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ココのブッとび!時間旅行記
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終章 「アラウンド・ザ・ワールド」
2017/09/08(金)23:30:57(8年前) 更新
おわり
時空の狭間に再び戻って来たココ。あれからどれぐらいの時間、さまよっていただろうか・・・。
ココ「うん・・・少し眠たい・・・。」
多少眠気はあったが、なんとか意識が戻って来た。
すると、どこからか声が聞こえて来た。
??「う〜ぬ・・・いつまで封印されればいいのだ!」
ココ「・・・まさか、この声・・・!」
なんと、封印されていたウカウカの魂がいたのだ!
ココ「(なん、で・・・!)」
ウカウカ(以下ウカ)「ん?こんなところに、小娘がいるではないか!」
ココ「やばっ・・・!」
ウカ「なぜこんなところにいるかは知らんが、退屈しのぎにはなるな・・・。貴様を封印してやろう!!」
ココ「いやっ!た、助けて〜〜〜!!!!」
ここでは、思うように体を動かすことができない。すぐに捕まってしまうと思ったその時!
ドガ〜〜〜〜〜〜〜ン!!!
激しい音がしたと思うと、ウカウカの魂が光っているのがわかった。
ココ「(・・・!?)」
ウカ「・・・なんと!ここに閉じ込められて何千年も経ったが、蘇ることができるのか・・・!これで・・・・・・。」
ウカウカの魂が目の前から消え、声だけが轟いていた。
ウカ「ウア〜ッハッハッハ!!自由だ〜〜!!」
ココ「ウカウカが、目覚めちゃった・・・!どうにかしなきゃ・・・!」
しん・・・・・・
ココだけ、未だにこの空間の中でさまよっていた。どこが上かも下かも右かも左かもわからない、ただ青いだけの空間で・・・。
ココ「(そんな・・・なんで私はここから動けないの?)」
ひょっとしたら、今度は自分が、ここに閉じ込められてしまうのではないのか・・・?それも、何年も、何十年、まさか何百年も・・・?
ココ「(いやよ、そんなの!いや・・・!)」
一生こんなところにいるのは嫌だ。ウカウカを止めなくてはならないのに!
ココ「(誰か!アクアクさん!!・・・お兄ちゃーん!!!)」
ココは念じた。今度こそ戻れるように、大事な仲間・・・いや、家族とまた会えるように、と・・・。
時空の狭間にいるからなのか、思い出が次々と浮かんでくる・・・。
〜〜〜〜〜〜
クラ「ん?あれ、君・・・。」
ココ「お兄ちゃんよねっ!?」
クラ「いくぞっ!!スピンアタックの特訓をするのだっ!」
ココ「う〜ん、目が回る〜・・・。」
ココ「クラッシュお兄ちゃんがいつも、お世話になってます!」
アク「何?・・・おヌシ、あやつの妹なのか。こんな妹がおったとは。」
ココ「ふふっ・・・ぷはははは!!お兄ちゃんもリンゴまみれ〜、あははっ!」
クラ「んなははははっ!」
ココ、クラ「ベロベロベロベロッ!」 カシャッ!
クラ「すぐ会えるって、オイラ、信じてるから!・・・また会おうなのだ!」
アク「このアクアク、嘘はつかんわい!」
クラ「レッツダンシング!・・・お!やっぱりココはそうでなくっちゃ〜。」
ココ「衝動的に踊っちゃった・・・。」
ココ「困ってそうなら、これでサポートするから!」
クラ「今のココはオイラを大事にしてくれるんだなぁ・・・ガミガミココと違うのだ!」
ココ「あのねぇ・・・。」
アク「そっちの世界に帰っても、この経験が活きてくると思うぞ。わしが保証するぞよ!
