クラッシュ・バトルストーリー


ヴァイオレットさん作

第6話 闇のルプス

フ「…それがどうした?」
エ「これ以上あたしの縄張りでドンパチやらかすとタダじゃおかないよ!」
ジ「うるさいねえ!大体アンタみたいなカラスが
しゃしゃり出てくるんじゃないよ!…ってうわあああ!?」
エ「なんだって?」
ジャンゴに刃物のような羽を飛ばすエミリー。
フ「…やべえな…俺逃げよう…」
飛んでちゃっかり逃げるフレイ。
エ「あっ…逃げられた…っていない!?」

ジ「ふぅ…危ない危ない…さて…ホテルに戻るか…」

その頃…謎の女性とグレンの死闘が繰り広げられている森では…
グ「ほう…お前が俺達の基地を襲撃した際に雰囲気から感付いてはいたが…キツネか…」
謎の女性のバイザーを外して言うグレン。
?「……(貴方はやってはいけない事をしてしまった様ね…)」
グ「何!?」
?「(これはリミッターよ…つまり貴方は…)」
グ「まさか…」
?「…(喰らいなさい…!!)」
グ「うわああああああああああ!!熱い!熱いィィィィ!」
手から火炎を放射する謎の女性。相当な威力だったらしく、
さすがのグレンもその場に倒れこむ。

タスマニアン・アップル
「え〜危うくやられそうになったキツネの女性ですが手からの
火炎放射で破壊者の幹部を見事にノックアウトさせました!
恐らくこれも超能力による発火能力だと思われます!」

ク「凄い!これ生放送でしょ!?」
クロ「その様だな…にしてもここであの女性が逆転するとは…」
ア「凄いです!」
ブ「さっき此処を出て行った女性はあんな所で戦っていたんだね…」
クロ「あの娘はさっき瞬間移動して此処を去ったよ。」

破壊者の本部
グ「あぁ…あぁ…何故だ…何故だぁ…」
「バイザーを撃って倒した時に勝ち誇って油断していたのが
原因だと思いますよ…グレン様…」
グ「畜生!なんで勝てなかったんだよぉ!体だって改造してきたのに!」
「それだけ強いという事でしょう…」
?「グルルル…よぉグレン…また部下も名誉も失っちまったようだなぁ…」
グ「うるさい!ってお前は…」
闇のルプス、本名ルプス・ウルフ。闇の七傑集の一人。
ル「タスマニアの支部を襲った奴は『テンカ』というキツネだと思うぜ。日本という国じゃかなり有名だな…エスパーフォックスとしてな…
あいつはいつかおいらの女にしてやろうとも思ってるんだがなぁ…」

タスマニアの森
テ「…それにしても…ちょっとやりすぎちゃったわね…」
戦いの影響で少し荒れてしまったようだ…
ム「(あのキツネのお姉さん…僕のお嫁さんになるかも…)」
クロ「何ボーっとしてるんだい?」
ム「あっ!?なんでもないよ!」
クロ「さては…好きな女の子の事を考えてたんだね〜?」
ム「な、なんでもないって!」
ペ「へえ…好きな女の子いるんだ…私に教えて!」
ム「い、いないって!」
ペ「隠し事はいけないよ〜?」
ム「だから…」

?1「ほう…あそこにいるのはクラッシュとその兄と妹ですか…」
?2「そうみたいよ…噂じゃクラッシュはカワイコちゃんに
弱いみたいだからアタシのダイナマイトボディには
弱そうね…そんでアタシに見惚れてる所をボコボコに…」
?1「わたくしは暴力は好まないのでこの作戦には参加しませんよ…」
?2「アンタ変わってるよねぇ…」
?1「わたくしは頭脳によるバトルの方が好きなのです。
力で勝負なんぞくだらないですわ。」
?2「つまんない…」

その頃…シドニーでは…
?3「ここがシドニーか…久しぶりだな!」
?4「…ボクも久しぶりだね…5ヶ月ぶりかな…」
?5「オレは一度ここに戻ったけどな…お前達が
修行している中オレだけな…」

クラッシュ(以下ク)「じゃそろそろ帰ろうか!」
クロ「だな!」

第7話へ続く

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