ!」
ココ「よ、よろしく・・・」
クランチ「彼は恐らく中国拳法使いだろうな・・・」
ミリアン「いかがでした?では客間に戻りましょう!」
ココ「爬虫類系の種族がけっこういたわね・・・」
ミリアン「いえいえ!私みたいな爬虫類以外にもココさんやクランチさんのような哺乳類系の種族もいますわよ。」
ココ「へえ〜・・・私と同じようなバンディクーもいるってことね・・・」 その一方で客間には先ほどの黒い影が三人に近づいていた・・・
ミリアン「よかったら紅茶をどうぞ。クランチさんは牛乳ですよね。」
ココ「ありがとう!」
クランチ「おっ!ありがとよ!ちなみに俺はボクシングの部へ入ることを希望したいんだが・・・」
ミリアン「OKですわ!この道場には珍しいことにボクシング部もありますのよ。」
クランチ「ありがとよ!」
そして黒い影は凄いスピードで客間に入り、入り口近くに立ててあった竹の杭を刀で一刀流段にした!
アクアク「あれは誰ぞい?」
ミリアン「お帰りですわ。」
???「ボクは・・・『ルージュ・フライングスクワーラル』だよ。よろ・・・しく。ちなみにルージュ師匠と呼んで・・・ね・・・」
クランチ「ほっほう・・・かなり別嬪な師匠だな!」
ココ「彼は見るからにくノ一ね・・・」
ランデュリウス「さて・・・お二人さんには少し実力のテストを受けてもらおう・・・お二人さんがどれだけの実力を持つのか見てみたいのじゃ・・・」
ココ「分かりました!」
クランチ「了解したぜ!」
ランデュリウス「ココはわたしについてくるのだ・・・」
ミリアン「クランチさんは私についてきてください。」
ココはランデュリウスについていき、一方のクランチはミリアンに案内されてココが行く部屋とは違う部屋へ向かう。
ランデュリウス「ここじゃ。」
ココ「先ほど行った稽古部屋では?」
ランデュリウス「そうじゃよ。では、テストを始める。まずは足技であの瓦を真っ二つに割ってみるのだ。」
ココ「はい!・・・てりゃー!!カラテキーック!」ココがカラテキックで瓦を真っ二つに割る。
ランデュリウス「見事じゃ!さて次は拳の力であの巨大な木箱を壊してみるのだ!」
ココ「次は拳ね・・・せいっ!やー!!」ココの正拳突きが見事にヒット、巨大な木箱が粉々に。
ランデュリウス「おお!またしても見事じゃ!それにしてなぜ初めてだというのにここまで・・・」
ココ「実は・・・格闘系のアクション映画にハマってて・・・それでカラテキックとかの技を・・・」
ランデュリウス「どうりで上手いと思ったら・・・だが・・・修行はもっと厳しい・・・覚悟しておくんだぞ・・・」
ココ「分かりました!」
ランデュリウス「では今回はここまでだ!客間に戻るぞ!」
ココはランデュリウスとともに客間へ戻った。
ランデュリウス「うむ・・・お前さんの実力は相当なもののようだ・・・だが・・・まだ力が足りん・・・修行するべきだ。」
ココ「やっぱり今の私じゃ力不足ね・・・」
ランデュリウス「仕方がない・・・お前さんをこの道場に泊める!そして修行するのだ!」
ココ「ええっ!?」
一方、クランチは・・・
クランチ「何とか終わったぜ・・・」
ミリアン「あなたの実力も相当なものですわね。では戻りましょう。」
クランチも客間に戻った。
ランデュリウス「クランチ君・・・君も泊まりこみで特訓するか?」
クランチ「どうしようか・・・俺も泊り込みで特訓する!」
ランデュリウス「よし!二人とも同じ考えだな!修行は厳しいが決して挫けるんじゃないぞ!」
ココ&クランチ「はいっ!!!!」
ミリアン「ええっ!?泊り込みで?・・・まあ、いいですわよ。でもその代わり・・・修行は厳しいですからね・・・

〜死神の騎士の輸送船〜
サルバトール「タスマニア島の沿岸に到着しました!我々は処刑と作戦実行までここに身を潜めておきましょう!」
