侵略者from地球外〜世界の運命を懸けた戦い〜


3666さん作

4章 〜分散〜

<1号室>
ヴァイオレット「できそうですか?あの作戦は。」
ジン「多分、何とかなると思いますよ。何が何だろうとやるんですよ!というより、やらざるを得ませんよ・・・。」
ヴァイオレット「まあ、あっちがやるから仕方ないですよね・・・。ところで私たちは、何かいけないことでもしましたかね?」
ジン「!!!」
ヴァイオレットの一言はジンに相当な刺激を与えたように見えた。
ジン「それもそうですよね・・・。武器が多すぎるのがだめですか?」
トランス「でもよく考えてみるでランス。普通は心強く思って、中には楽だなと思う人も出るはずでランス。」
ヴァイオレット「逆に危険すぎるというのもあるかも・・・。」
ジン「危険すぎる!?ちゃんとクラッシュ達にはやらないようにするつもりなのにですか?」
ヴァイオレット「本人ではそう思ってもあっちなら思いますよ。特にアクアクやココが。」
トロピー「・・・。アレか・・・。それにしても何故・・・。」
ジン「あの・・・、それは独り言ですか?」
トロピー「ん?独り言のつもりですけど、何かありましたか?それはともかく、あの作戦の前にやっておきたいことがあるんですよね〜。」
ジン「何をやりたいのですか?」
トロピー「何が悪いのか、実際に聞き込み調査をやるのですよ。そうしたら・・・」
ヴァイオレット「今更無理だと思います。やる価値はありそうだと言いたいところですが。」
ジン「危険ですが真実を知りたいですよね・・・。じゃあ誰が行きますか?」
トロピー「一番怪しまれない人のほうがBestだと思いますよ?」
ヴァイオレット「(何か、嫌な予感。)」
ジン「ヴァイオレット、行ってくれる?」
ヴァイオレット「(やっぱり!)・・・、いいですけど、保障はしてくれますか?」
ジン「何のかは知りませんけど、襲われそうになったら戦艦が壊れない程度に攻撃するか、逃げるかすれば大丈夫ですよ。ヴァイオレットなら大丈夫だと信じていますよ。」
ヴァイオレット「じゃあ、行ってきます。」
トロピー「Good luck!」
そしてヴァイオレットは3号室へと行った。

<3号室>
ココ「いいわね!今日の昼よ!」
とそこへ・・・。
コンコン
クラッシュ「誰だろ〜?」
ココ「絶対にあの4人のうちの誰かよ!お兄ちゃん、気をつけてよ!」
クラッシュ「何だ?ってヴァイオレットじゃん!」
ヴァイオレット「皆さんに聞きたいことがありますがいいですか?」
ヴァイオレット以外「は?」
ヴァイオレット「私達は何か悪いことでもしましたか?」
ココ「悪いことって、あのねぇ!あんた達は分かってないの!?というよりね、ヴァイオレット!あんただけには分かって欲しいのよ!あいつらがどんだけ危険かを!
ヴァイオレット「それは、私達を敵に回すからじゃないですか?それに本人達は、皆さんを傷つけないように努力すると言っているというのに・・・。」
ココ「それは口だけよ!」
ヴァオレット「・・・。ココさんはもういいです。あなたにだけ聞いているわけではありませんし。他の人達はどうなのですか?」
ココ&ヴァイオレット以外「・・・。」
ヴァイオレット「もういいです。失礼しました。」
そしてヴァイオレットは退室。
アクアク「言い過ぎたんじゃないかのぅ?」
ココ「いいのよ!」

<1号室>
ヴァイオレット「只今帰りました・・・。」
ジン「あ、お帰り。どうでしたか?」
ヴァイオレット「無理ですね。特にココが。」
トロピー「ココが?ならちょうどいいね〜。ジンさん、アレを続行させても結構ですよ。」
ジン「もう終わりましたよ。ココだから無理だろうと思ったもので。それに中止になるとしたらすぐにやめる事だってできるから良いかと思いました。」
トロピー「お疲れ様。」

<3号室>
ココ「さてと気分転換でパソコンでもやろうっと。」
ココ達のあの会議は終わったようだった。
ところが・・・。
ココ「何よコレ!あたしのパソコンはウイルスにかからないはずなのに、感染しちゃってるじゃない!」
そう、トロピー達の作戦は、ココが愛用しているパソコンに特別なウイルスを送り込むという作戦であった。
しかもどんなにかからないようなやつでも防ぐことは無理だという。
アクアク「お主のパソコンがウイルスにやられたとはのぅ・・・。」
ココ「もしかして・・・、あいつら!よくもやってくれたわね!」

〜午後〜
<3号室>
ココ「いいみんな!コテンパンにしてやるのよ!」
ココ以外「オォ〜〜〜!

