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ココのブッとび!時間旅行記
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2話 「スピンアタック!」
2017/07/23(日)12:13:06(7年前) 更新
だい1しょう
クラ「さっきはパプパプとかいうふとっちょが襲ってきて、大変だったのだ〜。オイラをコルテックスの仲間とでも思ったのかな?ま、背中を踏めばどうとでもなかったけどねっ。」
ココ「へ〜。お兄ちゃんやるじゃない!」
クラ「にひひ〜。褒められるなんて、ちょっと嬉しいのだ。」
クラッシュは始めたばかりの冒険をココに説明していた。もちろん自慢の意味で。やや大げさに表現している時もあり、この頃からお調子者だったみたい。
ココ「へ〜・・・うわっと!」
クラ「前に、スカンクが何匹かいるみたいなのだ。ココ、下がっているのだ。」
ココ「う、うん。」
クラ「どりゃ〜スピンアタック〜!!」
何度も見たことのある得意技!
ピュ〜〜ン!!
スカンクは吹き飛んでいった。
クラ「さっすがオイラなのだ!」
ココ「あ、ありがとう、お兄ちゃん。」
ココは少し思い出していた。兄についての一番昔の記憶は、なんだか暴れん坊で、とかく周りに何かトラブルを起こしていたことだ。それが、コルテックスの用いた機械の誤作動なのか、逆にクラッシュを正義感に目覚めさせたようで、(根本の『おバカっぽさ』は変わっていないものの)周りを思いやる心、なんかが芽生えたらしい。あんまりそうは見えないが。
すると、突然こんなことを聞いて来た。
クラ「そうだ!ココはスピンアタックって、できるの?」
ココ「え?いや、特にしないけど」
兄はえ〜っと言いつつ、さらに続けた。
クラ「それだとこれから色んな敵が出て来て危ないのだ!今からオイラと特訓するのだ!」
ココ「と、特訓〜!?」
クラ「いくぞっ!」
ココは以前・・・というか少しあとで、クラッシュにトレーニングを課すことになるのだが、まさか自分が指導を受けることになろうとは。
クラ「それっ!」
ココ「え、えいっ!」
片足を上げて、抱えていたノートパソコンを持ったまま腕を上げ、思いっきりもう片足でぐるっと回転!
ココは黄色いスピンアタックをした。
これには兄も喜び。
クラ「ん!上出来なのだ!さすがはオイラの妹なのだ!」
ココ「う〜ん。目が回る〜・・・。」
しかし、慣れていないせいか、フラフラしてしまった。
クラ「そんなこと言ってたら、この先心配なのだ。さ、これから急ぐのだ!」
ココ「お、お兄ちゃん、ちょっと休まない?」
ココは休憩を提案したが、クラッシュはNOを突きつけた。
クラ「オイラに休んでる時間はあまりないのだ!愛しのタウナがまだ、コルテックスに捕らえられているのだ!タウナとの幸せな時間を取り戻すのだ!!」
ココ「タウナさん、か・・・。(言えない、よね。あんなこと。)」
運命は非情なものだ。今のクラッシュは、タウナを助けることを第一に、この長くなる冒険をしている。すでに大岩に追いかけられたり、水を泳げないのに川をなんとか渡ったりしており、以降も苦しい目に合うだろう。それもタウナのためである。しかし、ココはもう2人の運命を知ってしまっている。確かに目的どおり、コルテックスをやっつけて、彼女を助けることはできる。が、その後・・・。
クラ「ん?どうしたのだ?さっきから様子が変なのだ。」
ココ「えっ!な、なんでもないの。気にしないで。」
急に考え事をして、顔が暗くなっていたせいか、気にされてしまった。
クラ「ひょっとして・・・分かったのだ!ココ、タウナにヤキモチ焼いてるのだ!」
ココ「えっ?えっ?」
クラ「同じメスのバンディクーなのに。同じ黄色の髪なのに。どうしてあんなにも違うのかしら、って思っているのだ!!」
唐突にそんなことを言われてしまった。しかも、急に恋人と比べられてしまう。
ココ「・・・そ、そんなこと思ってないもん!!」
クラ「いーやっ!あのタウナのセクシーさ、大人の色気・・・。子どものココが『うらやましいわっ!キーっ』って言うのも無理ないのだ!!ウヒョヒョヒョヒョ〜〜」
なかなかに図星だった。身長は明らかに向こうの方が高いし、スタイルも良い。自分も多少口紅とかはつけているが、それでも自分がお子様に見えるほどなのだ。
少し悔しく思ってしまい、唐突に使ってしまった。
ココ「な・・・何よ!お兄ちゃんのばか〜〜!!」
渾身のスピンアタック!
クラ「いでっ!!」
ココ「はぁ、はぁ・・・。」
ついカッとなって、スピン攻撃を仕掛けてしまう。
幸い吹っ飛ばずには済んだが。
クラ「何するのだ・・・。あれ、目が回ってなさそうなのだ。」
ココ「・・・あらま。ほんとね。」
怒り(?)のパワーで、ココはスピンアタックを覚えた!
クラ「よかったじゃじゃ〜ん!」
ココ「はぁ・・・(全く。ほんと調子いいんだから)。」
こうしてココは、兄譲りのスピンアタックを習得し、進んでいくのであった。
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