クラッシュ・バトルストーリー


ヴァイオレットさん作

第1話 招かれざる脅威

「フハハハハハハ!我々は世界に挑戦する!世界は今や我々の
ものになるのだ!君達は世界を征服する所を見ているがいい!」
テレビの中継を通じてそう言い放つ破壊者達。
ク「許せない!オイラアイツらを倒しにいく!」
コ「待ってお兄ちゃん!奴らはかなり強いわよ!あのコルテックス以上に!」
クラ「何!?ココどうやってその情報を!?」
ク「まさか…」
ココのパソコンを覗き込むクラッシュとクランチ。
コ「…ハッキングしたんだもん♪」
ク「ええええええええええ!!」
クラ「マズいんじゃないか?」
コ「大丈夫よ。ちゃんとバレないようにしてるもん♪」

〜〜〜デストラクトルのアジト〜〜〜
「大変です!コンピューターがハッキングされました!ボス!どうしましょう!」
?「何ごとだ!?」
「発信源は辛うじてわかるんですが…」
?「何!?タスマニア島からだと!」
「はい…」
?「…そういえばタスマニア島はあのクラッシュ・バンディクー達が暮らしている所…」
「と言うと…」
?「奴らを襲撃しろ!」
「イ、イエッサー!」
?「その前にコルテックスの宇宙ステーションを襲撃した際に使途した奴も連れて行け。」
「はいっ!」

?「ポーキュクラブ!出て来い!」
ポ「ギシャァァァ!」

〜〜〜タスマニア島〜〜〜
ク「奴らはいつ攻めてきてもおかしくないよなぁ…」
コ「いつでもすぐ戦える準備をしなきゃね。」
クラ「オレはいつでも戦えるぞ!」

「いたぞ!」
「あれがクラッシュの家だな!」
ク「え!?早すぎ!」
外に出るクラッシュ達、案の定破壊者の戦闘兵が待ち構えていた。
ポ「ギャシューッ!」
コ「こうなったら行くわ!空手キック!」
ク「ボディプレス!」
クラ「ハンマー投げ!」
「ぐあああ!」
「つ、強いぞコイツら!」
「いやあああああああ!!」

?「ええい!やれ!ポーキュクラブ!」
ポ「ギシャアアアアア!」
ク「うわ!コルテックスが作りそうなのが出てきた!」
ポ「ギシャアア!」
口から溶解泡を吹き出すポーキュクラブ。
ク「そうだ!遠くからリンゴバズーカで撃てば倒せるかも!」
?「それはどうかな?」
ク「食らえ!」
リンゴバズーカをポーキュクラブに撃つクラッシュ。が!?
ポ「ギャシュゥゥゥゥ!」
ク「効いてない!!」
?「ポーキュクラブの殻はお前達の攻撃では傷一つ付けられん!背中には鋭い針もあるからな!」
ク「スピンアタック!」
ポ「ギャシュ?」
スピンアタックをするも大して効いてはいない…
ク「ギャシャアアアア!」
ク「うわっ!!」
ハサミで掴まれ、締められるクラッシュ。
ポ「ギシャアアアア!」
コ「お兄ちゃんを離しなさい!」
ポ「ガギャッ!?」
ココが空手キックをポーキュクラブの頭部にお見舞いする。
ポ「ギシュゥ…」
?「馬鹿な!?あらゆる攻撃を受け付けないポーキュクラブの外殻にヒビが!?」
コ「私は格闘術を習ってるのよ!馬鹿にしないで貰いたいわ!」
ク「…もしかして…!」
弱点が判ったのか、リンゴバズーカを出すクラッシュ。
ポ「ギシャァァァァ…」
口を開けるポーキュクラブ。
ク「今だ!」
リンゴバズーカを撃つクラッシュ。運良く口に直撃する。
ポ「ギシゥゥゥゥゥゥ〜…」
その場に倒れこむポーキュクラブ。
?「なんて事だ!ポーキュクラブが!」
コ「覚悟しなさい!」
?「ええい!退却だ!」
黒い煙幕を出して逃走する謎の男。よく見るとコウモリっぽいが…

〜〜〜その頃…タスマニアの町では…〜〜〜
「手を上げろ!お前達は我々に楯突くほどの実力を
誇る武闘派不良集団だ!大人しく捕まってもらうぞ!」
?「おい!なんだろコイツら!」
?「アタイらにかかろうなんていい度胸じゃないか!」
?「気をつけろ…奴らもお前と同じぐらい強い…」
?「そうですね…姐さん…」
「かかれ!」
?「あいやぁッ!」
華麗な蹴りで薙ぎ倒す。イタチの様だ。
?「はぁっ!たぁーっ!」
手に持った杖で戦うのもイタチの様だ。だが蹴りで破壊者の
戦闘員を薙ぎ倒す者に比べて色黒である。
?「僕の強さを思い知るといいよッ!」
「コ、コイツ!強い!」
?「おらおらおらぁ!」

〜〜〜クラッシュの家〜〜〜
ク「なんかヤバそうだね…」
コ「その内援軍が来るかもしれないわ…」
クラ「どんな強い奴が現れるんだ?楽しみでもあるな…」

第1話 完

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