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ココのブッとび!時間旅行記
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5話 「ちょっと一息」
2017/07/28(金)22:33:53(7年前) 更新
だい1しょう
待機モーションネタを色々と入れてみました。リマスターで追加されたものが多いです。
イノシシにまたがり、トゲ、穴に気をつけつつ全速力で村を突っ走ったクラッシュ。疲れたのだ〜と言って休憩することに。
クラ「休むのだ〜!!」
ココ「(休んでる時間はないって言ったのは誰よ・・・。)」
アク「クラッシュ、ココ。あのとりでのてっぺんに行けば、ステージクリアじゃ。そして、次の島に移ることができるぞよ。頑張って、くりあ!!」
クラ「・・・なんだこの精霊、寒いのだ。」
ココ「うん、私も寒い・・・(ほんとに変わらないのね)。」
アク「かっかっか。悪い悪い。まさに、悪悪(アクアク)!!」
クラ「・・・仮面焼いていいかな。寒いし。」
ココ「いいんじゃないかな(すぐ復活するでしょ)。」
完全に漫才になっている。
アク「これこれ!魔術師をそんなに扱うと、祟ってしまうぞよ。」
クラ「なぁ、“マジュツシ”ってなんなのだ?最初会った時から言ってるけど。」
アク「おヌシたちを守っておるじゃろ!ああいう神秘のパワーを使えるということなのじゃ。すごいじゃろ〜。」
ココ「(まぁ、すごいといえば、すごいのよね。)」
元いた時代でも、アクアクの話は常々聞いていた。
誤って敵に触れてしまった時、炎に当たってしまった時、ぺしゃんこになった時。アクアクの不思議な力のおかげで、体の弱い兄はいつも復活できるのだ。・・・兄の体が弱いと言ったものの、自分もおそらくそうだろう。今後も兄妹でお世話になることになりそうだ。
あと、元の時代で最後に聞いた話は、悪の仮面「ウカウカ」を地下の牢獄に封印したということだ。あいにく復活することになるのだが。
そんなアクアクがクラッシュと初めて会った頃を知らなかったので、立ち会えたことは少し嬉しくも会った。
クラ「ん〜〜暇なのだ。そうだ!」
と言って、兄はさっき集めたリンゴをポケットから取り出して、ポーンと上に放り投げた。なんか遊ぶつもりだったのだろう。しかし、戻ってこない。
クラ「ん〜?こないぞ?」
ココ「力入れすぎちゃったんじゃない?」
すると、ピュ〜んと落ちて来た。
ベチョっ!!
アク「あ・・・・・・。」
リンゴが頭の上から降って来て、潰れて顔が汁まみれになってしまった・・・。ココの。
クラ「あ〜・・・ありゃ、どうしたのだ?」
ココ「・・・・・・どうしたじゃないでしょ・・・!お兄ちゃん、なんてことしてくれんのよ!顔がビジョビジョじゃない!!」
クラ「あ〜すまんのだ。どっかの川に飛び込めば洗えるのだ。」
ココ「風邪ひいちゃうわよ!」
兄と違って自分は息継ぎできるが、なぜか泳げそうにない。しかも服を着てないクラッシュとは違う。川に飛び込むのはごめんだった。
クラ「そのうち乾くのだ。気を取り直して・・・。」
ココ「(乾かないでしょ!もうっ!)」
クラ「アクアク爺さ〜ん、遊ぼうなのだ。」
アク「良いぞよ。」
ココ「(・・・ひょっとして、無視されてる???)」
なぜこうもほったらかしにされてしまうのか。
兄はまたリンゴを取り出し、バレーのトスをし始めた。
クラ「じゃ、行くぞっ!ほいっ!」
アク「ほっ」
クラ「あそれ」
アク「はっ」
クラ「行くぞ〜やっ!」
アク「そりゃ〜〜!!」
ベチョ〜っ!!
