クラッシュバンディクー 〜闇の科学者と時空の旅〜


桐蔭スピン☆さん作

第一話

時は遥か1000年前・・・。タスマニア島の精霊の遺跡で・・

アクアク「平和だなぁー。」
ウカウカ「本当だな。」

光の精霊アクアクと闇の精霊ウカウカは仲がとてもよかった・・。しかし、ある事件をきっかけに亀裂が入った。その事件のきっかけとは、時の精霊、イムイムである。イムイムは「時渡り」という不思議な力を持つ精霊だった。アクアクとウカウカはイムイムが時渡りから帰ってきたある日、アクアクにこう告げた。

イムイム「ウカウカとは何年の付き合いなんだい?」
アクアク「もう遥か1万年じゃ。」
イムイム「あいつはもうすぐ、闇の精霊の力を発揮し、お前を敵に回すはずだよ。封印しなさい。」
アクアク「なぜじゃ!」

それから100年後・・・・イムイムの予知通り、ウカウカは世界に災害を起こし始めた。平和な世の中がつまらなくなったらしい・・。

ウカウカ「ふはははは!滅びよ・・。」
アクアク「やめろ!」
ウカウカ「俺の思想をお前に止められるか!?」

アクアクはどうする事もできなかった・・。その後、イムイムの友人である呪術師のバンディクー、ドルドンに手を借り、封印呪文を使ってもらった。

ドルドン「あなたはここで息の根を止めるのです・・・」
ウカウカ「やめろ!」
ドルドン「はぁぁぁぁぁー!」

ウカウカは封印された・・・・。

アクアクは正直ホッとした。しかし、これでウカウカとの戦いは終わりではなかったのだ。300年後、再び姿を現したウカウカ・・。3人のバンディクーと力を合わせ、一生懸命戦ってきた・・。そんなある日のことだった。

クラッシュ「暇だなあ・・。」
クランチ「体を鍛えるぜ!うっうっう!と!」
ココ「光が・・・。」

ピシューンピシューン!

ココ「なんなの・・。」

そのとき、親友イムイムが現れた。

イムイム「元気かい?」
アクアク「おぉー。イムイム!」

クランチ「この変なお面誰だ?」
イムイム「こら!お面じゃないわい!」
ドルドン「こんにちは。私、500年前から時渡りでやってきました。ドルドンと申します。どうぞ、おみおしりおきを・・。」
クラッシュ「時渡り!?」
アクアク「イムイムは、時の精霊・・。時渡りを使い、未来を見守っているんじゃよ。」

ドルドンは、ココに目をつけた。

ドルドン「おーっと。そこにキレイなお嬢さんがいるじゃないですか・・・。改めて、私ドルドンと申します・・。あなたはまるで女神のように爽やか、すごくビューティキュートスーパー!!」
ココ「この人何・・・。」
アクアク「また始まった・・。」
クラッシュ「何がだ?」
イムイム「ドルドンは女好きでのう・・。」
ドルドン「僕があなたに会えた事を運命だと信じています・・。」
ココ「変な人・・。」

家に入って、事情を話し出した。イムイムたち・・・。

クランチ「何故500年前までわざわざ・・。」
ドルドン「ああ・・。女性というものはいつの時代もビューティフル!」
クラッシュ「お前いい加減にしろ!」
ドルドン「おーっと!ココのお兄さんですか?呪術師のドルドンです。よろしくお願いします。」
クラッシュ「自己紹介何回やってんだよ・・。」
ドルドン「事情とは・・。この世界があと1ヶ月で滅びるということです。」
イムイム「時間の城というところにあったはずの、時間のオーブが全て盗まれておったんじゃ・・。このままだと、世界中の時間は停止してしまう・・。」
ドルドン「うっ・・。」
クラッシュ「どうした・・。」
ドルドン「な、なんでもないよ・・。」
クランチ「で、時間のオーブはどこにあるんだ?」
イムイム「それは、いつ、どこにあるのかも分からないんじゃ。」
ドルドン「それが、時間のオーブを盗んだ奴らは、ハゲオヤジとミサイルが頭に刺さった変な奴と、出っ歯の女だったぜ。」
クラッシュ「奴らだ!」
アクアク「なぜ、こんなことを・・。」
イムイム「分からないのう・・。」
ドルドン「俺はここで待っている。みんな、探してきてくれ・・。」
クランチ「あいつ、ちょっと気分でも悪いのか?食生活を改善すれば、健康になると思うが・・。」
ココ「本当ね・・。」
ドルドン「心配してくれてごめんね・・。待ってるよベイビー!」
ココ「なんだあいつ・・。」
クラッシュ「よし、コルテックスの研究所が見えてきた・・。」
アクアク「乗り込むぞよ。」
みんな「オーー!」

第一話 終わり

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