頑張れ!コルテックス先生奮闘記!


レッドゾーンさん作

1時限目「問題児の巣窟、2年G組」

此処は私立タスマニア学園。
この学校の一風変わった所とは、(以下粗筋参照)
コルテックス「手を抜くな!!」
誰にツッコンでんの?
コルテックス「お前だよ!ナレーション!もとい作者!」
そんなこと言っても他の生徒から見たら独り言ブツクサ言ってるようにしか聞こえんぞ。
コルテックス「…ッ!」
確かに、他の生徒から「あの先生なんかへんじゃない?」的な目で見られているコルテックス先生。
コルテックス(…まったく、この小説の作者はロクな奴じゃないな)
うっさい黙れ。
コルテックス(お前が黙れ、っていうかモノローグを勝手に読むな)
作者なんだから仕方ないだろう。
それに作者の絶対権がある私はいつでもこの小説を終わらすことができるぞ?
コルテックス(……)
っていうかもうかなり無駄な行数使ってるからさっさと教室に入ってくんない?
コルテックス(わーったよ、入ればいいんだろ?)
早くもグダグダになってしまったこの作品。
果たしてこんな小説読んでくれる人が出てくるのk
コルテックス(話がよじれたのはお前のせいだろ!)
いやお前のせいだ。
コルテックス(いやお前のせいd)
アクアク(校長先生)「いいからさっさと始めろぉぉぉぉぉぉぉ!!
コル&ナレーショn…もとい作者「はいはい」
アクアク「では、次の行から本当にスタートじゃ。
上のグダグダなやりとりは読みたくなかったら飛ばして構わん。
では、「頑張れ!コルテックス先生奮闘記!」スタート!
ガラガラガラ…
教室のドアを開けてコルテックス先生が入ってきた。
コルテックス「着せ〜……き…」
皆が皆自分勝手過ぎるほど自分勝手な行動をしている。
2年G組の中でもかなりの問題児に入っているクラッシュ・バンディクーなんかは同じ部活(銃火器研究部)のディンゴダイルにバズーカの自慢をしている。
部員数一人(ありえねーだろ)のボディビル部のクランチはひたすら筋トレしている。
G組1番の問題児と言われているタイニー・タイガーは隣のクラスの不良と喧嘩している。
もうコルテックス先生一人では収拾つかないくらいの学級崩壊ぶりである。
コルテックス「着せ〜き」
やはり効果なし。
コルテックス「着s(ry」
やはり(ry
コルテックス「いい加減にしろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
クラッシュ「るせぇハゲェェェェェェェェェェ!!!!」
コルテックス「ハ…」
大ショックを受けた先生は半ば放心状態になってしまった。
そして、「ハゲ」の一言にカチンときた先生は…
コルテックス「クソー!!ハゲって言うな!ハゲっていがjklsがskl」
クランチ「呂律が回ってねーじゃん」
クラッシュ「ラgな」
どこまでも馬鹿にされる不憫な先生であった。
すると、教室のドアが開いた。
入ってきたのは、副担任のN・トロピー先生だ。
トロピー「ん〜、いけませんよ〜、ステューデントたる者ティーチャーにはカインドにしなくては」
トロピー先生のこの台詞の後、5秒としないうちにG組の生徒は全員着席した。
コルテックス「いやおかしくね!?このクラスの担任ワシだよ!?トロピー先生は副担だよ!?なんで彼の言うこと聞いてワシの言うこと聞かないの!?」
クランチ「人望の差だな」
コルテックス「うっさいだまrsdかlgy!!!」
クラスメート全員「自分から聞いてきて逆切れすんな!!あとラリってんだよ!!」
コルテックス「うっさい!たんぬyjさつjか;な!!」
クラスメ(ry
とまあ、G組のHRは毎回毎回このように崩壊しきっている。
コルテックス「…まあいい、今回は重大なニュースを伝える」
ディンゴ「進級発表か?」
コルテックス「そうだ」
この日、留年する生徒と進級する生徒の発表が行われる。
もっとも、進級率5%未満のG組…今年は何人進級できるのか…!?
コルテックス「え〜、進級発表〜じゃかじゃかじゃかじゃか」
クラッシュ「効果音ウザい」
コルテックス「黙ってろ!結果は全員留年!!!!」
え〜?留年かよ!!てな具合に文句が飛び交うが…
コルテックス「黙れ!!お前達が馬鹿だからいけないんだろ!!
いいか?来年の1学期中間試験で1人でも赤点取ったらクビだって上に言われているんだ!!次は絶対に」
言い終わらないうちにクラッシュは…
ガララララ…
帰ってしまった。
それにつられてG組の生徒は全員帰ってしまった。
コルテックス「…今のうちに求人誌でも買っとくか…」
早くも諦めモード全開の先生であった。

