クラッシュ・バンドィクー


たクラッシュさん作

第12話〜アクアクコーチの特訓合宿3日間〜

バンド・コンテストまであと18日・・・
アクアク:今日諸君に集まってもらったのはほかでもない!
ココ:今度は何ですか?
アクアク:4日後に、山小屋へ合宿に行くぞ!!
みんな:えぇぇぇ!?!?
アクアク:合宿は3日間行う。
なお、ワシは初日と最終日以外は偵察のためこっちに残る。
なので、ココ!宜しく頼んだぞ!
ココ:まかせといて!
クラッシュ:でも突然合宿なんて、何があったんだい?
アクアク:コルテックスに居場所がばれる前に逃げるのじゃ。
みんな:ズコ〜!
アクアク:ちなみに、どうやら5日後、
コルテックス・バンドがここに戻ってくるのじゃ。
クランチ:そっか、冒頭で言ってたけど、
ここはコルテックス城だったもんな・・・
アクアク:向こうは5日後、この部屋に移って
本式練習を行うみたいなんじゃ。だから、
ワシが偵察をして、全てを探る・・・ってワケじゃ。
お主らはワシをかまわず練習してくるのじゃ。
みんな:はいっ!!
(そして4日たった。)
合宿・1日目〜
AM8:00〜
ココ:みんないますか〜?
みんな:はい!
ココ:それじゃ早速、秘境・タスマニア山へ出発よ!
バスはわたしの企業で買ったのよ。
アクアク:それじゃ、ワシは戻るぞ。
エヌジン、運転を頼む。
エヌジン:えーー?なんで拙者が・・・
アクアク:ブツブツ言うな!!
それと、お前は機械が得意じゃろ?
エヌジン:・・・分かりましたよ・・・
アクアク:それじゃ元気でやれよ!
みんな:はい!!
ココ:楽器は別のバスで運んでもらってるからいいのよ。
ピンストライプ:リッチだな〜・・・
AM8:30〜
エヌジン:それでは、出発ーー!!
みんな:はい!!
ナレーター:そして、3時間半に渡り、高速道路も渡れば
ガタガタ道も渡って、アクアクが用意してくれた
タスマニア山奥の山小屋に着いた。
山小屋は遮音で、バンド1つスッポリ入るくらい目立つ大きさであった。
PM12:30〜
エヌジン:すまん、渋滞と悪天候のせいで遅れた・・・
ココ:・・・でも、どうやら着いたようね。
クランチ:・・・楽器を積んだバスは??
ココ:もうすぐ来るわよ。
待つこと10分・・・楽器を乗せたバスがやってきた。
さあ、昼ご飯をさっさと食べて、早速練習開始だ。

ココ:じゃ楽器を吹く前に、体力をつけないと、
3日間やっていけないわよ。
というわけで、クランチ宜しく!
クランチ:おう!それじゃ、確実に体力が付く「クランチ体操」
みんな〜、クランチ体操、は〜じめ〜るよ〜!!
1・2・3!!クララライ!クララライ!
ディンゴ:そりゃ藤○マーケットだろ〜!!
クランチ:おお・・・すまん、間違えた。「クランチ・ブートキャンプ」だ!
ナレーター:体力指導担当クランチの元、
1時間にわたって過酷なトレーニングが続いた。
ココ:く、クランチ・・・もう、いいわよ・・・・・・
クランチ:え?せっかくノってきたのに。
ココ:もうそろそろ・・・合奏練習を始めましょうよ・・・・・・
クランチ:おう!そうだな〜。
じゃ、10分休憩した後、大ホールにて練習開始だ!!
みんな:は、はい・・・
(アクアクが作った山小屋は、食堂、寝室、トレーニングルーム、
そして合奏用大ホールの4部屋がある。
楽器は、毎回バスで手入れをしている。)
PM2:30〜
ココ:それじゃ、早速「クラッシュ万事休す」いくわよ!
みんな:はい!
ココ:(あ・・・あれ!?スコアブック(指揮者用の全パート譜)と
アクアクノームがない・・・・・・!!)
クラッシュ:どしたん?
ココ:な・・・何でもないわよ!
クラッシュ:あっそう。で、はじめないの?
エヌトロピー:ゼェゼェ・・・トレイニング・・・
ハァハァ・・・ビギンしないのかネ〜・・・??
ディンゴ:何か忘れ物でもしたのか?
ココ:(う・・・言えない・・・忘れたなんてとても・・・)
クランチ:もう、どうかしてるぞ!!正直に言ってくれ!
ココ:・・・・・・・・・・・・すいません!
スコアとアクアクノームを忘れてしまいました!!
ピンストライプ:それじゃ、練習ができないじゃないか!
ココ:全てわたしが悪いのよ〜っ!
エヌジン:まぁまぁ、バンドリーダー・・・
そんなに落ち込むなって。それに、
拙者のキーボード貸してやろうか?
ちゃんとメトロノームも付いてるぞ。
ココ:あ・・・エヌジン・・・ありがとう・・・グスッ。
これで練習ができるわね・・・ジュルッ。
クラッシュ:まあまあ、良かったな!
アレが無くしてバンドは成り立たない・・・からなぁ。
ココ:(やっぱこのメンバーでよかったわ・・・
コルテックスバンドを・・・打ち負かしてやるわ・・・!)
それでは、いきまーす!!
みんな:はい!!
ナレーター:バンドリーダーココのうっかりミスから生まれた
助け合いのココロ・・・それこそ強いバンドの証なのである。
クラッシュ・バンドィクーメンバーは、大ホールの中で
自信に満ち溢れた合奏を響かせたのであった・・・

