!CRASH BANDICOOT SHOW!


エフチュウさん作

第4章 で、結局

クラッシュ「ねーねー、結局どう行くの?主催地って」
コル「フッフッフ。そういうと思ってだな」
といった後、コルテックスはポケットをガサゴソといじり始めた。
そもそもポケット自体あるのかは知らないが。
コル「・・・じゃじゃーん、ネオナビゲーターだ!!」
クラッシュ「おおー!」
ココ「おおー!じゃ無いでしょお兄ちゃん!ナビゲーター自体知らないでしょう」
クラッシュ「うん知らない」
コル「フフン、バカの事だからそう言うと思ったわ。
ならばわしがしっかり説明してやる」
クラッシュ「えっいまバカって言ったよね?ね?」
・・・こうしてコルちゃんとクラッシュの見苦しい喧嘩が何十分も続き、みんなはあきれたり寝たりしていました。
クラッシュ「はーはー」
コルテックス「ぜーぜー」
アクアク「まったく・・・この調子でこの先大丈夫かのう」
そんな事があったが、一同は主催地に向かって歩き始めた。
ココ「えーと・・・ここは東京で、主催地も東京ね」
クラッシュ「え?じゃあ近いの?」
コル「まぁ、近いな」
クランチ「後一週間もあるんだろ?いいのかよ」
コル「うーむ、やはり早すぎたか」
ディンゴ「もう夜遅いな、とりあえずここらへんで野宿したらどうだ?」
タイニー「タイニー、さんせい!」
ジン「賛成するが、もしもまた何かに襲われた時はどうする?」
確かにそうだ。もし寝ている無防備な時に襲われては、かなり危険だろう。
クロック「それじゃあ、見張り番で誰か起きてたら?」
アクアク「そうじゃな。じゃあ、誰が起きているか決め・・・」
クロック「ん、ボクがやるよ。今日は寝たくないんだ」
アクアク「よし、分かった」
コル「・・・?」
コルテックスは少しクロックの言葉に引っかかったが、とりあえず寝る準備をした。
クラッシュ「じゃあ兄ちゃん、よろしくねー」
クロック「うん」
そして、みんなが寝た後クロックは外へ出た。

「はぁー・・・」
クロックは深いため息をついた。
「やはり・・・あの人の仕業かもなぁ」
そうしてつぶやいた後、クロックはそこら辺に落ちていた木の枝や木の葉を集め、口から炎を吐いて火をつけた。
で、例の手紙を火の上で見始める。
すると、先程は見えなかった文字が見えてきた。
「・・・ったく、コンナ雑用におれサマの力を使うナっての」
「雑用なんかじゃないよ、結構重要なんだよ」
今特徴的な喋り方で会話していたのは、インサニティというドラゴン。
クロックの中に住み着いているドラゴンだ。
「どれどれ・・・」
クロックは、新しく出てきた文を読み上げた。
「今この文を見ているということは、
どうやら君は気づいたみたいだね。
そうだ。私は君の思っていたとおり、私だ。
この手紙、実はウソが書いてある。
本当は、主催は一週間後ではない・・・。明日の午後6時。
もし気づかなければ、今頃、
君を連れて行こうとする私の可愛い作品が来るだろう。」
それが、真の手紙の内容だった。
「・・・やはり、あの人だねぇ」
「ちぇッ、コリャ面倒・・・クロック、オマエ、上に!」
「!」
ズドォンッ!!グオオォォォォ!!!
ものすごい音と声が響いた。
「なっ、なんだぁっ?今のは?!」
「グオォォー・・・・ズビュウィィィィ・・・」
驚くコルテックス達と、すごいいびきをかいて寝ているクラッシュやタイニー。
「あぁ、いびきか・・・って違うな、もっと恐ろしい声だった」
「まさか、兄さんに何かあったんじゃ・・・」
心配するココは、クラッシュを叩き起こした。
「ちょっとお兄ちゃん!起きて!大変よ!!」
「んあぅ・・・リンゴォ・・・」
「寝ぼけないでよ!んもー、お兄ちゃんったら・・・」
「むぅ・・・先に行くぞよ」
アクアクは、一足先に外へ出た。
ココも後からクラッシュを引きずりながら出てくる。
その後、3人(2人?)は驚きの光景を見た。

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