ココ「アクアクさん・・・。」
クラ「そんな!せっかくまた会えたのに!もういなくなっちゃうの!?」
ココ「・・・お願い・・・。ホントの私とも、仲良くしてね・・・?」
クラ「・・・任せろなのだっ!・・・?ココ〜〜!!」
〜〜〜〜〜〜
ココ「(また、会いたい・・・お兄ちゃん・・・。)」
そう思いながら、また気を失ってしまった。
ココ「(・・・・・・・・・・・・)」
タイム・ネジネジマシーンにて・・・
クラ「今回の冒険もすごいのだっ!」
ワープルーム1に戻って来たクラッシュとアクアク。とても楽しんでいそうだ。
アク「中世の世界に、アトランティスの海中か・・・。時空を超えるとやはり、全然違う世界じゃな!」
クラ「今まで見たのと違う風景が広がってて、楽しいのだ。」
アク「というかおヌシ、泳げたんじゃな。今まで川ですぐ溺れてたから、ダメかと。」
クラ「息継ぎがチョ〜苦手なだけで、色々つけてたら問題ないのだ!」
アク「意外じゃったな〜。」
というわけで、早速2つのパワーストーンとしろダイヤをゲットしたクラッシュたち。一度、中心のスクリーンの前まで戻ることにした。
クラ「ココ〜!パワーストーンとって来た・・・ん?」
するとそこに、気絶していたココの姿があり、クラッシュとアクアクは大慌て。
アク「ココ!?」
クラ「な、なにがあったのだ!?」
アク「ココ、しっかりせい!」
クラ「お〜い、ココ〜。目を覚ましてよ〜・・・。」
・・・誰かが、名前を呼んでいる。この優しい声・・・。
ココ「う・・・・・・ん。」
これ・・・夢なんかじゃ、ないよね・・・?
ココは、目を覚ました。目の前には、ずっと、もしくは最近見てきた、あの2人の姿が。
色々と助けてくれる精霊のアクアクに、・・・かなりドジでおっちょこちょいでモテないんだけど、とっても前向きで勇敢な、頼れる時は本当に頼れる・・・自慢の兄だ。
アク「オォ!気がついたわい!」
クラ「よかった〜。心配したのだっ!」
ココ「・・・あれ、お兄ちゃんに、アクアクさん・・・?ここは・・・。」
アク「ココはおヌシじゃろう!!」
ココ「・・・あの、そういう意味で聞いたんじゃないけど。」
アク「ありゃ?そうだったかの?」
クラ「全く、驚いたのだ!このタイムマシンで留守を頼んでたのに、オイラたちが帰ってきたら寝てるんだもん。いい気なもんだ〜。」
ココ「タイムマシン・・・留守・・・?」
どうやら
ようやっと、元の時代に戻ってこれたようだ。
ココ「ん〜やった〜〜!!やっっと戻ってこれた〜!」
クラ「うわおっ!急に大声出すなよ〜。」
ココ「ごめんごめん、テヘッ。」
アク「ほっ。これで一安心じゃい。」
クラ「よ〜し!・・・あ!さっきのダイヤでダンスするの忘れてた!踊っちゃうのだ〜〜!」
ココ「(あ、私も!)」
やはり体が勝手に動いていた。
なんだか久々なような、兄妹揃って息のあったダンス!
