頑張れ!コルテックス先生奮闘記!


レッドゾーンさん作

2時限目

「クラスの質は先生の評判に比例している…気がする」
いよいよ始まる新学期。
だがG組の連中は全員留年してしまったため大して実感はないだろう。
とりあえず此処でクラス分けの基準を説明しておこう。
クラス数は学年によって違うが2年生はA組からG組まである。
A組は言わばエリート集団。
1年の最終成績でオール5取れた生徒はこのクラスになる。
続いてB組。最高とは行かなくともかなり成績の良い生徒の集まりだ。
目安としては1年の最終成績で5と4半々ずつといったところだ。
続くC組。普通のクラスと言える。基本3で4が一つあればC組になれる。
D組は一番平均的な成績のクラスだ。
オール3。ある意味一番簡単な成績だ。
Eは2が入ってしまった者がいるクラス。だが不良は基本的にいない。
成績の違いだけでD組やC組と大した違いはない。
そしてF組。1年で停学を経験した者や1を取ってしまった…不良クラスと言える。
そして最後、クラッシュを始めとする問題児集団G組。
留年でもしなければまず入れないクラスだ。
新しいクラス表が貼り出されている。
我らが(?)G組メンバーで一番初めに登校してきたのは遂に妹と同じ学年になってしまったアホ野郎クラッシュである。
留年したのが1度や2度ではないため言うまでもなくG組である。
クラッシュ「あ〜…またダブっちゃったな〜」
緊張感の無い声で言うクラッシュ。
ちなみにココのクラスはA組である。流石!!
校門のすぐ近くにいるのは担任のコルテックス先生。
このままいくと2カ月後にクビになってしまうため気が気でない。
コルテックス「クソッ…今のところ来てるのはクラッシュだけか…奴は来てるだけまだマシだが他のアホ共は最悪来ない可能性も…授業受けないで赤点取らないはずは無い…終わったか…」
早くも絶望ムードのコルテックス先生。
恐らくクラ小説史上最も扱いの悪い主人公だろう。

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