そのころ、コルテックス・バンドは・・・
コルテックス:おお〜・・・ちょっと懐かしいな、ワシの城よ・・・
KURA:コルテックス様、メンバーと楽器全て揃いました。
コルテックス:おお、KURA。案内ご苦労。
では早速はじめようか。
みんな:はい!
コルテックス:それじゃ、今日は自由曲「コルテックスの世界征服マーチ」を磨くぞ!
陽炎:何であるか?そのタイトル・・・
コルテックス:うるさいっ!先月から言っておる、タイトルには触れるなと!
陽炎:すまない。
コルテックス:まぁいい・・・早速行くぞ!
みんな:はい!!
コルテックス:1,2,3,4・・・
(演奏中・・・)
アクアク:こっ、これは・・・まさか・・・・・・!
コルテックス:おーーい、BANTR!ディニス!
BANTR&ディニス:はい。(ハイ。)
コルテックス:イントロはもっと力入れていいんだよ!
BANTR&ディニス:はい。(ハイ。)
コルテックス:あと・・・大鴨!
大鴨:グワッ!
コルテックス:(こいつばかりは返事が「グワ」でもいたし方あるまい・・・)
A・Bのメロディーだが・・・もう少し勇ましく行ったらどうだ?
大鴨:そうでグワッ?
コルテックス:あぁ。これはマーチだからな。ヘタレちゃいかん。
大鴨:グワッ!
コルテックス:それから・・・ALTO!!
ALTO:はーーい!!
コルテックス:大鴨と一緒にA・Bのメロディーを会わせてこい。
大鴨:オイラも一緒グワッ?
コルテックス:当たり前だ!!
ALTO&大鴨:はーーーい!!!(グワッ!)
隣の倉庫で・・・
大鴨:じゃ、行くグワよ!
ALTO:はーーい!!
アクアク:う〜〜む・・・自分の野望だけに文句多いな・・・
大鴨:誰グワッ?うるさいグワよ!
ALTO:私じゃーないよーー!
アクアク:(う〜む・・・ひとまず引き上げて・・・
あいつらのいるタスマニア山にでも行くか・・・)
ALTO:(ピピッ!)アイツラ・・・ヒキアゲ・・・たすまにあ山・・・
ナレーター:ALTOの電子分析頭脳で、アクアクの行動が読まれてしまった!!
クラッシュ・バンドィクーの運命やいかに!?