今度はクラッシュの上半身がリンゴ汁まみれになってしまった。まばたきを少々して、呆然とするクラッシュ。
クラ「・・・。」
アク「おりょ、ちとやりすぎたかの?」
クラ「あのさぁ・・・。」
ココ「ふふっ・・・。ぷははははは!!お兄ちゃんもリンゴまみれ〜、あははっ!バチが当たったのよ〜、あははっ!」
自分たちの様子に、突然何かおかしくなって笑い始めた。
クラ「はは・・・んなははははっ!」
アク「はっはっはっはっは!愉快じゃの〜。」
すると、クラッシュとアクアクも笑い出した。どうやら退屈はせずにすみそうだ。
クラ「に〜〜っ、うりゃ!」
クラッシュはいきなりスピンを繰り出した。すると、遠心力か、汁を全て外に撒き散らすことができ、汚れた跡は完全になくなった。
クラ「あ〜戻ったのだ。」
ココ「う〜ん、さすがにこれはな〜・・・。私も!それっ!」
ココもスピンアタックをすると、なんということでしょう。顔が元どおりになって、綺麗になった。
アク「スピンアタックは万能じゃの〜。」
クラ「よしっ!スッキリしたし、ダンスもするのだ!」
いつものクラッシュダンスをし始めた。
ココ「あ、お兄ちゃん、私も〜」
と、一緒にダンスをしだした。やっぱりココの中で何かが変わっているようだが、特に考えないまま動き出した。よく見ると、舌までは出してない、足や腕の振り方などに多少違いはあるが、大まかな振り付けは一緒だ。妙に息があっている。
クラ「ありャッ!?ココ、いつの間にオイラのダンスを覚えたのだ?」
ココ「そりゃ、あれだけ見れば・・・じゃなくって。昔見たの思い出してネ。」
間違って未来のことを言ってしまいそうになったので、慌ててなんとか取り繕った。すると、クラッシュは呟き出した。
クラ「ココ、なんだか・・・。」
ココ「何?お兄ちゃん。」
クラ「前より、なんかホントの兄妹になれてる気がするのだ〜。」
ココ「・・・?」
アク「どういうことじゃ?おヌシらはれっきとした兄妹じゃろう。」
クラッシュは嬉しそうに語るが、アクアクにはその意味がよくわからなかった。クラッシュはそのまま続けた。
クラ「オイラとココは、全然違うって思ってたのだ。まぁリンゴ好きなのは似てるかもしれないけど・・・。」
ココ「(そういえばさっき、無意識のうちにリンゴ集めに行ったような・・・。)」
クラ「ココって賢いし、すっごく物知りだし、だけど、なんかマジメでいっつも難しいこと考えてるか、『こんぴゅーた』ってやらを使ってて、大人しくてさ。オイラの妹なんだけど、なんかちょっと近寄りにくかったのだ。」
ココ「(・・・確かに私は、お兄ちゃんのこと、ずっと反面教師にして、あんまり接してなかったかもしれないけど、そんな風に思われちゃってたのね・・・。)」
ココは、少々バツが悪かった。能天気なだけな兄と思っていたが、意外にもそう捉えられていたとは。
クラ「だけど、さっき一緒に笑いあったり、一緒にダンスしたりでさ。前よりも別人っぽくてちょっと驚いたけど、とっても嬉しいのだ!」
アク「う〜む。妹に親近感が湧いて来たってやつかの?」
ココ「・・・私も以前に比べると、なんかお兄ちゃんに接しがちになってるきがする・・・。」
元の時代で、兄のことを心配して一緒に暮らすようになったからかもしれない。
しかし、もっと前から、兄は兄で心配だったのかもしれない。妹なのに、似てるところがない、まるで他人のようだ、と。
クラ「今のココの方が、オイラはとっても楽しいのだ!」
ココ「楽しい、ねえ・・・。(う〜〜ん。これは、どう受け取ればいいのかな・・・?)」
喜ぶべきなのか、呆れることなのか、反応に困ってしまった。正直この変化に、自分でも多少戸惑っている。アクアクの疑念を晴らすためにとったとっさの行動としておバカっぽいところを演じたものの、意外にも楽しく感じてしまったのだ。この兄にしてこの妹。やはり血は争えないのだろうか。
アク「・・・。ココ、おヌシが賢くて冷静なのは確かじゃが、ひょっとすると、ただマヌケな感じを演じているだけなのかの?聞いてる限り、昔とは違う人みたいになっとるそうじゃが・・・。」
ココ「(・・・そのつもりだったけど、なんかそうでもなくなったのよね・・・。)多分、お兄ちゃんのいうとおり、以前はつまらない妹だったかもしれません。でもなんか今は、そうでもないみたいで・・・。」
クラ「なんでかはよくわからないけど、ま、レッツダンシングなのだ!」
こうして、クラッシュとココは、もう少し一緒に踊ることにした。
この光景を見て、アクアクは小さな声で独り言を言っていた。
アク「仲睦まじきは良きこと、かのう・・・。わしらもそうであればよかったのかもしれん。仮に再び会うことがあっても、この先分かり合うことが一度でも来るのじゃろうか・・・。ウカウカよ。」
クラ「ん?アクアク爺さん、なんか言ったのだ?」
アク「な、なんでもないわい。さ、そろそろ出発するぞよ!ほれ、いつまでも二人で踊ってないで、タウナを助けにいくのじゃ!!」
クラ「そうだ、タウナ!よ〜し、今から助けに行くのだ〜〜!!」
ココ「あ、ちょっと!お兄ちゃん!置いてかないでよ〜〜・・・。」
こうして一行は、再び冒険に出ることにした。
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