10話 「もぐれ！ ココ」

2017/09/07（木）23：27：21（7年前） 更新

だい2しょう

ワープルーム4のパワーストーン集めをするクラッシュたち。順調に集めていっているようだ。何個か集めると、再びこの時代のココから通信が来た。

ココ「（どこに隠れよう〜・・・ここにもクリスタルが！）」

かなり無理はあったが、クリスタルの後ろにいき、ギリギリ隠れることはできそうだ。

ホログラムのココ「お兄ちゃん！聞いて、時間がないの！」
クラ「またなんか言ってるのだ・・・。」
ホログラムのココ「コルテックスの宇宙ステーションが、もうすぐ完成しちゃうの！アイツが言ってること、ウソばっかりよ！ダマされないように気をつけて！」

通信が切れ、クラッシュはまた話しかけてきた。

クラ「なぁココ。・・・今のはどこが大事だったの？」
ココ「今の、わからなかったの？」
クラ「あんなにベラベラ話されても、何をどう聞けばよかったのかなって。」
ココ「（物分かりがイマイチだなぁ。え〜っと・・・あのとき特に私が言いたかったのは・・・。）コルテックスはウソつき！・・・ってとこかな。」
クラ「フ〜ン。・・・って前から聞いてる気がするけど。」
ココ「とにかく、コルテックスには注意してってこと。わかった？」
クラ「は〜い。」

まるで親子の会話のようだ・・・。


気を取り直して、ココは、『もぐれ！クラッシュ』のステージに入っていった。
・・・こんなステージ名ではあるが、ココも入れるようだ。

ココ「さてと、どんなとこかな・・・。」

早速ドアを開いて外を見ると、いきなりハンマーを持った赤い服の男、ドカドカ作業員が現れた！青いオーバーオールにヒゲまで生やしている。

ココ「いやっ！あっちいって！」

殴りかかろうとしてきた作業員に反撃しスピン！作業員は吹っ飛んでいった。

ココ「なんか見覚えある格好だったけど、気にしすぎかな・・・。」

すると、穴を超えたところに、タネを吐き出す植物プックンがいる（ゴックンとは異なる）。その吐き出されたタネは爆発するようだ。

ココ「爆粉（ばくふん）ってとこかしら・・・。」

タネをかわし、近づくと怯えているのか、丸まって動かなくなっていた。倒そうとしたが、踏んだ拍子にトゲに当たると困るので、通過していくことにした。

ココ「アクアク箱発見！えいっ。」

バコッ！

アク「やぁココ。この山岳ステージは、ココは初めてかの？」
ココ「ええ。ちょっと、教えてくれないかしら？」
アク「任せるが良い！まず、この黒い土があるじゃろ？」
ココ「うん。」
アク「土に潜るのじゃ！」
ココ「・・・え、えぇ？」
アク「潜り方か。地面の上でスピンアタックをすると」
ココ「待って、アクアクさん。・・・潜るの？」
アク「攻略がぐっと楽になるのじゃ！さっきおったプックンの攻撃を無効化できるし、土の中からスピンもできるのじゃ！」
ココ「そ、そんな、汚れの激しいことをしなくても・・・。」
アク「なんじゃ。そっちが聞いてきたんじゃろ？とにかく、そこに潜って見るのじゃ。」

スピンをすると、地面に向かってドリルのように動き、地面の中に潜った！

ココ「（うっ・・・息がつまりそう・・・。）」

なぜだか、土の中から、地表の様子がわかる。またドカドカ作業員がいそうなので、地面から両足をスピンアタック！

アク「そうじゃ！その調子じゃ！！」
ココ「プハッ！！・・・こんなところもあるの〜？」

と地面から出て、穴をジャンプで越えると、何やら嫌な予感が。

ココ「アクアクさん、これって・・・」
アク「まさしくハチの巣じゃ！チックンと刺されちゃうぞよ！」
ココ「うえぇ。」
アク「クラッシュのやつなんか、刺された時、両足、両手、それに顔までデッカくなっちゃったんじゃよ。お笑いじゃったな！」
ココ「頼むから守ってあげて・・・。」
アク「しかし妙じゃのぉ。クラッシュと見た時のハチの巣は、モチっと小さかった気がするんじゃが。」
ココ「・・・何か違うのかな。」