アク「(おりょ!?)」
ココ、クラ「マ!」
クラ「えっ?」
ココ「ん?どしたの。」
クラ「ココ・・・ココが、踊ってるのだ〜〜!!アクアク爺さん、見たかなのだ〜!?」
アク「見たわい。まるで、昔来てくれた別世界のココみたいじゃったの〜。」
クラ「ってことは、また手伝いに別世界から来てくれたのだ!?」
ココ「・・・別世界もなにも、私は・・・。」
ついにココは、全てを打ち明けた。今まで起こったことをゼンブ。
終始、アクアクは驚き、クラッシュはよくわかっていない様子だった。
ココ「・・・・・・こんな感じ。」
アク「なんと。あの2回の冒険では、このタイム・ネジネジマシーンで、未来から来てくれてたのか!」
ココ「まあ、ハッキングに失敗したみたいで、アクシデントなんだけど・・・。」
ほら!と、兄に教わった数々のアクションを、全て披露した。
スピンアタック、ハイハイ、ハイジャンプ、スライディング、ダブルレッグドロップ・・・どれも、過去の冒険で得た技だ。
アク「オォ!あの時のままじゃわい!」
クラ「さっすがオイラなのだ〜!・・・あ、じゃなくって、ココなのだ!」
ココ「えへへ、ありがと。」
クラ「なんか難しいこと言ってたけど、ココが2人いるとか、そういうことはないのだ?」
ココ「そうね。」
クラ「じゃ、じゃあ、もうつまらないココは居なくって、楽しいココがずーっと居てくれてるってことで、いいのだ!?」
ココ「つまらないココって・・・言い方は気になるけど、その解釈でいいのかな。」
クラ「・・・で最後!また勝手にいなくなったりしないよね・・・?」
ココ「もっちろん!お兄ちゃんの前から消えることなんて、もうごめんよ!」
クラ「や、やった〜〜〜〜い!!」
もう、楽しい(らしい)自分との別れをせずに済むので、大喜びの兄。なぜだか、こっちも嬉しくなる。
そういえば、と思い出す。コルテックスの宇宙ステーションを破壊した時に、不自然だった兄のことを。
ココ「お兄ちゃん、ひょっとして・・・ブリオのレーザー砲を作動した時、会いたいって思ってたの・・・『私』だったの?」
クラ「・・・そうだったのだ!!やっとホントのココに会えたって感じなのだ!もうあんなココに会わなくって済むのだ〜!やっほう〜。」
ココ「あ、あのねぇ・・・。でも、やっとわかった。そうだったんだ・・・!」
さすがにこればかりは呆れてしまった。とはいえ、自分のことでここまで喜ぶ姿はあまり見たことがなかったので、なんとなく微笑ましくもあり、喜ばしくもあった。
クラ「オイラの妹で、とっても頭が良くて機械につよくて大人なのに、ちょ〜っぴりどこか抜けてて面白くて、オイラと息のあったダンスもしてくれる!オイラたち、ホントの兄妹になれたのだ〜〜!!!」
ココ「・・・そうね!私、お兄ちゃんの妹で、よかった!!」
アク「ほっほっほ。やっぱり仲が良くて、よかったわい。」
さっきまで静かだったこのワープルームが、一気に賑やかになった。
ココ「そうだ、また写真撮りましょ!」
クラ「おっ!そうこなくっちゃ!」
スマホを取り出して、2人で写真を撮ることにした。
ココ、クラ「ベロベロベロ〜〜!」 パシャッ!
アク「(そういうことじゃったのか・・・このココが、あの2度来てくれたココじゃったのじゃな・・・。やっと疑問がスッキリしたわい。)」
撮れたかな、と確認しようとし、操作するココだったが、
ビリビリビリ・・・
ココ「えっ!?」
いきなりスマホが発熱しだし、手に持っていられなくなった!
ココ「あちち、アチ!」
思わず上に放り投げると、スマホはココの真上で爆発してしまった・・・。
ココ「(そんな〜・・・他のデータは一応パソコンにバックアップとってるけど、さっきの写真が・・・。スマホもまた買わなきゃ〜。)」
クラ「・・・アッハハハハハ!!ココもマヌケなのだ〜!」
アク「か〜っかっかっか!」
ココ「ハハ・・・ハハハハハ!!」
あんまりにもおかしいので、3人とも笑い出した。思えば自分もリンゴでビチョビチョになった兄を見て笑ったのだった。
・・・やっと、あの冒険の数々が、3人で共通の思い出になった。
しかし、そればかりではいられない。先ほど復活した悪の仮面、ウカウカを止めに行かなくてはならない。
さて、今度は。
ココ「ねぇ、お兄ちゃん!」
クラ「なんなのだ?」
ココ「改めて聞くまでもないかもしれないケド・・・。」
タイム・ネジネジマシーンで。
アク「お!」
クラ「なんでも聞くのだっ!」
世界一周だ!
ココ「いっしょに ぼうけん する?」
〜おしまい〜
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