<1号室>
トランス「何か、騒がしいでランス。」
トロピー「どれどれ・・・って、ん!?」
ジン「何ですか、こんな気持ちいい時期に・・・。あいつらですか?」
ヴァイオレット「襲ってきている感じですよ?」
ヴァイオレット以外「ヤバイじゃん!
ジン「どうするんだよ、オイ!」
トロピー「あ〜あ・・・、あの人達は本気でやる気ですね・・・。」
バカッ!
ココ「あんた達、覚悟しなさい!」
その他大勢・・・。
ヴァイオレット「あ、生意気な女が来ましたよ。」
ココ「何よ!」
ヴァイオレット「事実を言っただけですよ。」
ココ「本気でやってやるわ!」
ヴァイオレット「何挑発に乗っているのでしょうかね・・・。」
そしてヴァイオレットはココにバズーカを向けた。
ココ「もしかして撃つつもり!?」
ヴァイオレット「あなた達がやるのでしたらこちらもやりますよ?」
アクアク「ちょっと待った!」
アクアク以外「???」
アクアク「ここでは危険じゃ!地上へ降りてから決着をつければいいんじゃないのか!」
トロピー「それ、あの時3号室でやっていた作戦会議の時に言った?」
ココ「!!!聞いていたの!?」
ジン「怪しいと思ったから・・・って、気づかなかったのか・・・。」
トロピー「で、あの時に言った?」
アクアク「・・・、言ったぞ?」
ヴァイオレット「そのあいまいな反応は何?言っておくけど、全部聞いたからね。その時にそんな言葉、聞かなかったような気がするけど、気のせいでしたかね?」
アクアク「うぅ・・・。」
トロピー「やっぱりね。アクアクが言えば、ココでも諦めるはずなのに、と思っていたんだよね〜。」
ココ「むかつく、こいつ!いいわ!地上で決着よ!」
そして戦艦はいったん地上へ着陸した。

<戦艦の外>
コルテックス「ここは・・・?」
アクアク「はっきりいってワシも知らん。ウカウカ、お主は知っとるか?」
ウカウカ「どこだ、ここは。」
アクアク「(と言う事は知らんの)」
ヴァイオレット「ここは・・・、どこかのジャングル・・・。どこかで見たことがある気がするんですが。」
ジン「どこだよ!思い出せ!」
ヴァイオレット「いきなりでは無理です。」
ジン「・・・。御免。」
アクアク「お主らが言い争いをしている間にワシはウカウカと戦艦の鍵をあるところに隠しておいた。」
ジン「そんなことする奴らには乗せてやらねぇよ。」
アクアク「お主らはその鍵を見つけるためにココ付近を散策してもらう。」
ウカウカ「ルールは特になし。相手を妨害する方法は自由。」
アクアク「つまりはサバイバルバトルじゃの。」
ウカウカ「今回は範囲を制限しているため、その範囲の外側には結界を張ってある。」
アクアク「つまり鍵は結界の中のどこかにある。」
ジン「で、鍵を手に入れた奴はどうなるんだ?」
アクアク「この戦艦を操縦する資格がもらえるんじゃ。」
ジン「あぁ!?何だよそれ!普通な、戦艦を用意した奴にあるんじゃないのか!?」
アクアク「まあまあ落ち着け。」
ジン「じゃああえて聞く。例えばあんたが用意したとしようか?それで、あんたがこんな状況に追い込まれたらどうする?」
アクアク「・・・。」
ジン「今オレはそんな状況に追い込まれてんだよ!」
トロピー「ヴァイオレットさん、ジンさんを止める方法は?」
ヴァイオレット「勝つしかありません。」
トロピー「OK。」
ウカウカ「後な、チームの編成はどうでもいい。」
ココ「じゃああたし達はこの7人で行きたいところだけど、コルテックス、あんた達の方とあたし達のほうで手分けして行かない?」
コルテックス「つまりは3と4に分けるということか。いいぞ。」
アクアク「ワシとウカウカはここで待っておるからの。で、誰かが鍵を持ってきたときにその鍵が本物であるかどうか判定する。」
トロピー「と言う事は偽物があると。」
ウカウカ「そして持って来られた物が運良く本物だったら、貴様らに渡すその無線に連絡する。」
ディンゴ「おい、それはいつやるつもりなんだよ?」
アクアク&ウカウカ「今から。」
アクアク&ウカウカ以外「いきなりかよ!」

<ルール説明の後の1号室>
トランス「ここは何としてでも勝たなきゃいけないでランスね。」
ジン「で、更に二手に分かれますか?」
トロピー「そこだよ・・・。どうしたらいいかね?」
ヴァイオレット「奴らがどうするかによりますよ。」
ジン「分かれるとしたら、拙者とトロピー殿は分かれた方がいいかと。」
トロピー「それは分かっているよ。」
ヴァイオレット「最初は4人で一緒に行くことにして、それから様子見ということにしたらどうですか?そして状況に応じて作戦を変えて。」
その後3人とも納得し、最初は4人で行くことになった。

<2号室>
コルテックス「ワシらの4人は更に分かれるか?それとも・・・。」
ニーナ「おじさん、2人ずつに分かれたらすごく危険だと思うわ。」
コルテックス「じゃあ4人で行くとするか。」
2号室はあっけなく決まった。

<3号室>
ココ「あたし達はもともと3人しかいないから、3人のままで行くわよ!」
3号室は話すまでもなかった。

<外>
アクアク「みんな、健闘を祈る!いくぞ、よ〜い、」
アクアク&ウカウカ「スタート!」
みんなは鍵を探すために見知らないジャングルへと進んでいった。
アクアク「そういえばウカウカ、危険生物について言っておらんかったが、大丈夫かの?」
ウカウカ「それこそが試練だ。」

ジャングルへと鍵目当てに進み入った11人。
4人、4人、3人と分散していった。
そう、危険生物について何も知らずに。
これが第1の試練であった。
これからの関係はどうなるのか!?

4章〜分散〜 END

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