で、放課後。
クラッシュ「あーまたダブったな〜、もう慣れたからいいけど」
クランチ「ダブるのに慣れんのはどうかと思うが…」
そう言いながら帰る2人。

ー家ー
此処はクラッシュの家。
家が遠いクランチは此処に泊まって学校に通っている。
クラッシュ「午後フケてきたから暇だなー」
クランチ「確かに」
クラッシュ「『カーニバル』の達成率がやっと150%超えたんだよなー、2人で対戦しね?もしくはおはなしモードを進めるとか」
クランチ「よし決まり!」
そしてクラッシュは自室からPS2を持ってきて「カーニバル」のディスクを入れた。
まあこの後はバトルモードでひたすら対戦しまくって…という感じである。
結局おはなしモードは進まなかったが。
で、ゲーム終了。
クラッシュ「またやる事なくなったな…」
クランチ「『レーシング』はどうだ?」
クラッシュ「レーシングは完全クリアしちゃったからな〜…お前GBA持ってたっけ?」
クランチ「持ってるけど」
クラッシュ「じゃあアド2で対戦しようぜ」
クランチ「分かった」
まあそんな感じでひたすら対戦しまくった2人であった。

その頃(求人誌を購入して家に帰った)コルテックス先生は…
コルテックス「…ああワシの教員生活も来年の中テスで終わりだ…
あのバカ共が赤点取らないワケが無い…
だがハローワークで果たしてワシに合う職業が見つかるのか…もし失敗したらプーだぞ…」
かな〜り暗くなってるコルテックス先生であった〜。

クラッシュとクランチがアドバンス2の対戦を始めてから早1時間。
クランチ「ん?もう1時間も経ったのか?」
クラッシュ「らしいね。っしゃ!勝った!」
クランチ「畜生!また負けた!」
クラッシュの方が多く勝っているようだ。
そこで家のドアが開いた。
入ってきたのはクラッシュの妹であるココ。
クラッシュより一学年下だが1歳年下という訳ではない。
ただクラッシュがあまりに留年しすぎているため遂に来年には同学年になる事が決定してしまった。
クラッシュ「ん?ココか?おかえり」
ココ「おかえりじゃないでしょお兄ちゃん…また期末試験前に留年決定したんですって?」
クラッシュ「あれ?期末試験まだだったっけ?クランチ」
クランチ「そうだったっけか?俺も忘れた」
ココ「もう!この駄目人間!!」
そう言ってココはさっさとクラッシュ達が居る部屋から去ってしまった。
クラッシュ「・・・・・・・・・・」
クランチ「・・・・・・・・・・俺帰るわ、何か気まずい」
クラッシュ「分かった、じゃまた明日学校で」
そしてクランチは帰っていった。
クラッシュ「あ、そういえば携帯学校に置いてきちまった…ま、いっか…盗られて困るようなデータ入ってないし」
そしてクラッシュは寝てしまった。

ー翌日ー
8:45分
コルテックス「予想通り全員遅刻か…あのバカ共め…」
掲示板の類だったら語尾に「orz」または「OTL」が付きそうな口調で言った。
1限目開始時間…
キーンコーンカーンコーン…
チャイムが鳴ったがG組生徒は一人も来ない。
コルテックス「予想通り来てないか…あのバカ共め…」
予想はしていたが一人も来ないという事態にあらためて目眩がしたコルテックスだった。
隣のF組では普通に授業が行われている。
キーンコーンカーンコーン…
結局G組は生徒が一人も来ないまま1限目を終えてしまった。
そこでようやく一人やってきた。
ガラガラガラ…
入ってきたのはクラッシュだった。
クラッシュ「あれ?他の奴来てねーの?」
コルテックス「ああ、今日来たのはお前が最初だ」
クラッシュ「へぇ〜、まぁ携帯取りに来ただけだしどうでもいいけどw」
コルテックス「え?」
クラッシュ「じゃ〜また来月〜」
そう言ってクラッシュは教室のドアを開けた。
コルテックス「待て!お前まさか今年度の残り授業全部サボるつもりじゃ!?」
既に遅かった。
コルテックス「終わった…ワシの教師生活…」
結局G組の生徒は3月中一度も登校せずに新学期を迎えることになった。
コルテックス先生 クビまでの期限(暫定)まで残り2カ月。

1時限目 完

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