タイラント「よし!よくやった!それと・・・三人の尖兵を送り込む!出てこい!」
???「分かったぜ!」
???「・・・了解したよ・・・」
???「オレ、クラップゲイル!三度の飯より戦い好き〜!!」
サルバトール「奴らには気をつけてくださいよ・・・では・・・健闘を祈る!」
???「行ってくるぜ!」
三人衆は一斉に水上バイクで輸送船から出動した。
〜タスマニア島の道場『竜牙泊』〜
ミリアン「ああ!皆さんの夜ご飯の食材がないですわ!ココさん・・・食材の調達お願いしてもよろしいでしょうか?」
ココ「いいわよ。私が買ってくるわ。」
クランチ「早速一つの仕事か?!」
ココ「では、行って来ます。」
ココがそう言うと道場を後にした。

〜『竜牙泊』の近くの空き地にある鉄塔の上〜
???「ほっほう・・・奴は先ほど道場に泊り込みで通うことになったみたいだな・・・」
???「でもまだ修行はしていないものと思われますよ。」
クラップゲイル「オレ早く戦いたい!」
???「まだ待てよ・・・奴の買い物の帰りを狙ってそこを襲撃するんだ!分かったな!」
???「あいよ!」
クラップゲイル「分かったよ!」
〜デパート、ユリノ〜
ココ「食料品売り場は一階ね。とりあえず今回のみんなのご飯はカレーにしようっと!」
クランチ「よおっ!」
ココ「ちょ、ちょっと!脅かさないでよ!ってクランチ?!ついて来たの?」
クランチ「ああそうさ。さっきからついてきていたんだぞ?とりあえず、野菜のコーナーへ行くぞ。今日はキャベツにレタス、キュウリが安いからな!」
ココ「はいはい・・・でも今回の夜ご飯はカレーなんだからね!それだけは忘れないでよ!」
クランチ「ケチだな・・・ま、いいか。」
ココ「なになに・・・キュウリは100円、キャベツは83円、レタスが98円・・・意外に安いわね・・・まあいいわ、とりあえず入れといておこうっと。さてさて・・・次は・・・カレーの材料ね・・・カレールーは・・・170円・・・豚肉は高知産の物が210円・・・北海道産のジャガイモが80円・・・ニンジンは・・・97円・・・タマネギが75円・・・これらの物も安いわね・・・じゃあこれも買っちゃおう!」ココがカートのカゴに入れる。
クランチ「それとこれ頼む!」
クランチが出したのは牛乳である。
ココ「ええ?!牛乳は道場にあったので十分じゃない?!」
クランチ「じつはさ・・・お前が行った直後、冷蔵庫の牛乳を見たら客間で飲んだ牛乳で最後だったみたいなんだよ・・・だからさ・・・頼むぜ!」
ココ「・・・まったくしょうがないわね!でもいいか。」
クランチに無理やり牛乳を買わされたココだったが目的の物はすべて揃った。
ココ「じゃあ後は会計ね・・・」
クランチ「そうだな・・・」
ココがレジに向かう、敵に狙われているというのも知らずに・・・
『竜牙泊』の近くの空き地にある鉄塔の上〜
???「遅いですね・・・」
???「リーダー・・・奴が今いるデパートに爆弾と一般市民に化けた偵察兵を仕掛けましたぜ・・・」
???「こちら、『ギリー・クオッカ』だ。奴らの様子は?」
偵察兵(無線)「いま買い物と会計が終わったところで・・・今階段の部屋にいます。」
ギリー「お前は先にデパートから出ろ。今からそのデパートを爆破する。」
偵察兵(無線)「了解!(コソコソ話程度)」
ギリー「俺の部下も出たようだ。よし!爆弾のスイッチを押せ!」
???「あいよ!ポチっとね!」
〜デパート、ユリノ〜
クランチ「よし、帰るぞ。」
ココ「そうね。」二人が会話していると突然中央ホールが爆発する。
一般市民たち「ぎゃああああああ!!」
クランチ「伏せろ!」ココを庇うように一緒に伏せる。
ココ「きゃっ!」
クランチ「だめだ!逃げるぞ!爆風が向かってくる!」クランチが買った食物とココを抱きかかえてユリノから避難する。