アクアクが、ミラクル・ワープを使って山小屋までやってきた。
(トントン)ココ:あ、ちょっと待ってて・・・(カチャ)
あ、アクアクじゃん!
アクアク:よぉ諸君、元気でやってるか?
あとで部屋を探してたら、こいつが出てきてな・・・・・・
ピンストライプ:アクアクノーム・・・!
ディンゴ:スコアまである・・・
アクアク:ちょうどコレ持ってお前らのとこへ向かおうとした時、
コルテックスがやってきて、偵察しててな・・・
それで遅くなった。すまん。
クラッシュ:じゃアクアク、早速・・・
アクアク:おう。そうだ、行く前にマーケットでコレを買ってきた。
エヌジン:何だ・・・?
(アクアクが、駄菓子袋詰めパーティーパックを3袋出した。)
クランチ:なんだ・・・重要なものかと思えば駄菓子かよ・・・
アクアク:まぁいいじゃろ、甘いもの食うのも重要なんじゃし・・・
ココ:それより・・・合奏を始めていいかしら・・・?
アクアク:あぁ・・・ちょっと奥の部屋で寝てきていいか??
(説明しよう。ミラクル・ワープを使うと、人間で言うと
富士山5合目を上りきったくらいの疲労感を被るため、統率力が薄れるのである。)
ココ:いいわよ・・・いつごろ来てくれるかしら?
アクアク:5時くらいじゃな・・・
ココ:分かった。じゃぁみんな、再開よ!
全員:はい!
ココ:早速アクアクノームを使って・・・1,2,3,4・・・
(演奏中・・・)
ココ:はい、OKです!少し前とかなり違くみえてきたわよ。
クランチ:ところで・・・前々から思っていたのだが・・・
特定のヤツらだけが目立ちすぎでは?
クラッシュ:イエェ〜イ!!
ココ:まぁ、アレはいいとして、問題は・・・
リパールー:アッヒャッヒャヒャヒャヒャ・・・
ココ&クランチ:アレなんだよね・・・
当日は安定剤の100錠は所持っといたほうがよさそうだ・・・
ココ:はい、それから・・・・・・金管のメロディーのところ、
もうちょっとパワフル感が欲しいわね。
ピンストライプ&ディンゴ:はい!
ココ:(もう4:30か・・・)そろそろ休憩にしましょ!
さっきアクアクからもらったお菓子でも食べましょう。
全員:賛成!
ココ:アクアクが来たら再開しましょうね!
エヌジン:どこか人聞き悪い・・・
ココ:まぁほっといて・・・
ナレーター:そして、束の間のティーブレイク。
一生懸命練習していい汗かいたあとのティーブレイクは格別だ。
エヌトロピー:ふぅ〜午後のティータイムはモアベターね〜
クラッシュ:リンゴクッキーたーべよっと!
ココ:あたしも疲れたわ・・・今日は・・・
タイニー:タイニー、楽しい!!
リパールー:はいはい・・・
全員:!?(リパールーがまともにしゃべった・・・)
リパールー:ぎょほほほへへへ・・・
全員:(やっぱ夢だったのか・・・???)
ピンストライプ:それより、コーヒーはうまいな。
目が覚めるぜ!
ココ&クランチ:じゃぁさっきまであなた(お前)眠かったのかよ!?
ピンストライプ:あ、いや・・・そういうつもりでは・・・
エヌジン:拙者、お茶は要らないなり。顔がさびるゆえ・・・
ナレーター:こうして、彼らのティーブレイクの時間はあっという間にすぎた。
アクアクも回復し、練習再開だ。
アクアク:それでは、早速やってみるのじゃ。
ココ:はい!
みんな:はい!!
ココ:1,2,3,4・・・(演奏中・・・)
アクアク:おお!だいぶ立派になったな。
みんな:あざーっす!
アクアク:ん?それは一種の若者言葉か?
まぁそれはいいとして・・・おおかた土台は完成したようなもんじゃな。
あとは細かいところの工夫が少し足りんな。
あと2日間の合宿でなんとかするのじゃ!頼むぞ、ココ!
ココ:お任せください!
アクアク:よし、では・・・ワシの指揮で合奏をはじめよう!
みんな:はい!!
ナレーター:こうして、クラッシュ・バンドィクーは夜中の11時まで、
充実感に満ち溢れた合奏を続けた(もちろん晩飯は食べたが)。

そのころ、コルテックス・バンドは・・・
コルテックス:それでは、本日の練習は終了だ!
みんな:お疲れ様でした!
コルテックス:では、早速奥の倉庫に布団を敷いてそこで寝ろ!
KURA:布団はぼくが手配しておきました。
コルテックス:KURAよ、たびたびご苦労。
ALTO:すいませーーん!!
コルテックス:なんだ、ALTO?
ALTO:クラッシュ・バンドィクーの動きが読めましたよーー!!
コルテックス:ん何っ!?早速教えろ!
ALTO:はーーい!!!
コルテックス:(もっ○すファ○ヤー的返事もうっとうしい・・・)
ナレーター:ALTOは、アクアクの思考の一部始終を語った。
そして、コルテックスは、バンドリーダーのKURAに無理難題を突きつける!?
コルテックス:(なるほど・・・こうなったら・・・)おい、KURA。ちょっといいか?
KURA:何でしょうか?
コルテックス:実はな・・・(ALTOの情報を語った。)
KURA:その、「クラッシュ・バンドィクー」の居場所をつきとめるんですか?
コルテックス:そうだ!そして、奴らを消してくるのだ。
そうすれば、勝利はわしらのもの!ガッハッハッハ!!
KURA:・・・それはぼくの手では無理です。
コルテックス:(・・・即答!)何を言うのだ!パワーストーンを手に入れて世界征服を達成する陰謀を阻止しようってのか!?
KURA:(・・・・・・!!くそう・・・かつてまでマトモに音楽をやってきたぼくたちを、
そういう風に利用していたのか・・・)
はい、了解しました。タスマニア山ですね。
コルテックス:ああ、3日たったら帰って来い!
KURA:はい。(クラッシュ・バンドィクーの味方しようかな・・・)

