クラッシュ・バトルストーリー


ヴァイオレットさん作

第2話 喧嘩上等!キックの鬼アイラ!

〜〜〜マーケット〜〜〜

コ「リンゴが安いわね。買っていこ♪」
「あいよ!ありがとうね!」
金を払ってリンゴを買うココ。

?「なんでバナナが高いんだよぉっ!」
「お嬢ちゃん落ち着いて!」
?「もう少し安く出来ねえのかぁ!」
なにやらもめている様だ…
「10ドルでどうだい?」
?「…それでいいさ…」
ドルを出してバナナを買う少女。顔から判断する限り、
種族はイタチのようだ。

?「アイラ…約束のものは買ってきたのか?」
?「買ってきましたよ…姐さん…」
?「ふむ…これだ…」
店員ともめていた少女はアイラという名らしい…

ク「外が暗くなってきた…早く帰ろう…」
コ「そうね。」

〜〜〜そして夜になり…〜〜〜
ク「すっかり暗くなったね…」
「おうおう!そこの兄ちゃん姉ちゃんよぉ!金よこせやぁ!」
コ「アンタに誰がよこしますか!」
「よこせやこのや・・・ぎゃあ!」
ココが空手キックで不良を蹴り飛ばす。
「この野郎!よくも俺の仲間を!」
?「待ちな!」
コ「貴方誰?」
?「アタイの名はアイラ・フィッシャー。」
クラ「お前…どうもイタチの様だな。」
ア「…アンタがクラッシュかい…」
ク「そうだけどなんだい?」
ア「…アタイと勝負しな!アンタが本当に世界を
救った奴なのか知りたいからねぇ!」
ク「ええ!そんなぁ!うわっ!」
焦るクラッシュに容赦なく蹴りをお見舞いするアイラ。
ク「わわっ!なんで攻撃するんだよ!」
ア「どうした?攻撃しないのか?だったらさっさと
ぶっ殺してやるよ!」
ク「待って!僕は…僕は…!」
ア「るせぇ!」
ク「ぎゃっ!」
コ「お兄ちゃん!」
ア「おっと…手は出させないよ!」
足でココを止めるアイラ。
ク「僕は…僕は…」
ア「黙っ…」
ク「僕は何があっても女の子には手を出さない!そう決めてるんだ!」
ア「…言いたいのはそれだけかぁぁ!?」
ク「ぐぅっ!」
飛び蹴りを顔面に喰らい、倒れるクラッシュ。
コ「もう我慢できない!」
ア「アタイとやる気かい?まあいいさ…」
コ「私だって格闘技習ってるんだからね!」
ア「アタイだって習ってるよ…武術をねぇ!」
コ「くっ!」
いきなり薙ぎ払うかのような蹴りをお見舞いするアイラ。
コ「私からも行くよ!」
ア「そんなもんかい?ほらほらほらほらッ!」
ココのパンチをあっさりと回避し、嘲笑うかの様に連続でキックを
お見舞いするアイラ。
コ「…駄目だわ…あのキックが防御できない…!」
ア「もう終わりかい?じゃあ止め刺そうかねぇ!おーらよっ!」
左足を振り上げ、そのまま振り下ろそうとした時だった。
コ「…フフッ…危ない危ない…」
ア「…な…何ッ!?」
驚くアイラ。いきなり表情が一変したココに攻撃を
受け止められたからだ。
コ「…私を舐めてもらっちゃ…」
ア「…」
コ「困るのよっ!」
ア「うぁぁぁぁぁ!!」
左足を掴み、そのまま投げ飛ばして壁に叩きつけるココ。
ア「なんだアイツ…いきなり…強くなりやがった…」
コ「…かかって来なさい…」
ア「…生意気なんだよテメエはぁぁぁぁぁぁ!!」
コ「…!!」
ア「ぐぁぁぁぁッ!」
怒りに任せ、突進、飛び蹴りをするアイラ。だが瞬間移動を
したかのように回避、そのまま背中にキックを噛ますココ。
ア「チッ畜生…なんでアタシが…お前に…負けるん…だよ…」
悔しそうに憎悪の表情でココ達を睨みつけるアイラ。
クラ「俺達にケンカを売ったのが間違いだったようだな…」
?「待ってくれ!」
クラ「誰だ?…」
ア「…なんで来たんだよ…」
?「すまん…俺のアイラがあんた達に迷惑かけたようで…」
クラ「あの娘はお前の彼女か?」
?「そんなんじゃなくてさ…ダチだよダチ!」
クラ「そうか…今度からお嬢ちゃんには俺達を襲わない様に言っておいてくれよ!」
?「わかった。」

クラッシュの家
ク「痛っ!…もっと優しく…」
コ「仕方ないでしょ!お兄ちゃんが抵抗もせずにやられたんだから…」
ク「オイラは女の子やお姉さんには手は出さないと決めたんだよ…」
コ「そんなんだからタウナに逃げられたんじゃないの?」
クラ「有り得るな。」
コ「あーっ!クランチまでぇっ!」

その頃、デストラクトルの本部では…
「またしてもクラッシュ達だけでなく不良集団、
そして謎の者によって我々の部隊が!」
?「謎の者とは誰だ!」
「コイツです!」
画面に映る映像。そこには謎の者が映っていた…

第2話完

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