クラッシュRPG
サムさん作
第一話〔魔王討伐〕
‥‥‥‥‥
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‥‥
‥
「おぼっちゃま! おぼっちゃま!!」
‥‥‥‥‥
ここは‥‥オイラの布団‥‥?
クラッシュ「うわっ! ああ‥‥ディズか。 おどろかさないでよ。」
ディズ「すいません! ですが、それどころではないのです!」
クラッシュ「どういうこと? ‥‥何が起こった? 事情を説明してよ。」
ディズ「‥‥魔王が現れたのでございます。」
クラッシュ「魔王?」
ディズ「詳しくは王様から! 急いで着替えてください!!」
クラッシュ「う、うん‥‥わかったよ。」
ディズ「では、私はこれにてシツレイします!」
オイラはタンスから服を取り出し、着替えてから王座の間へと向かった。
ゲンジ「よくきたな、クラッシュよ。」
クラッシュ「ははっ! 王様、いったい何が起こったのでございますか!」
ゲンジ「魔王がこのグルメシアン大陸に現れたのだ。」
クラッシュ「魔王‥‥? それはいったい。」
ゲンジ「魔王は、各地の魔物を操り世界を征服しようと企んでいる悪党の名称だ。」
ゲンジ「そやつがこのグルメシアン大陸に現れた‥‥かなり、一大事なのだよ。」
クラッシュ「なるほど。」
ゲンジ「このローザレス城もいずれ、魔物たちの手により落ちてしまうだろう。」
ゲンジ「そこで、君に頼みたいことがある。」
クラッシュ「なんですか?」
ゲンジ「今から100年前‥‥今回と同じような事があったのは知っているか。」
クラッシュ「知ってますよ。 有名な話ですからね。」
ゲンジ「魔王がこの大陸に現れ、世界は混沌に齎された‥‥。」
ゲンジ「だが、一人の勇者がその魔王を倒したのだ。」
ゲンジ「その勇者は、魔王を倒した後姿を消したらしいが‥‥。」
ゲンジ「その勇者の子孫が、君なのだよ。 ‥‥クラッシュ。」
クラッシュ「な、なんですって!!」
クラッシュ(だから、オイラは子供のころから大事に育てられたのか‥‥!!)
ゲンジ「勇者の子孫である君に、お願いがある!!」
ゲンジ「魔王を討伐してきてくれ!! 頼む!!」
クラッシュ「え、ええええええッッ!! そ、そんないきなり言われましても‥‥。」
ゲンジ「大丈夫だ。 召使いのディズも連れて行かせる。」
クラッシュ「そ、そういう問題では‥‥。」
ディズ「さあ、行きましょう。 おぼっちゃま。」
クラッシュ「で、でも! オイラは‥‥!!」
ゲンジ「行ってこい。 ‥‥キミなら、できる。 クラッシュバンディクーよ。」
ゲンジ「いや、君にしかできないことなのだ。」
ゲンジ「世界中の命が、君一人にかかっているのだよ。 ‥‥よろしく頼むぞ。」
クラッシュ「‥‥‥‥!!!! ‥‥わかりました、わかりましたよッ!」
クラッシュ「ディズ、行こう! とっととその魔王とやらを倒して、城へ帰ってこよう!」
ディズ「は、はッ! おぼっちゃま!」
クラッシュ「では、行ってきます。 王様ッ!」
ゲンジ「ああ。 必ずや、魔王を倒して帰ってこいよ!」
クラッシュ「はいッ!」
クラッシュは城の扉を開け、ローザレス城から魔王討伐への旅に旅たった。
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