クランチ「何とか逃げ切った・・・いったい誰が・・・」
ココ「さあ・・・ユリノも派手に爆破されたわね・・・デパート内は原形をとどめてないわ・・・外も結構派手に爆破されている・・・とりあえず行きましょう。師匠たちに伝えなければ!」
クランチ「分かったぜ!」クランチはココを下ろすと走って道場へ帰った。
〜『竜牙泊』の近くの空き地にある鉄塔の上〜
クラップゲイル「奴らが来ました!道場へ帰る途中のようです!」
ギリー「よし!襲撃するぞ!」
???「分かりました!」
そう言うと突然三人は鉄塔から滑るようにしてクランチとココの前に立ちはだかった。
ココ「誰よあなた達は?!」
クランチ「そうだ!名を言え!」
ギリー「オレの名は『ギリー・クオッカ』だ!」
???「私の名は『ライア・ポッサムで〜す☆」
クラップゲイル「オレの名は『クラップゲイル・カメレオン』だあ!」
ココ「やる気満々のようね!」
クランチ「やってやろうじゃねえか!」
クランチは持っていた買い物した食材の袋を空き地の隅っこに置いて戦う。
ココ「まずは私から!カラテキーック!」
ライア「そんなヘボなキックは無駄ですよー!バクテンキーック!」
ココ「え?!キックを防がれ・・・きゃあっ!」
ココがバク転してきたライアのキックを喰らう。
クランチ「ああっ!ココ!このやろう!ボコボコにしてやるぜ!くらえ!メガトンパンチ!」
ギリー「ボコボコにされるのはあなたのほうですよ!とうっ!やああああああああ!!」
クランチ「オレのパンチをかわした?!・・・ごふぁっ!」
メガトンパンチをかわされて動揺しているうちにギリーの急降下キックを喰らう。
ギリー「容赦はしませんよ!ていっ!やあーっ!」
クランチがさらにギリーの突きを腹に食らい、吐血する。
クラップゲイル「止め!首折り!」
ライア「キャーハハハハハハ!私のキック一発で倒れるとは弱弱しいですねぇ☆悔しいですか?うりゃうりゃ!」
倒れたココがライアに蹴られている。
クランチは首締めを喰らっている。
二人ともこのまま殺されてしまうかと思ったその時だった!
クラップゲイル「ぐあああっ!体が貼り付けにされて動けねえ!」
ライア「きゃぁ〜!!体が鎖でしばられてる〜!!」
クランチ「あいつ・・・だれだ?・・・」
ココ「私達の味方のようね・・・」
???「ココさんとクランチさんは早く逃げてください!」
ココ「いや・・・私も・・・戦う・・・わ・・・」
クランチ「俺も・・・だ・・・」
二人は最後の力を振り絞って立ち上がる。
ギリー「・・・仕方ありませんね!新参者の相手もしてやりますよ!」
???「さあかかってきなさい!」
ギリー「やる気満々のようですねぇ・・・じゃあ本気でいかせてもらいますよ!まずは私から!旋風脚!」
???「回転には回転です!きりもみ蹴り!」
逆立ち回転キックをしたギリーの上に飛び上がって回し蹴りをしたまま落下する。
ギリー「ぐあああああああ!!」
ライア「ギリー様ぁ!もうこの鎖邪魔です!」
鎖分銅を強引に外す。
クラップゲイル「ギリー様!今助けます!」
ギリー「が・・・あが・・・覚えてろよ!竜牙泊のやつめ!退却だ!クラップゲイル!ライア!」
ココ「あっという間に逃げたわ。」
クランチ「一目散で退却したな。逃げ足が速い・・・ぐっ・・・」
???「大丈夫ですか?いま師匠を呼んでくるのでその場で待っててください。」
クランチ「俺は歩ける・・・大丈夫だ・・・」
ココ「そういえば・・・買った食材忘れたわ!取りに行かなきゃ・・・」
???「買った食材は私が持ってますよ!では帰りましょう。」
クランチとココはたまたま落ちていた木の枝を松葉杖のようにして道場まで帰った。
〜竜牙泊〜
シェンロン「相当ボコボコにされた様ネ・・・」
???「一体誰が・・・」