翌日。アクアクは偵察のため朝早くから時間をかけてコルテックス城へ・・・
コルテックス:えー、KURAが偵察のため欠席だが、練習を始めようか。
みんな:はい!!
コルテックス:今日は、「クラッシュ万事休す」だ。
みんな:はい!
コルテックス:1,2,3,4・・・(演奏中)
月光:クラ〜ッシュバンぢ・・・いてっ!(舌噛んだ)
コルテックス:月光!何をしているんだ!
月光:ソーリーアルよ。ちょっと舌噛んだだけアル。
コルテックス:う〜む・・・今朝はどうも調子狂うな・・・?
アクアク:なるほど・・・バンドリーダーのKURAにも何かありそうじゃの・・・
コルテックス:まあいい・・・1,2,3,4・・・(演奏中)
(ポキッ)(ボキッ)(ペキッ)
コルテックス:な・・・何故だ・・・!?楽器や弓、バチが次々と折れてゆく・・・
陽炎:ホルンが曲がってしまったである。どういうことであるか?
アイクラ:わての弓もや!
ストラ:拙者のバチもじゃ。これでは演奏ができぬ。
コルテックス:ちょ、ちょっと待て・・・頭が混乱・・・

そのころ、KURAは・・・
クラッシュ:グ〜〜。
クランチ:コォ〜・・・
ココ:スピ〜〜〜
KURA:なぜだ?この小屋からとてつもないオーラを感じる・・・
まあとりあえず小屋に・・・
ナレーター:山小屋のノブを握った瞬間、KURAの心に何かが走った。
かつて別のバンドで活動していたKURAの姿、遠い昔の学生だったKURA・・・
そしてなぜかKURAは、引き返すことを決意した。
引き返す途中の道で・・・(ドンッ)
アクアク:おわあっ!?
KURA:あっ、すいませ・・・って、あなたは?
アクアク:わしか?わしはアクアク、クラッシュ・バンドィクーの指導者じゃ。
KURA:そうですか!ちょうどあえてよかったです。
じつは先ほど・・・
アクアク:そうか。コルテックスもとうとう度が過ぎたか・・・
そういうことなら・・・ちょっと人気の無い林へ来てくれるか?
KURA:はい・・・いいですけど?
林で・・・
アクアク:では、今からおぬしの分身をつくるぞよ。じっとするのじゃ。
KURA:はい。
(分身を作るというのは、姿形、性格ばかりではなく、どちらが本物かわからないほどになる。
ただし、ミラクル・ワープほどの疲労をこうむる。)
1時間後・・・
アクアク:ぜぇぜぇ・・・これで完成じゃよ。
KURA:ありがとうございました。
アクアク:それでは分身をコルテックスの元へ返すのじゃ。
KURA:はい。では分身、コルテックスの元へ帰るのです。
分身:分かりました。
アクアク:本物のおぬしは・・・しばらく山小屋にとどまるが良い。
KURA:ありがとうございます!
ナレーター:こうして、バンドリーダーのKURA(本物)がまさかの裏切り行為を!?
そのころ、コルテックスは、分身が一切偽者だと気づかず、いつもどおり練習を続けていた。

翌日。クラッシュ・バンドィクーの合宿も最終日。
AM6:00〜
ココ:皆さん朝ですよ〜!起きて食堂へ集合ーーー!!!
クラッシュ:んん〜・・・
クランチ:もう今日で帰還か〜。早いな・・・
タイニー:タイニー、眠い・・・
リパールー:あひゃひゃひゃひゃひゃ・・・
ディンゴ:なあクラッシュ、昨日の夜、山小屋に誰か来たのを知ってるか?
クラッシュ:全然。
クランチ:俺も・・・
ピンストライプ:悪いけど俺も寝てたわ・・・
ディンゴ:いやあ、実はな・・・昨日の夜トイレに起きた時・・・
細くてスラッとした、感じのよさそうな男が、アクアクとともに
山小屋へ入ってきたんだぜ?
KURA:それがこのぼくです。
全員:あっ、お前は!?
KURA:お久しぶりです、KURAです。コルテックス・バンドのリーダー。
エヌトロピー:ホワイアーユーヒア?(Why are you here?,何故ここにいるんだ?)
ポーラ:変なことしたら追い出すわん!
クランチ:待てポーラ、ヤツにも事情ってものがありそうだぜ・・・
ナレーター:KURAは、これまでのコルテックスの行動を全て知り尽くしていたがため、
クラッシュ・バンドィクーには全てを話した。
ココ:・・・なるほど。そういうことだったのね。
クラッシュ:ついにコルテックスもパワーストーン欲しさのあまり、
狂ってしまったのか・・・
ココ:分かったわ。わたしたちは今日向こうに帰る予定だったんだけど・・・
KURA:コルテックスがあの城を去るのは明日の昼です。
ココ:・・・というわけで、合宿を1日延長するわ。
全員:オオオ〜〜〜!!!
ナレーター:裏切り者KURAの入れ知恵により、クラッシュ・バンドィクーは
コルテックス・バンドと鉢合わせることを避けられた。
そして、KURAとココ、アクアクの強力指導によって演奏にも磨きがかかっていった。

