ニセクラ一行


鴨ダイルさん作

〜第五話 世界征服達成?〜

−クラッシュの家−
クラッシュ「なんだよアクアク?」
アクアク「テレビを見るのじゃ」
クラッシュ「大変だぁ〜、すぐにやっつけに行かなきゃ」

−エヌトロピーの秘密基地−
トランス「やっぱりわれわれは有名になったランス」
ブリオ「地球の者どもはわれわれを信用しているはずです」
トロピー「われわれに服従すること間違いなしですね」
ウカウカ「なんでわしはテレビで紹介されなかったのだ!?」
トロピー「それは今回、ウカウカ様の存在が薄かっ…」
ウカウカ「なんだと!?」
トロピー「い、いえ、なんでもありません」
ブリオ「もっとテレビに出てもっと有名になりましょう」
トランス「それはいいランス」
トロピー「出演料も稼げる」
ブリオ「その時にウカウカ様も出演すればよろしいと思います」
ウカウカ「なるほど!」
トランス「どうせなら、世界を征服したらいいランス。われわれの言うことに絶対に従うランス」
ブリオ「世界征服まであと少しですよ、ウカウカ様!」
ウカウカ「ついにわしの長年の願いが実現する!」

エヌトロピー達はテレビで自分たちのことを宣伝した。
また、自分たちに都合がいいように、全生物に要求を押し付けた。
その要求のせいですべての人間や生物は苦しんでいる。

住民V「つらいし、面倒くせぇ〜」
住民W「仕方ないだろ!地球を救ってくれたんだから」
住民X「クラッシュ様たちの方が良かった」
住民Y「様なんてつけるな。悪者だぞ」
住民Z「今のヒーローはエヌトロピー様たちだ!」

重労働のせいで過労死する者もいた。
労働時間は一日十五時間である。
その労働の中には、エヌトロピー達に食料や電化製品など、生活に必要なものを運ぶ仕事があった。
直接秘密基地に運ぶのでは、秘密基地の場所がばれてしまう。
そのため、働いてる人には途中まで運ばせている。
残りの距離は、研究員たちが運んでいる。

クラッシュ「とりあえず荷物を運んでいる人について行ってみよう」
アクアク「おぬしは死んでいることになってるから、そのままの格好では住民がパニックになりかねない」
クラッシュ「じゃぁ、どうするのさ?」
アクアク「変装しろ」
クラッシュはアクアクに言われるままに、自分がクラッシュだとばれないように変装した。
クラッシュ「さぁ、出発だ!」

第五話 完

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