ハチの巣を通り抜けると、後ろから

ビーーーー

と音がしたと思うと、ハチが何匹も襲ってくるではないか！

ココ「ひゃぁ〜〜！！」
アク「逃げるのじゃ！」

急いで進むと、後ろのハチは引き返した。と、思うと、また別のハチの巣が・・・。

ココ「カンベンして〜！」
アク「ほれ、ココ！穴に潜るのじゃ！！」

刺されるよりは汚れたほうがマシ、と思い、すぐさま地面に潜った。潜る際のスピンでハチは何匹か吹っ飛び、残ったものは引き返した。
さすがに地面の中にいれば、襲われる心配はない。

ココ「（汚れるのもイヤだケドね・・・。髪も傷みそうだし・・・。）」

地上のニトロ箱に気をつけつつ進むココ。C箱を壊した後、ゆきだまに追いかけられた時にあった電気の柵も越え、ニトロに当たらないよう地中と地上を行き来していった。

しばらく進むと、右側にニトロ箱の階段があるのがわかった。

ココ「またなんか変なのあるみたい・・・。」
アク「なんじゃあれは。」

そのニトロ箱は一応発光しているのだが、なんだか違和感がある。・・・跳ねないのだ。

ココ「これ、まさか・・・。」
アク「そのまさかじゃろうな。」
ココ「またニセモノなのっ！？」

地下道のニトロ箱地帯にもニセモノの壁があったのだが、どうやら今度はこのニトロ箱自体がニセモノのように思えた。

ココ「アクアクさん、もし本物で爆発しちゃったら、守ってね？」
アク「もちろんじゃ！」

ニセモノと思ってはいても、万が一本物だと思うと恐ろしい・・・。アクアクもいるし、勇気を振り絞って乗ると・・・。

ココ「・・・。やっぱり！」

ニトロは壊れなかった。そのまま階段を上ると、青い光が現れ、ワープしていった。

どこかの洞窟に来たのだろうか。アナチュールも倒し、その先に、パワーストーンとはまたちがう光が見えた。。

ココ「むらさきダイヤ！！」
アク「こんなところにあったのか！」


再びカラーダイヤをゲット！なかなか気づかない場所であろうダイヤも取れ、ココもご満悦。
このルートは細い一本道だ。空中のニトロ箱やハンティング作業員の撃つ弾をよ〜く見極め、進んでいく。下側の作業員の後ろにあったアクアクの仮面を取ると、無敵状態に！ノコギリのカメや別の作業員も吹き飛ばし、足場に乗った。


どうやら、元のステージに合流したようだ。見覚えのある場所なので、後ろまで箱を壊しに・・・という事はしなくてすみそうだ。あいにく無敵はすぐに切れてしまった。


ココ「ダッシュ床に乗って・・・って電気にぶつかりそう〜！」
アク「スライディングじゃ！」

ココ「このボーナス、ボーナスとかいっときながら、ニトロ箱だらけなんだけど・・・。」
アク「箱の下にはニトロ箱があるようじゃな。踏んだらすぐに前に進むぞよ。」

こうして、ボーナスも一応クリアし進むと。

アク「パワーストーンじゃ！！」
ココ「さすがに地面の中になくてよかった・・・。」

地面にもぐればハチも追ってこないので、なるべく潜って最後までいき、！ブロック（緑）も作動させ、しろダイヤを回収してワープルームまで戻って来た。

ココ「やった〜！パワーストーンもダイヤも一気に入手！」

もはやノリノリでダンスを踊っていた。すると、びしょ濡れでクラッシュが帰って来た。

クラ「た、ただいまなのだ〜・・・。」
ココ「ずいぶんと濡れてるみたいだけど、なんかあったの？」
クラ「このはいきょステージ、ずっと雨が降ってて辛かったのだ・・・。なんで冷えるステージはこんなにもあるの〜？」

クラッシュのこの体毛では、たっぷりと水を含んでしまうだろう。しかも上半分は服を着ていないときた。

クラ「あ、みどりダイヤの足場のコースで、しろいダイヤも手に入れたのだ！ココがとってくれたおかげなのだ〜。ありがとなのだー。」
ココ「ま、まぁね！（・・・あれはいじわるっぷりがヒドかったわね）」

これで、パワーストーンも20個になった。すると、辺りが暗くなり、コルテックスの顔が現れた。

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