そのころ、コルテックス・バンドは・・・
コルテックス:よし、KURAも帰ってきたことだし、再開だ!
みんな:はい!!
コルテックス:(なぜか調子がよくなった気が・・・何故だ?)では、行くぞ!1,2,3,4・・・
(演奏中・・・)
コルテックス:じ〜ん・・・これこそ本来の姿じゃ。
みんな:ありがとうございます!
コルテックス:だが、この程度で満足するワシじゃあないぞ!ALTO!!
ALTO:はーーい!!!
コルテックス:派手さで乗り切る前に、アーティクレーション(表現)を工夫してはどうだ?
ALTO:りょーーーかい!!
コルテックス:んで、ストラ。調子はどんな感じだ?
ストラ:KURA殿が帰ってきてから調子よくなったでござる。
しかも調子がよくなっておるのじゃ。
コルテックス:そうか・・・では、BANTR!
BANTR:YO!
コルテックス:(何故ここで「YO!」なんだよ?)・・・少しストリング(弦)が緩んでないか?
しっかり張りなおとけよ!
BANTR:わかったYO!
コルテックス:ふぅ・・・それでは休憩!!10分後戻る。(ガチャ)
・・・・・・・・・どうにもこうにも、KURAが怪しい気がするのだが・・・
・・・いや、そんなバカな・・・ありえない・・・・・・な!
ナレーター:それがあるんだよね・・・ww(ぇ
そして、なつかしの部屋に入り込んだコルテックスは、1人で作戦を練り続けていた。

そして夜が来た。山小屋では、クラッシュ・バンドィクーが、合宿のシメとして
焼肉定食をほおばっている。
クラッシュ:今日で合宿も最後か・・・
クランチ:少し寂しいぜ・・・
アクアク:では、夕飯を食べ終えたら楽器をバスにしまいこんで、
荷物をまとめて出発するぞよ。
そして、KURAは・・・気づかれないように分身と入れ替わり、
分身をワシのところへ連れてくるのじゃ。
KURA:かしこまりました。
アクアク:そしたら本番まで2週間じゃ、最後の追い込みじゃ!
みんな:はい!
ディンゴ:焼肉、うめぇーーー!!!
リパールー:うるせ・・・
みんな:・・・!!(またリパールーがしゃべった!?)
リパールー:ギャハハハハハ・・・
みんな:ほっ。
アクアク:では、出発するぞよ!!

そのころ、コルテックス・バンドは・・・
コルテックス:ようし、だいぶ上達したな。これでワシの野望・・・・・・
いや、我らの夢、優勝は目前だ!がんばってくれたまえ!!!
みんな:はい!!
分身:ちょっと失礼します・・・外へ・・・すぐ戻ります。
コルテックス:なんだ、また用事でもあるのか。すぐ戻るんだ!
分身:はい。
KURA:おお、ちょうどきたか。アクアクさんのところへ行くぞ。
分身:ああ・・・(ガチャ)
コルテックス:なに!?アクアクだとぉ!?
KURA:あ、バレた!!
コルテックス:きさま、クラッシュ・バンドィクーに寝返ったなぁぁっ!!
KURA:・・・・・・・・・・・・はい。
コルテックス:認めるんか〜い!!まぁ、それより・・・
裏切り者は必要ない!出て行ってくれ。
KURA:・・・・・・・・・・・・はい。
コルテックス:ヲイ!そこも認めるんかい!
ナレーター:こうして、KURAはコルテックス・バンドから追い出された。
ところが、このまま黙っていられるKURAではなかった。
なんとKURAは、「KURA」名義でソロでエントリーし、
フルートの吹き語り(!?)をすることになった。

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