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ココのブッとび!時間旅行記
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1話 「めざめのビーチ」
2017/08/01(火)23:40:21(8年前) 更新
だい1しょう
タイム・ネジネジマシーンでタイムホールに吸い込まれたココは、とある場所にワープして来た。
ココ「う、う〜ん・・・。ここはどこ〜?」
どうやら、どこかのビーチにたどり着いたようだ。
ココ「目の前は海、か。あとは・・・。」
周りを見渡すと・・・意外と見覚えのあるかもしれない場所にきた。
ココ「ん?なんかわかる気がするような・・・。あの石像とか、妙なオブジェクト、とか。」
少しでも手がかりを見つけるため、あたりを歩き回ることにした。
ココ「ん〜。たぶん、タスマニア島、だよね。時代がわかんないケド。」
少し不安になっていた。今のままでは、元いたところに帰る手段が分からない。同じ時間でワープして来ただけなら、まだなんとかなりそうなので、そう期待する他なかった。
ココ「困ったな〜・・・あ、リンゴ!集めよっと〜」
こんな時でも、リンゴ好きなのは変わらなかった。
??「た〜ららったった〜。」
聞き覚えのある、能天気な鼻歌が聞こえて来た。
ココ「あ、この声・・・。」
と思ったのもつかの間。茂みの中から、いきなりオレンジ色のバディが飛び出して来た!
??「グエッ!」
ココ「キャっ・・・って、やっぱり・・・。」
??「ん?あれ、君・・・。」
ココ「お兄ちゃん!!お兄ちゃんね!」
不安が一気に吹き飛んだ瞬間だった。腹の底から、思わず呼んでいた。「お兄ちゃん」と。
クラ「おに・・・?オイラにこんな弟いたっけ?」
ココ「ガクーッ!私のどこが弟なのよ!分かるでしょ!」
クラ「え〜〜っと・・・」
またしてもココは不安になっていた。まさか自分が存在しない世界に来てしまったのではないか、と。
クラ「ん〜・・・あ、ココなのだ!オイラの妹の!」
ココ「ホッ。もー、驚かさないでよ!」
クラ「ごめんなのだ。それにしても、随分と久しぶりなのだ。」
ココ「久し、ぶり?」
兄に会えて喜びもありつつ、この「久しぶり」のワードに引っかかった。
クラ「久々なのだ!だいぶ前に、『都会に行く』って言って、このタスマニア島から離れていって何年も経ったと思うけど。」
ココ「え・・・それって・・・。」
クラ「昔はもっと小さかった気がするけど、もうオイラと身長があまり変わらないのだ。大きくなったのだ〜。」
ココ「・・・。」
ココは今分かった。自分がいるのはおそらく、元いた時から何年か前の頃だ。
あまり時代を飛び越えておらず、味方である兄に会えたのは幸運だったものの、少々面倒なことになってしまった。
ココ「(参ったな〜。ちょっとだけ年ズレちゃった。どう説明しよ〜。)」
クラ「あれ、ココ?どうしたのだ?」
ココ「あ!うぅん、なんでもないの。」
兄に変な心配でもかけるのは申し訳ないので、もっともらしい理由でなんとか誤魔化そうとした。兄のことなら簡単に切り抜けられそうだし。
ココ「そ、そう!ちょっとバカンスも兼ねて、故郷に来ようかな〜と思って。」
クラ「そうなんだ。でも、今はバカンスどころじゃないのだ!コルテックスとかいう悪いニンゲンがやって来て、島のあちこちをめちゃくちゃにしているらしいのだ!オイラも何日か前に逃げ出して来たばっかりなのだ!」
そう。ちょうど、悪の科学者「ネオ・コルテックス」と「ニトラス・ブリオ」がこの平和な島にやって来て、世界征服を進めようとしている最中だった。
ココ「(あ〜、そっか・・・。)」
クラ「オイラは今、コルテックスのやつをギャフンと言わせるために、あの高い塔のある島を目指しているのだ!」
ココ「そ、そうなの。」
クラ「・・・そうだ!ココも一緒に来て欲しいのだ!共にあの悪い奴らを懲らしめてやろうなのだ!!」
ココ「え・・・え〜〜!?(元の時代に帰らなきゃいけないのに〜)」
こうして、過去の兄とともに、ココはコルテックス城に向かって行くのだった。
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