ランデュリウス「死神の騎士じゃろうな・・・」
???「なぜ言い切れる?」
ミリアン「その可能性もありそうですわ・・・」
???「この道場に弟子入りしたばかりのココさんとクランチさんを狙って襲撃したようですから・・・まだ実力がすこしいまいちな弟子を狙うのは彼らの得意な手段ですよ。」
???「なるほど・・・」
ミリアン「では・・・ご飯の時間にしましょうか!皆さんお腹すいたと思いますし。今日のご飯はカレーライスですよ。」
???「ようし!飯だ飯だぁ!」
ココ「ところで・・・さっき私達を助けたのはいったい誰なの?」
???「私ですか?私は『ネフィル・アッター』ですよ。」
ココ「あなただったのね!さっきはありがとう!」
ネフィル「いえいえ・・・(照れる)」
ランデュリウス「彼は準達人級の者でな・・・もう少しで師匠になるんじゃよ。」
???「俺の自己紹介も忘れてたな!俺の名は『マルクリウス・ウルヴァリン』だぜ!よろしくな!」
???「私の名は『シュード・フライングスクワーラル』だ。宜しく。」
ココ「宜しく!いろんな師匠がいるのね・・・あ、先程私が買い物に行っていたユリノが目の前で爆破されたの!」
シェンロン「なに!大変なことね!それと・・・これ見るネ・・・今オーストラリアの町が大変なことになっているみたいなのね・・・」
シェンロンが新聞を見せる。
ココ「・・・それってもしや・・・」
シェンロン「そのとうりネ!やつらの飛行輸送船らしきものが目撃された直後、同時刻にオーストラリアの都市では大規模な銃撃事件や、ビルの爆破事件が発生していたのネ!」
ココ「やっぱり・・・世界の脅威を幾度も救ってきたお兄ちゃんがさらわれた今、多くの脅威が暴れ始めているということね・・・」
シュード「そういうことだな・・・・」
ミリアン「できましたわよ!」
マルクリウス「よっしゃ!できたぞ!俺は大盛りで!」
シュード「私のは普通に。」
ネフィル「私のも普通に。」
ルージュ「ボクも・・・普通に・・・」
シェンロン「おいちゃんはおなかいっぱいだから要らないネ!」
ランデュリウス「私も孫の作ったカレーを食べるとしよう・・・」
ココ「私も普通盛りで。」
クランチ「俺も普通で。それとサラダも頼む。」
ミリアン「サラダも作っておきました。皆さんで食べてくださいね。」
ランデュリウス「では・・・頂くとしよう!」
一同「いただきまーす!」
道場の師匠や弟子達は食事を始めた。
カイル「ミリアンさんの作るカレーは美味しいです!」
アクアク「ココとクランチもカレーを食べているぞよ?ん・・・どうしたんじゃ?その傷は・・・」
ココ「先程死神の騎士に襲撃されて・・・」
クランチ「それで殺されそうになったがネフィルとかいうのがやってきて俺たちを助けてくれたんだぜ!」
ネフィル「確かに私が助けましたよ。お二人さんは後もう少しで殺されるという状況でした。」
アクアク「おまえさんか?!ココとクランチを助けたのは!お主には感謝しているぞい・・・」
ネフィル「アハハハハハ・・・」
クランチ「ん?ルージュ師匠がいないな・・・」
シュード「彼は一人で屋根裏で食べている・・・心配することはない・・・」
こうして師匠と弟子達は食事会を楽しむのであった・・・
だが・・・ココだけは兄であるクラッシュのことが心配でほかの師匠や弟子よりも少し食べるスピードが遅かった・・・
そして、クラッシュが倒されたことにより、多発するギャングの銃撃事件や一般市民に変装した死神の騎士による爆破事件・・・これはクラッシュが倒れたその後に起きているのである・・・そしてクラッシュはこのまま処刑されてしまうのか?!次回へ続く!

〜第二話終わり〜

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